第37回日本東方医学会 『大腸が寿命を決める』テーマに
2020.03.25
便秘への鍼灸や近年の知見など
第37回日本東方医学会が2月9日、『万病撃退! 大腸が寿命を決める』をテーマに都内で開催された。
マリーゴールドクリニック院長の山口トキコ氏が『大腸肛門病専門医の視点で健康を再考する』をテーマに会頭講演を行った。 (さらに…)
第37回日本東方医学会 『大腸が寿命を決める』テーマに
第37回日本東方医学会 『大腸が寿命を決める』テーマに
2020.03.25
便秘への鍼灸や近年の知見など
第37回日本東方医学会が2月9日、『万病撃退! 大腸が寿命を決める』をテーマに都内で開催された。
マリーゴールドクリニック院長の山口トキコ氏が『大腸肛門病専門医の視点で健康を再考する』をテーマに会頭講演を行った。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』135 「医療機器」と「それ以外」を考える
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』135 「医療機器」と「それ以外」を考える
2020.03.25
コロナショックで大変なことになってきていますが、皆さん大丈夫でしょうか? 各地で色々なイベントが中止や延期となり、自粛モードはいつまで続くのか見通しも立ちません。この連載でも数回にわたり取り上げてきましたし、メディアは連日コロナ尽くしで、そろそろ飽きてきているかと思いますが、今まで通り、正確な情報を得るよう批判的吟味を続けながら「正しく恐れて」ください。
さて先日、某ラジオ番組の収録に行ってきました。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』180 前距腓靱帯の一考察
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』180 前距腓靱帯の一考察
2020.03.25
松本 尚純(筋・骨格画像研究会)
前距腓靱帯(以下、ATFL)は腓骨と距骨とを結ぶ靱帯で、その働きは距骨の前方移動を抑え、足関節を底屈する際は緊張して内がえしを抑制することである。ATFL損傷はスポーツや日常における内がえしや内反強制で起こる、非常に発生頻度の高い損傷だが、近年の超音波画像観察装置の進歩により、非常に描出しやすくなってきている。 (さらに…)
再同意期間を猶予、コロナ感染防止で あはき療養費で臨時措置、4月末まで
再同意期間を猶予、コロナ感染防止で あはき療養費で臨時措置、4月末まで
2020.03.25
あはき療養費の同意書の取り扱いに関して、新型コロナウイルス感染症の事態を踏まえた臨時措置が出された。厚労省が3月17日付の事務連絡で示した。 (さらに…)
柔整の施術管理者研修 コロナ影響の3月中止分、代替開催に
柔整の施術管理者研修 コロナ影響の3月中止分、代替開催に
2020.03.25
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止になった柔整療養費の施術管理者研修3月開催分(大阪、北海道、東京)について、代替開催される見通しだ。 (さらに…)
第1回健康施術産業展 施術所向け商品・サービス出展
第1回健康施術産業展 施術所向け商品・サービス出展
2020.03.25
70社がブース構え、15,818人来場
『第1回健康施術産業展』が2月12日~14日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。ブティックス株式会社(東京都港区)主催。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 次期料金改定のポイントは何?
Q&A『上田がお答えいたします』 次期料金改定のポイントは何?
2020.03.25
Q.
6月にはいよいよ療養費の料金改定が行われますが、今回の改定のポイントとなる内容をズバリ教えてください。
A.
柔整とあはき、それぞれ二つずつ着目すべき点が挙げられます。柔整はまず「1部位・2部位でも負傷原因を書かせること」。4部位目以降は3部位までに含まれるとして、料金算定に当たって定額化となっていますが、従来、2部位や1部位だけなら負傷原因を書かなくてもよかったところを、全て詳細な負傷原因を記入する「負傷原因記載の義務化」を課すというものです。そして、 (さらに…)
連載『食養生の物語』82 花粉症対策の奥義
連載『食養生の物語』82 花粉症対策の奥義
2020.03.25
新型コロナウイルスの影響によるマスク不足で花粉症対策に困るとの声を聞きますが、花粉症対策はマスクだけではありません。私の治療院では、2月初旬から花粉症患者さんの来院が続きます。春になる前に治療を受けておくことでシーズンになっても症状が軽く済むのです。症状が出てくれば、軽いうちだと足湯などでしっかりと下半身を温めて、それでも症状が強くなるようだと再来院という流れになっています。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』17 「あなたが寝てる間に」
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』17 「あなたが寝てる間に」
2020.03.25
新型コロナウイルス感染症が世界中で広がり、収束の見通しが立たない状態が続いています。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~トレーナー経験も強み~ 大阪府和泉市〈いと整骨院〉
『ちょっと、おじゃまします』 ~トレーナー経験も強み~ 大阪府和泉市〈いと整骨院〉
2020.03.25
オスグッドや踵骨骨端炎、腰痛や転倒によるケガなど、いと整骨院には子どもからお年寄りまで幅広い患者さんが訪れるといいます。ただ、院長の伊藤和也先生のもう一つの顔は「スポーツトレーナー」。院内にトレーニングスペースを設け、スポーツに打ち込む少年少女たちへ筋トレやストレッチなどの指導も行っています。 (さらに…)
今日の一冊 患者になった名医たちの選択
今日の一冊 患者になった名医たちの選択
2020.03.25
患者になった名医たちの選択
塚﨑朝子 著
朝日新書 660円
「走る整形外科医」が片麻痺に。癌と向き合う医師が自らの乳癌を発見。針刺しの医療事故によるB型肝炎への感染――医療者といえど、あるいは医療者だからこそ、自らの病の可能性を切り離すことはできない。だが、日本では生涯で2人に1人が癌に罹るにもかかわらず、「医者が癌になるなんて困ったものだという風潮」もあるという。そんな世界の第一線で活躍しながら、予期できぬ自身の難病と向き合うこととなった医師たちが、自らの闘病経験を赤裸々に語る。病が豊かにした18人の医師の人生物語。
編集後記
編集後記
2020.03.25
▽我が家で「無観客試合」が開かれています。小学校休校で退屈している長男と次男が子供部屋で相撲やサッカーなどを連日繰り広げていて、多少大目に見て「中止要請」は控えています。にしても、新型コロナの影響の陰りが全く見えません。一連の流れの中で、実は「整体師」だった感染者が「マッサージ師」として発表された事例があります。何人かの施術者が働きかけ、愛知県の発表と新聞記事を訂正させ、業界イメージ低下という思わぬ被害を救ってくれています。施術所では患者さんから「行っても大丈夫?」との連絡も入り始めているとか。「院内での対応」などの指針も業界内で発信されていますので、情報収集を欠かさずに。我が家ではまだ当分、息子らのスポーツ結果が速報で聞かれそうです。(和)
新型コロナ あはき・柔整業界も自粛ムード
新型コロナ あはき・柔整業界も自粛ムード
2020.03.10
催しやイベント中止・延期、相次ぐ
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、あはき・柔整業界に「自粛ムード」が広がっている。政府が「今後2週間の大規模イベントの中止や延期」を要請した先月26日頃を境に、業界内の学会やセミナー、講習会や研修などの中止・延期が相次いでいる。併せて、治療の現場でも影響が出ている。
あはき関連では (さらに…)
『医療は国民のために』290 広告規制の行方について、「皆さん、本当にこれでいいんですか?」
『医療は国民のために』290 広告規制の行方について、「皆さん、本当にこれでいいんですか?」
2020.03.10
平成30年春から始まった『あはき師及び柔整師等の広告に関する検討会』も既に8回もの会議を重ね、そろそろガイドライン(指針)が決定されようとしている。この機に再度、念押ししたい。業界関係者の皆さん、本当にこれでいいんですか? 中でも、あらゆる場面で「治療」という言葉が使用禁止にされ、施術所名に「整骨院」の名称が使用できなくなるといった理不尽な内容が最近示されたガイドライン案に盛り込まれているという点を、どのように受け止めているのだろうか。
柔整・あはき業界では、このように何かが「決まる、決まった」という際、自らの無能さをごまかすため、「悪いのは厚労省だ」と国のせいにすることがよくある。が、今回の医政局医事課の対応は、そうとばかりはいえない。できれば業界側からの要望を一つでも通そうとの配慮もうかがえる。例えば、あはきの施術所名に「業態名+治療院」を認めるとした原案を厚労省は提示した。ただ、医師会、保険者、自治体、そして患者団体からなる構成員の合意を得なければ、この配慮も意味をなさないのはいうまでもない。
厳しい現状において、残すところは「座長との高度な政治的判断」によるペンディングの箇所であり、この点をいかに業界寄りに仕切れるかどうかだ。「業態名+治療院」はここまでの議論で完全否定されているが、それでも「マッサージ治療院」、「はり治療院」といった名称は、政治的判断によるものであるから今後どうなるか分からない。国はあくまで公平・公正な見地から議論をテーブルに乗せており、敵ではないのは明らかで、決まるのは検討会の席上で顔を合わせている構成員の議論次第だ。
とはいえ、ガイドライン案では単に「治療院」とした施術所名などは認められないとし、「整骨院」もダメというのが基本路線となってしまっている。加えて「鍼灸整骨院」も広告不可。ガイドライン適用後の保健所による指導業務の煩雑さなどの実効性を鑑みて、「遡及適用しない」とは言うが、果たしてこの内容を本当に許していいのか? そもそも「治療」の文言を認めたくないとする理由も、医科・医師との混同により「医業」と紛らわしく、誤解を生じるからだという。残念ながら、本来あはき・柔整は医業の一部にもかかわらず、「医業類似行為」におとしめられているのが現状だ。また、「整骨」という表現も、これだけ認知されているのだから大臣告示に加えるだけで事足りるはずなのに……。不毛ともいえる議論を8回も続けてきた上で、なぜ結局認めないとの結論になるのか、疑問でならない。
それでも、今後ガイドラインは医政局長通知で示され、それ以降は広告に関する指導マニュアルとして浸透していくこととなろう。しつこいと嫌われるのを覚悟でもう一度言おう。「皆さん、治療院・整骨院・鍼灸整骨院が使えなくなっても、本当にいいんですか」。
【連載執筆者】
上田孝之(うえだ・たかゆき)
全国柔整鍼灸協同組合専務理事、日本保健鍼灸マッサージ柔整協同組合連合会理事長
柔整・あはき業界に転身する前は、厚生労働省で保険局医療課療養専門官や東海北陸厚生局上席社会保険監査指導官等を歴任。柔整師免許保有者であり、施術者団体幹部として行政や保険者と交渉に当たっている。
柔整療養費 第16回検討専門委員会 不正対策等で議論再開
柔整療養費 第16回検討専門委員会 不正対策等で議論再開
2020.03.10
明細書、電子請求化、負傷原因、復委任……
2月28日、都内で「柔整療養費検討専門委員会」が約半年ぶりに開かれ、不正対策等の議論が再開した。今回で16回目を数え、事務局である厚労省から、これまでの議論の進捗状況や今後の実施に向けて検討を要する不正対策等について提示された。
業界側「明細書への負傷部位記載には対価を」
前回までの話し合いの中で、「患者が請求内容を確認できる仕組み」の必要性が合意された点を受け、厚労省は今回、「領収書または明細書に負傷部位を記載する欄の追加」(下画像参照)を新たに提案。
日本柔道整復師会(日整)の三橋裕之氏は、「近年までに様々な不正対策が課され、柔整審査会の権限強化として、一昨年には面接確認の設置も始まり、ひとまずこちらの様子を見てほしい」と訴えたが、健康保険組合連合会(健保連)の幸野庄司氏が、「患者の請求内容確認と審査会強化は別問題だ」と指摘した上で、「領収書を過去に健保連で調査したが、事実と異なる内容で発行されたものも発覚している。ぜひ明細書を発行するように進めるべきだ」と要求した。これを受け、三橋氏は、療養費取扱高が落ち込んでいる上、治療院を一人で経営する柔整師も多い中で大きな負担だと強調し、日整の伊藤宣人氏も、「申請書を手書きしている柔整師もまだ存在する。例えば、500円とか、1,000円とかもらわないと厳しい」と、明細書に負傷部位欄を設けた場合の「対価」を求めた。対価の受け入れに保険者側は難色を示す中、座長の遠藤久夫氏(国立社会保障・人口問題研究所所長)が、「条件付きであれば、検討の余地がある」とまとめ、継続議案とした。
一部位目から負傷原因記載
保険者「必要」、業界側「不要」
そのほかの議題としては、「支給基準の明確化」「柔整療養費の電子請求化」等が挙げられ、厚労省による進捗の説明に加え、業界・保険者双方から意見・発言が出された。(下図参照)
中でも、保険者側が早期実施を強く主張したのが「支給申請書の負傷原因を1部位目から記載すること」だ。幸野氏は、「1部位請求」のうち、3割近くで不正が認められたとの健保連の調査を示し、実施の必要性と合わせて、「もしこれが実施できれば、患者照会の件数も減っていく」と強調した。これに対しては、日整の長尾淳彦氏が、「負傷原因は当然、施術録の中には書いている。それを月に100枚も、200枚もある申請書に書くことに労力がいる」と異議を唱え、三橋氏も、「本当に悪い柔整師は既に1部位目から負傷原因を書いている。この対策を講じるだけで全てが解消するわけではない」と反対した。また、全国柔道整復師連合会(全整連)の田畑興介氏は、負傷原因の記載に対して細かな点まで尋ねてくる保険者の対応が最近エスカレートしていると指摘。質問内容が医学用語にまで及ぶケースもあり、「1部位目から記載」の前に「負傷原因の書き方」を業界・保険者間で整理するのが先だと主張した。
昨年末に報じられた「ギオングループの不正疑惑」の話題を持ち出し、請求代行団体の「復委任」について問題視する発言も聞かれ、厚労省が「論点として初めて出てきたので、各立場の意見を聞きながら検討したい」と述べた。
医科併給を認める日整文書「怪文書」呼ばわり
今回の専門委員会では、健保連から別途資料の提出があった。内容は、日整と全整連の連名で、昨年12月に健保連の各都道府県宛てに送付された「療養の給付(医科等)と柔整療養費の併給不可は誤りで、本来は認められる」との旨を示した文書。幸野氏は、「業界を代表する団体が、健康保険法87条をゆがんで解釈し、しかも一方的に送り付けてきて、はっきり言って怪文書だ」と非難。このような事態となった説明を業界側と厚労省に迫った。三橋氏は、「個別事例の中であいまいな判断をされ、返戻・不支給になっており、その考えを提案として文書で送った。が、時期尚早であったかなと思う」と言葉を濁した。厚労省は、「こういう文書の出され方は遺憾と言わざるを得ない。今後、関係者間でよく話し合い、この件は共有して進めていきたい」と答えた。「審査現場は混乱しており、訂正文書を出してほしい」との幸野氏の問いに対し、「持ち帰って検討する」と三橋氏は返した。
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』23 新型コロナウイルス騒動
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』23 新型コロナウイルス騒動
2020.03.10
3月22日開催予定だった当会、JISRAM公開講座は5月31日に延期になりました。当初、会場のホテルに電話すると、キャンセル料は頂きませんが延期なら早く押さえて下さい、とのこと。確かに騒動が終わったら、それまで中止や延期していた行事が動き始め、早く押さえておかないと会場探しが大変なことになります。そこで5~6月でホテルに空きを聞いてみると5月31日しかないということで、この日程となりました。とりあえず押さえてみたものの、おっと大変、全日本鍼灸学会とかぶっています。でも仕方ないので、このまま実行予定。参加予定者のキャンセルは、今のところ2人だけ。皆さんのご協力に感謝です。
さて、公開講座のテーマは「着床」です。新型コロナウイルスは目に見えない敵として脅威な存在ですが、昔は無菌状態だと思われていた子宮の中も、今や様々な微生物が存在することが分かっています。よく考えたら、子宮の中には各種免疫細胞がいるのですから、感染に対する防御が前提とも言えます。火のないところに煙は立たぬ。同様に、真に無菌なら免疫細胞は不要、です。
ところで、ウイルスは生き物でしょうか。生き物の定義とは何でしょう。外界と隔てられる内部器官を持つこと、自身のコピーを作り出すこと、自活できることなどでしょう。しかしウイルスは自活できません。宿主に入って宿主のDNAに自分のRNAコピーを作らせるのですから、非常に狡猾な増え方です。このように自分だけでは生きていけないものを生き物と呼べるのか、常に議論の的となっています。
ウイルスにもおバカな者、賢い者がいて、おバカな奴は宿主を滅ぼしてしまい、その瞬間、ウイルス自身も全滅です。代表はエイズウイルスです。かたや頭のいい奴はずっと潜んで宿主の中で生き続けます。代表はヘルペスウイルスです。今回の新型コロナウイルスはどちらでしょう?
さて、精子はどうでしょう。精子も、外界と隔てられた器官を持ちますが、自分で増えることはできません。しかし自分で動くことができます。そして卵子に侵入して卵子のDNAと合体し、自分のDNAを後世に伝えようとします。これはウイルスに似ているような。でも自分で泳げる分、ウイルスより生き物らしくないですか?
顕微鏡で精子を観察するとうじゃうじゃと泳いでいて、愛着が湧くというより、ちょっと気持ち悪いです。自分が女性だったら、こんなものが数千万いや一億匹も入ってくることに、違和感すらあります。いずれにしても精子は、子宮から見たら異物です。精子を取り巻く精漿も同様です。精子に対して防御反応が働くと抗精子抗体というものが出来て、精子の動きをブロックしてしまいます。しかしマクロファージは精漿に反応して、妊娠を有利に導きます。この時、子宮のマクロファージは局在的に、または時機的に量的な変動をします。見えないところで色んな連鎖反応が起こっているのです。体外受精や非配偶者間人工授精のように、精漿に暴露されない状態、またはいつも暴露されている精漿と異なる男性からの精子での妊娠では、通常の自然妊娠より妊娠高血圧の発生率が高いことが知られています。
そうすると体外受精では胚移植の数日前に、人工授精はその前後に、避妊をしない性交渉が勧められます。が、医療現場ではなぜか昔からそれを推奨する医師はあまりいません。なぜでしょう。私が思うに、不用意に雑菌が侵入して子宮内に炎症が起こることを避けるためではないかと。炎症は免疫細胞を活性化させるので、体外受精のような一大イベントで、受精卵が攻撃されるリスクを避けるためではないかと思います。ある奥様にこの話をしたら「じゃあ主人のモノを消毒すればいいですか?」と……。
【連載執筆者】
中村一徳(なかむら・かずのり)
京都なかむら第二針療所、滋賀栗東鍼灸整骨院・鍼灸部門総院長
一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)代表理事
鍼灸師
法学部と鍼灸科の同時在籍で鍼灸師に。生殖鍼灸の臨床研究で有意差を証明。香川厚仁病院生殖医療部門鍼灸ルーム長。鍼灸SL研究会所属。
今年の鍼灸師国家試験を展望する
今年の鍼灸師国家試験を展望する
2020.03.10
芦野 純夫(前厚生労働教官(元国家試験評価委員)/横浜医療専門学校学術顧問)氏による講評
昨年の国試は、前年の厳し過ぎた試験結果が批判された反動から、一転して難易度を下げ、合格率が押し上げられた。とはいえ今回は旧カリキュラムの終わりの年であり、不合格者の“積み残し”を少なくするため難易度は前年並みになると見ていた。実際、解剖・生理など午前の基礎医学までどれも標準的な問題であり、受験生も安堵したことだろう。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』134 コロナショック
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』134 コロナショック
2020.03.10
こんなに新型コロナウイルスの騒動が長引くとは思いませんでしたが、大変な状況になっています。 不正確な情報がメディアやSNSで流布されて、その情報を基にした国民の不適切な行動が問題になっています。マスクが売り切れ、トイレットペーパーや米が買い占められて、薬局の前には日々行列ができています。その一方、自粛モードで消費が落ち込み、デパートは閑散とし、旅館のキャンセルも続出。 鍼灸や柔道整復の治療院の経営も大変ではないでしょうか。 (さらに…)
大阪地裁「19条合憲」、昨年の東京地裁と同じ
大阪地裁「19条合憲」、昨年の東京地裁と同じ
2020.03.10
晴眼者のあマ指師課程新設めぐる裁判
あはき法19条の規定によって、晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程の新設が認められなかったのは不当だと、学校法人平成医療学園が国を相手に訴えた裁判で、2月25日、大阪地裁は「法的規制は不合理とはいえない」と判断し、訴えを退けた。
三輪方大裁判長は、当日の判決で、視覚障害者のあん摩マッサージ指圧師の収入は概して低いなどの諸事情を鑑みると、規制措置は相応の必要性・合理性を有するとして、原告側の主張は全て採用できないと結論付けた。
今回の判決内容は、昨年12月16日に東京地裁が下した「19条合憲」と、同様のものとなった。判決後、原告側は記者会見を開き、控訴する方針を示した。
現代書林から新刊 『抗認知症薬の不都合な真実』
現代書林から新刊 『抗認知症薬の不都合な真実』
2020.03.10
抗認知症薬の不都合な真実
株式会社現代書林から新刊『抗認知症薬の不都合な真実』が発行された。医学博士の長尾和宏氏とフリーライターの東田勉氏の共著。A5判30頁。本体価格500円。 (さらに…)