編集後記
2020.05.10
▽コロナ禍で何かものものしい空気になっていませんか。特に買い物のレジ。「透明のカーテン」はもう慣れましたが、 (さらに…)
編集後記
編集後記
2020.05.10
▽コロナ禍で何かものものしい空気になっていませんか。特に買い物のレジ。「透明のカーテン」はもう慣れましたが、 (さらに…)
新型コロナ 緊急事態宣言の休業要請 あはき・柔整「医療施設」で対象外
新型コロナ 緊急事態宣言の休業要請 あはき・柔整「医療施設」で対象外
2020.04.24
「社会生活維持に必要な施設」に該当
開院か、休院か、判断割れる
新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けた全国で、4月11日より順次休業の要請が出される中、「あはき・柔整の施術所」は休業施設の対象外となった。
東京都や大阪府など各地で、休業を要請する、もしくはしない施設に関する詳細が別途公表され、あはき・柔整の施術所は、病院、診療所、歯科、薬局とともに「医療施設」に含まれ、「社会生活を維持するうえで必要な施設」に位置付けられた。また、
(さらに…)
あはき再同意の臨時措置、延長
あはき再同意の臨時措置、延長
2020.04.24
厚労省 コロナ影響で5月末まで
厚労省が3月に出した、新型コロナウイルスの感染に伴う「あはき療養費の再同意期間の猶予等の臨時措置」が1カ月延長された。 (さらに…)
『医療は国民のために』293 新型コロナウイルスへの対応で思うこと
『医療は国民のために』293 新型コロナウイルスへの対応で思うこと
2020.04.24
新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。各施術者団体には、所属している会員の施術者から「院を開けるか、休業すべきか」との問い合わせが殺到していることだろう。仮に「院を開けるべきだ」と言えば、ウイルス罹患による損害補填の問題が持ち上がり、また「休業すべき」と言えば、その間の休業補償の問題が生じるなど、いずれも「金銭的補填」が浮上し、よって各団体とも明言が難しい。つまるところ、開設している施術者自身の判断ということになる。
そもそも今回の緊急事態宣言において、「医療」はその対象となっていない。 (さらに…)
介護予防研究会、窮状訴え要望「フレイル予防で施術者活用」 新型コロナ
介護予防研究会、窮状訴え要望「フレイル予防で施術者活用」 新型コロナ
2020.04.24
厚労省と4月下旬に協議を
NPO法人介護予防研究会(佐藤司理事長)が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、自宅に閉じこもっている高齢者・障害者のフレイル予防などの対策として、施術者の活用を行政側に要望していることが分かった。4月下旬にも厚労省の副大臣室で老健局ら関係部局担当者も交えた協議の場が設けられるという。
機能訓練指導員を養成するほか、治療院に通所型サービスを併設するといった介護予防事業開業の運営支援などを行う同研究会では、今回の新型コロナの感染による外出自粛で、介護事業所等の通所を控える高齢者・障害者のフレイル(生活機能の低下)を問題視。また、それら利用者の大幅な通所減による事業所運営の危機と同時に、 (さらに…)
接骨院チェーンMJG、破産手続き開始
接骨院チェーンMJG、破産手続き開始
2020.04.24
破綻理由は新型コロナ?
以前より、労使トラブルや景表法違反も
首都圏を中心に約180の接骨院などを展開している株式会社MJG(木﨑優太代表取締役社長)が4月10日に東京地裁へ自己破産を申請、16日から破産手続きを開始した。負債総額約44億円。新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛で来客数が大幅に減り、売上高の減少に伴い給与の支払いの遅配が発生し今後の運転資金の確保のめども立たないため破産の申し立てに至ったという。
ただ、同社では (さらに…)
国、コロナ対策で資金支援策
国、コロナ対策で資金支援策
2020.04.24
セーフティネット保証5号で
あはき・柔整も対象業種に
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が中小企業・小規模事業者の資金繰りを保証する制度や雇用対策を拡充している。
4月8日には、経産省が「セーフティネット保証5号」の対象業種を追加し、「あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師の施術所」も指定された。セーフティネット保証5号は、 (さらに…)
令和元年度柔整師・あはき師国家試験の合格者数等
令和元年度柔整師・あはき師国家試験の合格者数等
2020.04.24
合格者・合格率とも微減
柔整の問題数増など変更も影響か
厚労省が3月26日、第28回柔整師・あん摩マッサージ指圧師・はり師及びきゅう師国家試験の結果を発表した。昨年度は全ての試験で合格率が上昇し、はり師では20㌽近い増となるなど、近年の低調傾向に歯止めがかかったかに見えたが、今年度はいずれも微減となった。柔整師国家試験では今年度より試験の出題範囲・問題数が変更されており、その影響とも考えられる。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』137 「備え」つつ、「感染・発症防止」を
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』137 「備え」つつ、「感染・発症防止」を
2020.04.24
こんなにも大変な世の中になってくるとは、誰も想像していなかったのではないでしょうか。ただ、日本は幸運なことに、欧米ほどの感染拡大や医療崩壊には至っていません。世の中は自粛ムード一色ですが、これがこのまま景気低迷のムードにのしかかり、非常事態宣言解除後の経済回復の足を引っ張るのではないかと心配しています。日本人らしいとは思いますが、このままではまずい。
治療院経営者は自粛閉院し、資金繰りに奔走されているケースもあるかと思いますが、比較的、今は時間があります。私のクリニックでも、患者さんが通院を不安がって電話再診になったり、予約変更が増えたりしています。発熱者の対応もしていますので最前線には違いありませんが、普段と比べると少し時間的余裕ができました。そのような「空いた時間」を、家で子供と過ごしたり、新しい趣味を始めたりして費やしていませんか。家族と過ごすことも大切ですが、外出自粛で命を守りつつ、これからの経済的混乱を生き残らなければなりません。この時間の使い方で、後々の差が出てくると私は思います。自粛解除になった時に何をすれば生き残れるのか、どのような世の中になるのか先を読んで、今から準備を進めなければなりません。明けてから準備するのでは遅いです。未確定要素が多すぎる未来を、あらゆる想定でシミュレーションしまくって、何が必要かを考えて考えまくる必要があります。そして、シミュレーションするには情報を収集してそれを吟味することが必要です。一辺倒な情報収集では不十分で、他人とは違う視点や視野が求められます。前提をも疑うような大局的な思考回路が生き抜く力につながると思います。
一方で、自分が感染しているようでは元も子もありません。誰もが高い確率で誰もがウイルスに「汚染」される前提で動くべきです。汚染されたからといって、必ず「感染」するわけではありません。体外への「汚染」→体内へ入ることによる 「感染」→ウイルスが増幅して「発症」という流れがあります。「感染」→「発症」しないためには、ウイルスを体内に入れないこと、増殖させないこと。そのためには手指消毒とうがいが重要です。ウイルスが付着して感染の原因となる上気道粘膜は、天然のマスクでもあります。頻回にうがいをしてマスクを洗浄しましょう。また、感染成立には「宿主(健康状態)」「感染経路(接触感染・飛沫感染)」「感染源(感染者の咳痰等の飛沫、便等の排泄物)」の3要素があります。感染経路や感染源ばかりが注目されがちですが、宿主が強ければ発症しないし、発症したとしても重症化しません。暴飲暴食や湯冷め、夜ふかしなど、風邪のきっかけになるような行動を控えることが何より大事です。
【連載執筆者】
織田 聡(おだ・さとし)
日本統合医療支援センター代表理事、一般社団法人健康情報連携機構代表理事
医師・薬剤師・医学博士
富山医科薬科大学医学部・薬学部を卒業後、富山県立中央病院などで研修。アメリカ・アリゾナ大学統合医療フェローシッププログラムの修了者であり、中和鍼灸専門学校にも在籍(中退)していた。「日本型統合医療」を提唱し、西洋医学と種々の補完医療との連携構築を目指して活動中。
長野と兵庫の柔整師が業務停止 柔整師等に対する行政処分一覧から
長野と兵庫の柔整師が業務停止 柔整師等に対する行政処分一覧から
2020.04.24
厚労省は3月18日付で、交通事故に絡む刑事事件で有罪となった柔整師2人を業務停止とする行政処分を発表した。処分の効力発生は3月31日から。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』181 第5中足骨基底部骨折(下駄骨折)①
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』181 第5中足骨基底部骨折(下駄骨折)①
2020.04.24
竹本 晋史(筋・骨格画像研究会)
第5中足骨基底部骨折、いわゆる「下駄骨折」について、超音波画像観察装置(以下、US)を用いて患部を観察し、整復、固定後に経過観察を行った症例を2回に分けて報告する。 (さらに…)
柔整の保険者調査で政府答弁 N党・丸山氏の質問主意書
柔整の保険者調査で政府答弁 N党・丸山氏の質問主意書
2020.04.24
受領委任の資料「提示」=「見せること」≠ 「提出」
NHKから国民を守る党(N党)の丸山穂高衆院議員が3月13日付で提出した、柔整療養費の保険者調査に関する質問主意書に対し、政府が3月27日に答弁書による回答を行った。
質問内容は、平成29年10月から設けられた「保険者らが施術所に対し、通院履歴が分かる資料の提示・閲覧を求めることができる仕組み」に関連した7項目。そのうち、「提示」という文言の明確な解釈を求めた質問に対し、政府は (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 ウェブサイト上の表現の野放し状態について
Q&A『上田がお答えいたします』 ウェブサイト上の表現の野放し状態について
2020.04.24
Q.
広告において「治す」「治療」「診断」などの表記(表現)は医科以外に認められていませんが、現在、ウェブサイト上では放置されています。これらの表現は柔整師法・医師法・景品表示法の観点から見てどうなのでしょうか。また、MJGの「やせプログラム」やウェブサイト上の「全国1位」という表記について消費者庁の行政指導がありましたが、接骨院がウェブサイトで同様の表記を行った場合、指導が入るのでしょうか? (さらに…)
連載『食養生の物語』83 食術継承のチャンス
連載『食養生の物語』83 食術継承のチャンス
2020.04.24
新型コロナウイルスの感染拡大からの外出自粛要請、そして緊急事態宣言。不安で何もできなくなってしまう人と、できることを探してやろうとする人との差が出てきています。
当院の患者さんには、どうせ家に居てもすることがないならと、断食(ファスティング)を実践してみている方が複数名いらっしゃいます。断食の効果には、胃腸の負担をなくすことで自然治癒力を向上させる効果があるといわれるほか、心も体も澄んできて落ち着きを得られます。何より、数日間食べずにいても平気でいられるという実体験は大きいでしょう。
何をしたらいいか分からないという患者さんには、親子で料理をする時間を持つように伝えました。普段であれば学校に行き、部活動や塾、習い事などで忙しい子どもたちにとって、なかなか時間を割けないことです。とはいえ、地震や台風などの災害時とは違ってガス・水道・電気といったライフラインは保たれていて普段と変わらず、普段と違うのは家族が家にいることだけです。だからこそ、家事手伝いに参加させ、「おふくろの味」を伝えていく絶好の機会ではないでしょうか。20年前に著された『伝統食の復権』(島田彰夫著・東洋経済新報社)という書籍では、「葉の付いたダイコンが一本あったとします。そこから何種類の料理がつくれるでしょうか」と、生きていく知恵を『食術』として親から子に継承していく必要性が説かれていました。大根があれば、煮物はもちろん生で食べることもでき、漬けて漬物に、干して切干大根にすれば保存食にもなる。葉っぱも炒めたりして利用できますよね。バリエーション豊かに、飽きずに美味しく食べ続けることは生きる術なのです。食養生では「一物全体」といって、自然にあるがままの状態、丸ごと全体でバランスが取れていて、そのままいただくことが体内のバランスを取るのにも望ましいという考えがあります。穀物は精白せず、野菜は皮ごと・葉ごと、できるだけ丸ごと食べるのが健康に良いとされています。現代栄養学の観点からも、植物の皮や葉には栄養が豊富であることが分かっています。普段なら半分・部分にカットされたものを買うようなものでも、今だからこそ丸ごと一つで買ってきて、様々な調理法で使い切ってみることをすすめます。買い物に外出する機会を減らし、ゴミを減らすこともできます。「食術」を見直し、継承できるチャンスとして前向きに取り組んでみてはいかがでしょうか。
外出自粛要請の頃から、スーパーマーケットではインスタント麺やレトルト食品、缶詰などが売り切れていったところが多かったようです。繰り返しになりますが、ライフラインが保たれていて外出自粛が長期化している現状、備蓄は必ずしもこうした非常食である必要はなかったはずです。メディアの情報に振り回されて過度に不安にならず、「情報断食」も心掛けたいところですね。
【連載執筆者】
西下圭一(にしした・けいいち)
圭鍼灸院(兵庫県明石市)院長
鍼灸師
半世紀以上マクロビオティックの普及を続ける正食協会で自然医術講座の講師を務める。
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』18 「それでも春はやってきた」
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』18 「それでも春はやってきた」
2020.04.24
黄帝内経素問には、春には人の心にやりたいことが自然と湧くと書かれています。 (さらに…)
今日の一冊 感染症 増補版
今日の一冊 感染症 増補版
2020.04.24
感染症 増補版
井上 栄 著
中公新書 902円
平成15年、香港で起きたSARSの流行。日本人観光客は多く存在したにもかかわらず、日本人の患者が出なかったのはなぜか――そんな問いかけから始まる、感染症への探究。伝染病との闘いの歴史、病原体の種類や性質、伝播の基礎知識と遮断法、そしてこれから気を付けるべき感染症……コレラから新型インフルエンザまで、感染症研究の第一人者として知られる著者が、平易な文体で分かりやすく解説する。平成18年に発行されたロングセラーに、新型コロナウイルスの特徴や予防法に関する考察を加えた増補版。
編集後記
編集後記
2020.04.24
▽「コロナ自粛」で始まったことではないですが、この業界でもセミナーや会議をオンラインでやってますね。記者も先日、「オンライン飲み会」を初体験。 (さらに…)
新型コロナ 入学式中止・縮小 授業開始の延期
新型コロナ 入学式中止・縮小 授業開始の延期
2020.04.10
養成校、苦労と苦渋の春
休校措置や卒業式・入学式の中止・規模縮小、新学期の開始延期――新型コロナウイルスの影響はあはき・柔整の養成校にも大きな影響を及ぼしている。
「3密の回避」「状況は流動的」
4月1日に行われた平成医療学園専門学校(大阪市北区)の令和2年度の入学式では、椅子の間隔を広めに空け、受付では手指の消毒と非接触式の体温計による検温を実施。 (さらに…)
『医療は国民のために』292 療養費改定率で実施される「医科の半分」に思う
『医療は国民のために』292 療養費改定率で実施される「医科の半分」に思う
2020.04.10
あはき・柔整療養費の次期料金改定が迫っている。2年前の前回(平成30年度)改定では、プラス改定となった。療養費の改定率については、20年も前から続いている「医科の2分の1(半分)」というルールが存在していることは、周知の通りだろう。ちなみに、大昔にはなぜか「歯科の半分」ということもあったと記憶しているが、それはともかく、現在、この「2分の1ルール」(実際はルールというほどのものではなく、単なる申し送りに過ぎないが……)に対し、支払い側の保険者はもちろん、施術者側である業界も否定的な見解を示している。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』24 パンデミックとは
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』24 パンデミックとは
2020.04.10
新型コロナウイルスのパンデミック真最中です。当院の従業員達に「パンデミックはどうして起こるのか」と問うと、返答があいまい。流行の大きさは、ウイルスと免疫のどういった攻防で変わるのでしょう。感染防御については薄くしか勉強してこなかったので、復習も兼ねて振り返ります。例外的な場合もありますが、まずは三つの言葉を示します。「①抗原原罪による免疫の抑制」「②突然変異による抗原ドリフト」「③遺伝子組み換えによる抗原シフト」です。 (さらに…)