大修館書店から新刊 医学をめぐる漢字の不思議
2022.10.10
精神科医の西嶋佑太郎氏の新刊『医学をめぐる漢字の不思議』が株式会社大修館書店から発刊された。四六版、232項、2420円(税込)。
幼少期から見慣れない漢字の成り立ちを考えるとワクワクしたという著者が、医療関係者となり出会った漢字にまつわる疑問を集めた一冊。 (さらに…)
大修館書店から新刊 医学をめぐる漢字の不思議
大修館書店から新刊 医学をめぐる漢字の不思議
2022.10.10
精神科医の西嶋佑太郎氏の新刊『医学をめぐる漢字の不思議』が株式会社大修館書店から発刊された。四六版、232項、2420円(税込)。
幼少期から見慣れない漢字の成り立ちを考えるとワクワクしたという著者が、医療関係者となり出会った漢字にまつわる疑問を集めた一冊。 (さらに…)
連載『中国医学情報』211 Ⅳ期肺癌患者の分子標的薬による下痢に足三里穴への知熱灸治療―薬物治療とのランダム化比較ほか
連載『中国医学情報』211 Ⅳ期肺癌患者の分子標的薬による下痢に足三里穴への知熱灸治療―薬物治療とのランダム化比較ほか
2022.10.10
☆Ⅳ期肺癌患者の分子標的薬による下痢に足三里穴への知熱灸治療―薬物治療とのランダム化比較
山東省濰坊市中医院・李鏡らは、山東中医薬大学と共同で、非小細胞肺癌(NSCLC)の標的療法薬EGFR-TKI服用中に下痢(3回/日以上)を発症した患者に対する灸治療を、薬物治療と比較(上海鍼灸雑誌、2022年3期)。
対象=同院でNSCLCⅣ期と確定診断され標的療法中の入院患者100例(男54例・女46例)。これをランダムに灸群・薬群各50例に分けた。灸群(男26例・女24例)は平均年齢60±6歳、薬群(男28例・女22例)は平均年齢61±6歳。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 支給済みの療養費は必ず返還しなければならないか?
Q&A『上田がお答えいたします』 支給済みの療養費は必ず返還しなければならないか?
2022.10.10
Q.
今回提出した療養費の不支給決定がなされた上、今までの支給済み額も全て返還するよう健保組合から督促が来ました。
健保組合とはどのように交渉すればよいでしょうか。健保組合の要求どおりに支給済みの療養費は一旦健保組合へ返却したほうがいいのでしょうか。
A.
健保組合が支給済みの療養費を不支給処分としたならば、不支給決定通知書が発出されます。また、振込済みの療養費の全額返還を求めるのであれば、支給済療養費取消決定通知書により通知されます。これらの処分内容が分かる決定通知書は療養費の帰属主体として療養費の請求権者である被保険者に宛てて通知されます。 (さらに…)
第一回かんむし百会 ベテラン小児はり臨床家集合
第一回かんむし百会 ベテラン小児はり臨床家集合
2022.10.10
第一回かんむし百会が9月11日、八尾市立プリズムホール(大阪府八尾市)で開かれた。主催は大師流小児鍼の技を引き継ぐ三代目、谷岡賢徳氏(大師はり灸療院、大師流小児はりの会本部名誉会長)が代表を務める「かんむし百会」。
小児鍼ならではの苦労や醍醐味を共有
大師流小児鍼は、鋼鉄でヤキの入った三稜鍼を用い、皮膚表面を擦過したり、鍼尖で圧を加えたりする刺激で、老若男女に弱刺激から強刺激まで一本の鍼で対応する。小児鍼臨床家、小野奈津美氏(こうのとり健康鍼灸院)、首藤順子氏(賢昌鍼灸院)、森山富代氏(こどもと女性の鍼灸院花小紋)、四元智己氏(鍼灸roomきゅうあん)が、子どもに向き合う小児鍼ならではの苦労や失敗談、治療のコツを紹介した。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』218 漏
連載『汗とウンコとオシッコと…』218 漏
2022.10.10
9月末に金木犀の甘い香が感じられた。クヌギの葉が早くも落葉し、地域によってはカメムシが大量発生している。これは土地からの水分が蒸発する気化作用に関係があるようだ。
山の高低や河川の有無、最近は高速道路の場所が影響する。高速道路から上昇気流が上がり、雲が出来て離れた山にぶち当ると雨が降る。虫や植物の動きが例年と異なる時は、厳冬が到来する。今年は気化が激しい……。 (さらに…)
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』20 健康×ライブコマース
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』20 健康×ライブコマース
2022.10.10
これからの時代、ウェアラブルデバイスを用いた健康管理が始まります。そうなると、ECサイト上の商品やサービスを利用した健康管理が主流となるはずです。さらに近年では、パソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスを使用してオンラインで物を買うことが当たり前になり、その流れはコロナ禍の外出自粛で加速しました。同時に健康管理・維持におけるECサイトの重要性は、今後もますます加速するものと思われます。そんな中、「ライブコマース」という新たな潮流が中国を中心に広がっています。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~一番大切に考えているのは 「治ることがベスト!」~ 大阪府高槻市<なのは鍼灸整骨院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~一番大切に考えているのは 「治ることがベスト!」~ 大阪府高槻市<なのは鍼灸整骨院>
2022.10.10
「患者さんが治療に疑問を持っているなら、納得してもらえるまでとことん説明します」と話してくれたのは、なのは鍼灸整骨院の三宅孝幸先生。
三宅先生が初めて柔整師の治療を受けたのは幼稚園の頃。肩を脱臼し施術を受けると嘘のように痛みが取れた驚きを今でも覚えていると教えてくれました。
小学生の頃は、柔道部で汗を流しました。友人の父親が柔整師で、けがの治療に通うこともしばしば。接骨院は身近な存在だったと言います。 (さらに…)
今日の一冊 働く女性のヘルスケアガイド おさえておきたいスキルとプラクティス
今日の一冊 働く女性のヘルスケアガイド おさえておきたいスキルとプラクティス
2022.10.10
女性の体は、ホルモンの影響を受けるためライフステージで変化する。また、キャリアやメンタルヘルス、家庭状況なども影響するため、状況に応じた健康管理が必須。 (さらに…)
編集後記
編集後記
2022.10.10
▽「10代で口ずさんだ歌を、人は一生、口ずさむ」ウォークマン(SONY・2009年)のCMのキャッチコピーです。なるほど、言われてみれば仕事中に頭の中で鳴りやまないのは10代に飽きることなく聴いたロックサウンドだし、カラオケではその年代を中心に歌っています。記憶は情動と深く結びついており、多感な10代は多くの情動を記憶することで、趣味嗜好の枝葉が広がるのだそう。あれから四半世紀、音楽に限らず、近ごろは新しいものに手を出すのがどこか億劫で、新発売のビールですら棚に戻す始末……最新を追うばかりが是ではありませんが、「試してみてから考える」くらいの勢いが必要なのかもしれません。さて、週末の一人遊びは以前から気になっていた葉巻喫茶に行ってみようかしら。(今)
柔整・管理者研修、年明け開催分の申込み10月13日から
柔整・管理者研修、年明け開催分の申込み10月13日から
2022.10.03
柔整療養費の受領委任を取り扱う上で、義務化されている「施術管理者研修」の来年1月、3月の開催分の受講申込みが10月13日(木)14時から開始する。11月14日(月)まで。
2023年1月21日~22日と3月11日~12日の両回ともオンライン研修(300名定員)で実施される。ただ、1月開催分に限り、オンライン受講できない参加者を対象に対面受講(10名)を行う。
柔道整復研修試験財団「施術管理者研修ページ」
【無料レポート】全日本鍼灸マッサージ師会 令和4年度 スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会
【無料レポート】全日本鍼灸マッサージ師会 令和4年度 スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会
2022.09.30
全日本鍼灸マッサージ師会(全鍼師会)の主催で『令和4年度 スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会』が8月27日、28日の二日間にわたり開催された。
東京五輪での活動から見えてきた現状
昨年開催された東京五輪に鍼・あん摩マッサージ指圧ボランティアとして参加した朝日山一男氏、松浦浩市氏、成田卓志氏、今泉繭子氏の4人が登壇し、現場での活動を振り返った。
最初に壇上に上がった朝日山氏は、冒頭、正式に鍼灸師がポリクリニック(選手村総合診療所)に派遣されるのは今大会が初めてと紹介。ポリクリニックでは理学療法の一環として鍼治療(ドライニードルを使用)・マッサージ治療を行なったと報告した。鍼灸・マッサージ師に対して4倍程度の理学療法士が派遣されていたと述べ、施術についてはマッサージの希望が多く、鍼を希望する選手らは割合として少なかったという。また、今大会は多職種連携によるアスリートケアに初めて取り組んだ大会であり、電子カルテによる患者情報の共有や、分業的な体制により、鍼灸師・医師・理学療法士のそれぞれがより専門的な分野で取り組むことができたと報告した。
続く松浦氏は多くの選手を施術するにあたり、意外なほど「日本の鍼治療」がアスリートに認知されていることを知ると同時に、十分なニーズがあると実感し、今後の五輪や世界大会での活動へ向けての自信に繋がったと述べた。
成田氏はコロナ禍による緊急事態宣言下での大会開催ついて言及。大会直前のPCR検査陰性証明はもちろん、大会中も毎日PCR検査を行なったという。その上で、施術台の清拭・消毒、ゴーグル、マスク、フェイスシールド、使い捨て手袋の着用のほか、選手らとの会話も最低限にするなど、徹底的な感染対策が取られていたと語った。
陸連から派遣された今泉氏は非常に貴重な体験ができたとして、2025年開催の世界陸上東京大会への確かな土台になったと振り返った。
最後に朝日山氏は、今大会を通して多職種連携により他業者と話し合う機会が多くあり、非常に有意義な経験を積むことができたと総括した。一方で、厳しい選考により多くの落選者を出したにもかかわらず、現場における鍼灸師・マッサージ師の不足が顕著であったとして、五輪運営側にフィードバックする必要があると訴えた。
解剖学から見た評価とそれを基にした治療
宝塚歌劇団の施術スタッフとしても活躍する高田麻佑子氏(履正社国際医療スポーツ専門学校・専任教員)は『評価から施術へ:基礎評価から治療の考え方』と題して、評価の重要性と、姿勢やアライメントの解剖学的な評価に基づいた治療の詳細を解説した。高田氏は会場参加者を壇上に上げ、屈曲型腰痛・伸展型腰痛・回旋型腰痛の評価と施術を行うと、続けて会場参加者同士で評価と施術を実践する実技指導も行った。
このほか、陸上100㍍元日本記録保持者の伊東浩司氏による自身の競技人生に基づいたトレーニング論や、アスレティックトレーナーの岩本弘明氏による安全で効果的なアスリートリハビリテーションなど、多彩な講演で好評に閉幕した。
新潟県北部豪雨 はり・マッサージで支援活動を 泥出しなどで疲れた住民をケア
新潟県北部豪雨 はり・マッサージで支援活動を 泥出しなどで疲れた住民をケア
2022.09.26
8月28日、新潟県関川村高田地区にて災害復興支援ボランティア活動が新潟県鍼灸マッサージ師会と新潟県鍼灸師会の合同で行われた。8月上旬に発生した新潟県北部豪雨災害への被災者支援として実施された。 (さらに…)
『医療は国民のために』351 明細書を有償で患者から徴収する仕組み作りも有効!?
『医療は国民のために』351 明細書を有償で患者から徴収する仕組み作りも有効!?
2022.09.26
10月から始まる柔整療養費の「明細書発行体制加算」に当たっては、厚労省から通知が発出され、既に届け出を済ませた全国の「明細書無償交付の実施施術所」が厚労省ホームページに大々的に掲載されている。
何度も繰り返し述べてきたが、そもそもわずか13円の収入のためにこれだけの組織の陣容や運営体制を費やすものなのだろうか。大掛かりな仕組みを作る必要性に疑問を感じずにはいられない。もちろん明細書の発行は、療養費の適正化の観点から推奨されるべきものである。が、だからと言って、施術管理者から言わせれば、あまりにも少額といえる算定のためにシャカリキになってまで取り組むに値するのかを考えると、明細書発行の対価があまりにも情けなくて理不尽ではないだろうか。医科(診療報酬)であれば、発行するたびに毎回10円の収入になり、柔整療養費もこれと同程度であれば良しと思っていたが、財源不足を理由に「月に1回こっきりで13円」である。同月に明細書を何回発行しようがすべからく収入につながらない。 (さらに…)
第4回国際美容鍼灸学会 最新の顔面神経麻痺GL(ガイドライン)に言及
第4回国際美容鍼灸学会 最新の顔面神経麻痺GL(ガイドライン)に言及
2022.09.26
粕谷氏「鍼治療、次回推奨に転じる」
第4回国際美容鍼灸学会が8月7日、オンラインで開催された。
粕谷大智氏(新潟医療福祉大学鍼灸健康学科開設準備室長)は、顔面神経麻痺患者の苦労として、発症すぐは動かせない症状、その後は勝手に動く症状があると説明した。また、予後不良の後遺症に、「病的共同運動」「拘縮」「ワニの涙目」「痙攣」があり、基本的に薬が効かず回復が難しいため、予防が重要だとした。 (さらに…)
入会金ゼロ円で「組織力」の強化を
入会金ゼロ円で「組織力」の強化を
2022.09.26
年々、柔整療養費の取扱高が減少し、保険者による請求審査も厳しくなっている中、施術者団体として「組織力強化」のためにも新たな会員の獲得が重要課題となっている。4,100名を超える会員を有する全国柔整鍼灸協同組合(全柔協)が今春より、「入会金ゼロ円」をスタートさせている。事務局長の塚原康夫氏に話を聞いた。
――「入会金ゼロ円」を始めた経緯は?
まず、組合員の中から意見が上がりました。団体選びに際して、入会時にかかる費用が大きな負担となり、ネックになっているのではないかというものでした。
近年は、保険請求に関する審査が厳しくなり、柔整師自らが保険者と直接交渉を行うことに時間を割かれて施術に専念できないという懸念もありますので、全柔協として保険請求に関する徹底支援だけでなく、そういった費用の面も解消してもらうため、1人でも多くの柔整師の先生方が入会しやすい料金設定に変更しました。
――入会しやすくなったのは大きなメリットですね?
はい。ただ、入会後も組合員に向けたサービスの充実を図っていて、例えば、「市場調査や資金調達などの開業支援から内装工事の提案」「レセコンソフトの無料提供とサポート」など。また、保険請求全額一括払いをしていますので、計画的な接骨院経営ができますし、個人では加入できない医療事故の賠償責任保険への加入も可能です。
――コロナ禍や物価高などの影響もあり、厳しい状況は続きそうですが……?
今もなお、コロナや物価高騰のあおりを受けるなど、厳しい状況が続いています。そのためにも施術者団体が組織力を高め、より多くの柔整師の声を集めて国に届ける必要があります。その取り組みとして会員・非会員問わず入会者をご紹介していただいた方に紹介料(情報提供料)5万円を進呈しています。今後、療養費のオンライン請求に向けた動きが加速する中、団体の存在意義を高めるためにも、組織力を強化する必要があると感じています。
JISRAM新代表、徐氏
JISRAM新代表、徐氏
2022.09.26
日本生殖鍼灸標準化機関(JISRAM)の代表理事に徐大兼氏(アキュラ鍼灸院)が9月より就任した。前任者は、本紙連載中の中村一徳氏だった。
療養費 75歳以上の窓口負担、10月から一部変更 所得に応じて「2割」負担も
療養費 75歳以上の窓口負担、10月から一部変更 所得に応じて「2割」負担も
2022.09.26
10月から、75歳以上の後期高齢者で一定以上の所得がある人(※)を対象に、療養費を含む医療費の窓口負担が1割から「2割」に引き上げられる。これによって、患者負担割合が「1割」「2割」「3割(現役並み所得者)」の3区分となった。今後、施術所等において被保険者証の確認及び一部負担金の支払い額の変更などに注意が必要になる。
※75歳以上の方等で、課税所得が28万円以上かつ「年金収入+その他の合計所得金額」が単身世帯の場合に200万円以上、複数世帯の場合に320万円以上の方。 (さらに…)
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』20 緩和型通所介護事業の 開設の心がけ①
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』20 緩和型通所介護事業の 開設の心がけ①
2022.09.26
今回から、介護予防・日常生活支援総合事業の「緩和型通所介護サービス」開設時の推奨モデルについて説明していきます。
開設時の基準として、利用者(定員)15名までの場合、管理者1名、介護職員1名の人員配置が設けられ、利用者1人につき3㎡の機能訓練指導室兼食堂及び事務室、洗面所の設置が定められています。私が推奨するモデルは、接骨院・整骨院、鍼灸院などの施術所で15坪以上のテナントが合致します。
開設においては、運営上の導線の確保、サービス提供時間の区切り、提供する時間について工夫が必要です。例えば、施術所の運営時間を9時から18時とします。総合事業の提供時間は9時~11時、14時~16時に設定し、サービス提供日を月曜日から土曜日までとします。15坪程度のテナントであれば、総合事業の定員を午前・午後各10名の設定が可能なため、週6日稼働の場合、120名登録を目指すことができます。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』195 バス置き去り対策から見える ニーズとデマンド
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』195 バス置き去り対策から見える ニーズとデマンド
2022.09.26
保育園の送迎バスに園児が取り残され亡くなる痛ましい事故がありました。昨年にも同様な事故があったため、行政も対策に乗り出しました。
では、どのような対策を講じるのか、すぐにICTを使った機器のアイデアが周りから聞こえてきました。センサーを使って人が残されていないかをチェックするとか……カメラだのAIだの。高度なものを応用しようとするので開発に時間がかかります。実はすでに米国や韓国など海外ではこの問題に対するデバイスが販売されています。運転手がエンジンを切ってバスを降りる際に、最後部座席のスイッチを切らないと、アラームが鳴り続ける簡単な仕組みのものです。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』210 超音波画像による迷走神経の描出について
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』210 超音波画像による迷走神経の描出について
2022.09.26
今回の執筆者:宮嵜 潤二(筋・骨格画像研究会)
迷走神経は最大の脳神経で、舌咽神経、副神経とともに頭蓋底の両側の頸静脈孔から出た後、内頸静脈と総頸動脈の間、頸動脈鞘内を走行する。そして胸部と腹部の内臓器官を神経支配するとともに、喉頭と咽頭を含む頸部の構造物に感覚・運動神経を供給し、生理機能の制御に関与する多数の感覚・運動軸索が備わっている (Berthoud and Neuhuber, 2000)。近年、40代男性に対する鍼灸治療による迷走神経損傷及び出血からの高度の迷走神経性徐脈を引き起こして死亡した症例が報告されている (Watanabe et al., 2015)。 (さらに…)