都道府県別の就業あはき師・柔整師数 厚労省『令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』から
2022.03.10
1月27日付で発表。前回(平成30年報告)の結果と、そこからの増減率(小数点以下2位を四捨五入)を併せて掲載する。 (さらに…)
都道府県別の就業あはき師・柔整師数 厚労省『令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』から
都道府県別の就業あはき師・柔整師数 厚労省『令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』から
2022.03.10
1月27日付で発表。前回(平成30年報告)の結果と、そこからの増減率(小数点以下2位を四捨五入)を併せて掲載する。 (さらに…)
『医療は国民のために』338 柔整療養費の「オンライン請求」の議論はどうなっているのか?
『医療は国民のために』338 柔整療養費の「オンライン請求」の議論はどうなっているのか?
2022.03.10
昨年来から、厚労省が柔整療養費の適正化方策として「療養費を施術管理者に確実に支払うための仕組み」を作り上げようとしている。その重要事項の一つに「オンライン請求の導入」が含まれているのはご存じだろう。これは国の「規制改革推進会議」で推進するよう求められていることから、厚労省としても実現に向け、必死になって取り組んでいるようだが、時間だけが過ぎて何ら具体的な展開がなされていないように思えるのは私だけであろうか。
まず、柔整療養費をオンラインの請求にのせるには、 (さらに…)
第20回 柔整専門委 「施術管理者に確実に支払う仕組み」議論・序盤戦
第20回 柔整専門委 「施術管理者に確実に支払う仕組み」議論・序盤戦
2022.03.10
診療報酬支払基金から意見聴取など
全件オンライン請求が前提、「紙での審査困難」
2月24日に「第20回柔整療養費検討専門委員会」がオンライン会議で開催され、不正対策とオンライン請求を新たに組み入れた審査支払方式として、「療養費を施術管理者に確実に支払うための仕組み」の構築に向けた議論が行われた。
同仕組みは、今年に入り厚労省がイメージ案を提示し、骨子として「柔整療養費の請求・審査・支払の手続きに、(診療報酬と同様の)審査支払機関を関与させて請求・支払ルートを一本化することで、請求代行業者による不正を防止するほか、併せてオンライン請求を導入して施術所や保険者の事務の効率化を図る」との考え方を示している。
当日の会議では、冒頭で「審査支払機関」である社会保険診療報酬支払基金と国保中央会から、柔整療養費への関与に当たっての意見が述べられた。支払基金の須田俊孝氏は、国の方針である「審査支払機関改革」に基づき、 (さらに…)
埼玉鍼灸学会 令和3年度第2回認定指定C講座 触圧刺激の影響、実験で
埼玉鍼灸学会 令和3年度第2回認定指定C講座 触圧刺激の影響、実験で
2022.03.10
脳を介し、交感神経に由来
埼玉鍼灸学会の認定指定講座が1月23日、「接触鍼」をテーマにオンライン開催された。
『触圧刺激が自律機能へおよぼす影響』について、黒澤美枝子氏(国際科学振興財団バイオ研究所、元国際医療福祉大学教授)が登壇した。ヒトでの実験では8~10℃程度の冷水に手を浸けて寒冷昇圧を生じさせた状態で、背中に触圧刺激を加えつつ血圧を測定し、降圧効果を確認。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』47 コロナ騒動と景気循環
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』47 コロナ騒動と景気循環
2022.03.10
コロナ第6波はピークアウトが囁かれながらも収束の気配すらなく、私たちの生活を脅かし続けています。第1波の頃、得体のしれないウイルスを恐れて行動を自粛した結果、私たちの業種も大きな影響を受けました。その後も繰り返される波に人々は慣れ、人流は再開しましたが、ここに来て現れたオミクロン株は重症化率こそ高くないものの最大級の感染力を持ち、人々の行動は直接的、間接的、あるいは強制的に制限されています。身近な所でも次々と感染者が出て、自宅待機が増えており、当院でもそういったキャンセルが頻発。知人の鍼灸院も何軒もが悲鳴を上げています。この騒動は、私たちの生活様式に想像以上の大きな変革をもたらしており、とりわけ無視できないのが、出産数の急激な減少です。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』182 利便性と安全性を両立するPBI
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』182 利便性と安全性を両立するPBI
2022.03.10
前回から引き続き、サイバーセキュリティのお話をしていきます。セキュリティが強固であればあるほど利便性は低くなります。医療のICT化においてはことさら強固なセキュリティが必要とされ、セキュリティに寄せられているために利便性が極めて悪いのです。
そこで今回は、強固でありながら利便性を高める新しい技術「PBI」について紹介します。 (さらに…)
連載『中国医学情報』204 新型コロナウイルス感染症の後遺症への中西医療によるリハビリテーション研究の概況ほか
連載『中国医学情報』204 新型コロナウイルス感染症の後遺症への中西医療によるリハビリテーション研究の概況ほか
2022.03.10
今回の内容
・新型コロナウイルス感染症の後遺症への中西医療によるリハビリテーション研究の概況―中医学領域(中医雑誌、2021年12期)
・脳梗塞後の痙性片麻痺に賀氏火鍼併用治療―教科書の鍼法とのランダム化比較(鍼灸臨床雑誌、2021年6期)
☆新型コロナウイルス感染症の後遺症への中西医療によるリハビリテーション研究の概況―中医学領域
天津中医薬大学・朱津麗らは、COVID-19回復期患者の後遺症に対するリハビリテーション研究を総括(中医雑誌、2021年12期)。
中薬内治法=①金(肺)水(腎)相生法―生脉散:「陝西省新型冠状病毒感染的肺炎中医薬治療方案(試行第二版)」(2020年)の回復期推奨用薬。②培土(脾)生金法―香砂六君子湯・四君子湯・理中丸など。③清補肺胃法―麦門冬湯・竹葉石膏湯:「新型冠状病毒肺炎回復期中医薬総合干預方案専家指導意見(草案)」(2020年)で推奨。 (さらに…)
幻冬舎から新刊 鍼灸・整骨業界を目指すキミへ
幻冬舎から新刊 鍼灸・整骨業界を目指すキミへ
2022.03.10
幻冬舎から新刊「鍼灸・整骨業界を目指すキミへ」が発光された。著者は鍼灸整骨院グループNOMOKOTSU代表の野本一也氏。新書版178頁、990円(税込)。
限られた市場を奪い合う戦国時代ともいえる鍼灸・整骨院業界では既に「淘汰」が始まり、独立リスクがこれまでになく高まっている。新卒者の大半が長期の勤務を望む一方で、3千人程度の国試合格者を5万以上の整骨院やそれ以外の施設が奪い合っているのが現状で、「空前の売り手市場」となっていると筆者は指摘する。
しかし同時に、独立リスクが高いということは、長期間働き続けられる治療院もまた限られているということ。長く働ける、就職先としてベストな治療院とは。治療院以外の進路とは。鍼灸師、柔整師に必要なキャリア形成とは――。全国に20近い治療院を展開する著者が、将来転職することになっても通用する「知識、技術、接遇」の三本柱を徹底解説。
(さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 健康保険と生活保護の患者が同一建物に居住している場合の往療料は?
Q&A『上田がお答えいたします』 健康保険と生活保護の患者が同一建物に居住している場合の往療料は?
2022.03.10
Q.
健康保険の患者と生活保護の患者が同一建物に居住している場合に、患家の求めに応じて赴きました。往療料の算定は健康保険と生活保護では制度も協定も異なるのだから、それぞれ算定していいのか、それともやはり1名のみにしか認められないのかを教えてください。
A.
医療保険各法において、受領委任の取扱いとしては平成28年9月30日付の保医発0930第3号厚労省保険局医療課長通知により、「同一の建築物(建築基準法第2条第1項に規定する建築物)に居住する複数の患者を同一日に施術した場合の往療料は、別々に支給できないこと」とされ、1人のみの算定しか認められません。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』211 季節に合わない
連載『汗とウンコとオシッコと…』211 季節に合わない
2022.03.10
大寒周囲から雪の連発だった。2月11日の建国記念日が過ぎたあたりから三寒四温が続き、寒さが和らいでくるというのに長い冬だった。3月に入ると、紅梅や白梅、水仙まで花を咲かせだした。もう春だ。気化が激しいのか、雨が少ないのか、空気が乾いているのか、それぞれの要素も重なって川の水が少ない。堤防が乾き水の流れとの境界がはっきり見える。水鳥の飛来が多く、水中の虫が出てきていることでも春の到来が伺える。
通常なら、眩暈、頭痛、耳鳴、大杼周囲の痛み、痺れ、少腹痛を元に仙腸関節痛、膝内側痛など木の虚実の病症が増えるのだが、新型コロナワクチンの副反応か、弛緩性の、季節に合わない病が見受けられるのが現状だ。
馬淵さんという、22歳、比較的がっしりしている色の白い女子大生が来院していた。彼女は2年前に腰椎ヘルニアを患い、横転先生が治した経緯がある。 (さらに…)
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』13 OMO:Online Merges with Offlineとは?
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』13 OMO:Online Merges with Offlineとは?
2022.03.10
スマートフォンの普及率向上により、多くの商品でモバイル決済が可能となって、オンラインとオフラインの区別なく買い物を楽しめるようになりました。現在重要となっているのは、Online Merges with Offline(OMO:オンラインとオフラインの融合)と呼ばれ、オンラインとオフラインを独立したものとして運用するのではなく、互いに連携させてマーケティングを行うという考え方です。 (さらに…)
今日の一冊 なぜ人に会うのはつらいのか――メンタルをすり減らさない38のヒント
今日の一冊 なぜ人に会うのはつらいのか――メンタルをすり減らさない38のヒント
2022.03.10
なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント
斎藤環・佐藤優 著
中公新書ラクレ 946円
「無理して人と会うのは、ある意味けっこう暴力的でつらいことだったのだ」(斎藤氏)――。コロナ禍による自粛やリモートワーク生活は、否応なく社会に変革をもたらした。本書ではその多くはあくまで非常事態、一時的なものと考えた上で、だからこそ未来を予測する大きなヒントがそこにあると説く。引きこもり支援などに携わる精神科医の斎藤環氏と、作家・佐藤優氏が対談形式で論考。優生思想や同調圧力、コロナ禍でブームとなった「鬼滅の刃」など、様々な角度から人の心と未来を展望する。
編集後記
編集後記
2022.03.10
▽北京冬季五輪の熱戦も冷めやらぬうちに、パラリンピックが開幕しました。実は前回の平昌大会で鍼灸師で視覚障害者の高村和人選手がバイアスロン(クロスカントリースキー+射撃の競技)に出ていたので少々気になりチェック。残念ながら、今回は日本選手自体が出場していませんでした。が、この競技、ウクライナ勢が「強国」ということで、違う意味で気になり、ネットの見逃し動画などをチェック。「ガイドランナー」と言われる伴走者が選手の先導役となり、助け合いながら滑走。呼吸が乱れる中、射撃は音の変化を聞き分け命中。純粋に競技を楽しみましたが、ルール解説の中の「実弾の出ないビームライフルを使用」という言葉につい反応を。「実弾の出ない世の中」をプーチンさんに願いたいですね。(和)
晴眼者のあマ指師課程新設をめぐる裁判 あはき19条合憲、新設制限続く
晴眼者のあマ指師課程新設をめぐる裁判 あはき19条合憲、新設制限続く
2022.02.25
最高裁「重要な公共利益のため必要」
あはき法19条の規定を理由に、晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程の新設を国が認めなかったとして、学校法人平成医療学園らがその処分取消を訴えた裁判で、最高裁判所は2月7日、「19条はいまだ重要な公共利益のため必要かつ合理的で、憲法に違反しない」と判決を下し、原告である学園側の上告を退けた。5年以上に及ぶ一連の裁判は、「引き続き、晴眼者の養成施設の開設を規制し、視覚障害者のあマ指師を保護していく」ことで決着した。(次ページに判決要旨) (さらに…)
晴眼者のあマ指師課程新設をめぐる裁判の最高裁判決〈要旨〉
晴眼者のあマ指師課程新設をめぐる裁判の最高裁判決〈要旨〉
2022.02.25
主文
1 本件上告を棄却する。
2 上告費用は上告人の負担とする。
■裁判の概要・経緯
本件は、専門学校・大学を設置する上告人(平成医療学園ら)が、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(以下、あはき法)に基づき、あん摩マッサージ指圧師養成施設で視覚障害者以外の者の養成についての認定を申請したところ、厚生労働大臣から、視覚障害者であるあん摩マッサージ指圧師の生計の維持が著しく困難とならないようにするため必要があるとして、平成28年2月5日付で、あはき法19条1項の規定(本件規定)により認定しない処分(本件処分)を受けたため、憲法22条1項(職業選択の自由)等に違反して無効であると主張して、被上告人(国)を相手に、処分の取り消しを求める事案である。 (さらに…)
4月から「実務経験2年」に 柔整・施術管理者要件
4月から「実務経験2年」に 柔整・施術管理者要件
2022.02.25
診療所でも可能
柔整療養費の施術管理者になるための要件として義務化されている「実務経験の年数」が、「1年」から「2年」に変更される。厚労省が2月14日に通知し、4月1日から適用される。
実務経験の年数は原則3年だが、令和5年度まで義務化に伴う緩和措置として段階実施で行われている。今回の「2年への引き上げ」に伴い、実務経験の受け入れ先も施術所だけでなく、保険医療機関(病院・診療所)でも可能となる。ただし、保険医療機関での従事期間は1年までしか認められない。
『医療は国民のために』337 柔整受領委任の歴史を今一度振り返りたい(その2)
『医療は国民のために』337 柔整受領委任の歴史を今一度振り返りたい(その2)
2022.02.25
前回、柔整療養費の受領委任払いについて、「1点単価」の標準が定められた戦前頃までの変遷を振り返った。続きを見ていきたいと思う。
昭和21年以降は、医科の診療報酬単価と連動する形でその改訂のたびに施術単価も改められ、同年1月には17~20銭、さらに同年4月には50~80銭と医科のだいたい2割引で設定され、同年12月には柔整独自の料金表も作成された。その後、地元の柔道整復師会と県知事との間で料金契約をしてきたが、昭和27年6月からは、現在の公益社団法人日本柔道整復師会(日整)の前身にあたる中央組織の柔道整復師会と厚生省との事前協議による統一的取扱いをすることになった。 (さらに…)
第4回DSAM合同育成講習会 「鍼灸マッサージ師のT・T・T」提唱
第4回DSAM合同育成講習会 「鍼灸マッサージ師のT・T・T」提唱
2022.02.25
「災害の急性期」に役割
DSAM(災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会)の第4回合同育成講習会が昨年12月19日、福岡医療専門学校(福岡市早良区)及びウェブで同時開催された。
災害医療基礎講座『災害医療 基礎の基礎―これだけは知っておきたいこと』では、公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会の古田高征氏と、公益社団法人日本鍼灸師会の是元佑太氏が登壇した。
古田氏は災害医療の基本原則とされる『CSCATTT』を紹介(下表参照)。特に「管理・準備」段階に当たる「CSCA」は鍼灸師にも当てはまるもので、ボトムアップの指揮系統を徹底しながら横の連携も取り入れること、患者はもちろん施術者自身や周囲の安全に注意を払うことなどが求められるとした。また、実戦・活動段階に当たる「TTT」については医師らの役割が重要とした上で、それを支える「鍼灸マッサージ師のT・T・T」を提唱。 (さらに…)
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』13 共生型サービスの概要①
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』13 共生型サービスの概要①
2022.02.25
今回は、2018年4月よりスタートした、介護保険と障害福祉にまたがる「共生型サービス」について説明します。
私は、仙台市内に2カ所の地域密着型通所介護の事業所を運営していて、どちらも共生型サービスの指定を受けています。このサービスは、介護保険と障害福祉のサービスを同一の事業所で一体的に提供できるよう創設された特例です。つまり、現在実施している介護保険サービスに加え、障害福祉サービス(生活介護、自立訓練、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス)を実施できるようになります。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』181 データのやりとりに必須の認証技術
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』181 データのやりとりに必須の認証技術
2022.02.25
最近、情報工学の勉強会に招待いただき、最新のサイバーセキュリティなどの講義を受けています。オンライン取引が身近になり、専門家に任せておけば良いという時代は過ぎ去り、一人ひとりがある程度深い知識を求められるようになってきました。いずれは義務教育に組み込まれていくのだろうなぁと感じています。個人情報を取り扱う医療のICT化においては、ことさら強固なセキュリティが求められますが、日本は強固にし過ぎたこと、あるいは強固にする方向を間違えていたことが足枷となってICT化が遅れてしまいました。今回は、最近の認証方法のお話をしてみようと思います。データをやり取りする際、その相手が偽物でないことを担保するには、どうすれば良いでしょうか。 (さらに…)