新潟県北部豪雨 はり・マッサージで支援活動を 泥出しなどで疲れた住民をケア
2022.09.26
8月28日、新潟県関川村高田地区にて災害復興支援ボランティア活動が新潟県鍼灸マッサージ師会と新潟県鍼灸師会の合同で行われた。8月上旬に発生した新潟県北部豪雨災害への被災者支援として実施された。 (さらに…)
新潟県北部豪雨 はり・マッサージで支援活動を 泥出しなどで疲れた住民をケア
新潟県北部豪雨 はり・マッサージで支援活動を 泥出しなどで疲れた住民をケア
2022.09.26
8月28日、新潟県関川村高田地区にて災害復興支援ボランティア活動が新潟県鍼灸マッサージ師会と新潟県鍼灸師会の合同で行われた。8月上旬に発生した新潟県北部豪雨災害への被災者支援として実施された。 (さらに…)
『医療は国民のために』351 明細書を有償で患者から徴収する仕組み作りも有効!?
『医療は国民のために』351 明細書を有償で患者から徴収する仕組み作りも有効!?
2022.09.26
10月から始まる柔整療養費の「明細書発行体制加算」に当たっては、厚労省から通知が発出され、既に届け出を済ませた全国の「明細書無償交付の実施施術所」が厚労省ホームページに大々的に掲載されている。
何度も繰り返し述べてきたが、そもそもわずか13円の収入のためにこれだけの組織の陣容や運営体制を費やすものなのだろうか。大掛かりな仕組みを作る必要性に疑問を感じずにはいられない。もちろん明細書の発行は、療養費の適正化の観点から推奨されるべきものである。が、だからと言って、施術管理者から言わせれば、あまりにも少額といえる算定のためにシャカリキになってまで取り組むに値するのかを考えると、明細書発行の対価があまりにも情けなくて理不尽ではないだろうか。医科(診療報酬)であれば、発行するたびに毎回10円の収入になり、柔整療養費もこれと同程度であれば良しと思っていたが、財源不足を理由に「月に1回こっきりで13円」である。同月に明細書を何回発行しようがすべからく収入につながらない。 (さらに…)
第4回国際美容鍼灸学会 最新の顔面神経麻痺GL(ガイドライン)に言及
第4回国際美容鍼灸学会 最新の顔面神経麻痺GL(ガイドライン)に言及
2022.09.26
粕谷氏「鍼治療、次回推奨に転じる」
第4回国際美容鍼灸学会が8月7日、オンラインで開催された。
粕谷大智氏(新潟医療福祉大学鍼灸健康学科開設準備室長)は、顔面神経麻痺患者の苦労として、発症すぐは動かせない症状、その後は勝手に動く症状があると説明した。また、予後不良の後遺症に、「病的共同運動」「拘縮」「ワニの涙目」「痙攣」があり、基本的に薬が効かず回復が難しいため、予防が重要だとした。 (さらに…)
入会金ゼロ円で「組織力」の強化を
入会金ゼロ円で「組織力」の強化を
2022.09.26
年々、柔整療養費の取扱高が減少し、保険者による請求審査も厳しくなっている中、施術者団体として「組織力強化」のためにも新たな会員の獲得が重要課題となっている。4,100名を超える会員を有する全国柔整鍼灸協同組合(全柔協)が今春より、「入会金ゼロ円」をスタートさせている。事務局長の塚原康夫氏に話を聞いた。
――「入会金ゼロ円」を始めた経緯は?
まず、組合員の中から意見が上がりました。団体選びに際して、入会時にかかる費用が大きな負担となり、ネックになっているのではないかというものでした。
近年は、保険請求に関する審査が厳しくなり、柔整師自らが保険者と直接交渉を行うことに時間を割かれて施術に専念できないという懸念もありますので、全柔協として保険請求に関する徹底支援だけでなく、そういった費用の面も解消してもらうため、1人でも多くの柔整師の先生方が入会しやすい料金設定に変更しました。
――入会しやすくなったのは大きなメリットですね?
はい。ただ、入会後も組合員に向けたサービスの充実を図っていて、例えば、「市場調査や資金調達などの開業支援から内装工事の提案」「レセコンソフトの無料提供とサポート」など。また、保険請求全額一括払いをしていますので、計画的な接骨院経営ができますし、個人では加入できない医療事故の賠償責任保険への加入も可能です。
――コロナ禍や物価高などの影響もあり、厳しい状況は続きそうですが……?
今もなお、コロナや物価高騰のあおりを受けるなど、厳しい状況が続いています。そのためにも施術者団体が組織力を高め、より多くの柔整師の声を集めて国に届ける必要があります。その取り組みとして会員・非会員問わず入会者をご紹介していただいた方に紹介料(情報提供料)5万円を進呈しています。今後、療養費のオンライン請求に向けた動きが加速する中、団体の存在意義を高めるためにも、組織力を強化する必要があると感じています。
JISRAM新代表、徐氏
JISRAM新代表、徐氏
2022.09.26
日本生殖鍼灸標準化機関(JISRAM)の代表理事に徐大兼氏(アキュラ鍼灸院)が9月より就任した。前任者は、本紙連載中の中村一徳氏だった。
療養費 75歳以上の窓口負担、10月から一部変更 所得に応じて「2割」負担も
療養費 75歳以上の窓口負担、10月から一部変更 所得に応じて「2割」負担も
2022.09.26
10月から、75歳以上の後期高齢者で一定以上の所得がある人(※)を対象に、療養費を含む医療費の窓口負担が1割から「2割」に引き上げられる。これによって、患者負担割合が「1割」「2割」「3割(現役並み所得者)」の3区分となった。今後、施術所等において被保険者証の確認及び一部負担金の支払い額の変更などに注意が必要になる。
※75歳以上の方等で、課税所得が28万円以上かつ「年金収入+その他の合計所得金額」が単身世帯の場合に200万円以上、複数世帯の場合に320万円以上の方。 (さらに…)
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』20 緩和型通所介護事業の 開設の心がけ①
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』20 緩和型通所介護事業の 開設の心がけ①
2022.09.26
今回から、介護予防・日常生活支援総合事業の「緩和型通所介護サービス」開設時の推奨モデルについて説明していきます。
開設時の基準として、利用者(定員)15名までの場合、管理者1名、介護職員1名の人員配置が設けられ、利用者1人につき3㎡の機能訓練指導室兼食堂及び事務室、洗面所の設置が定められています。私が推奨するモデルは、接骨院・整骨院、鍼灸院などの施術所で15坪以上のテナントが合致します。
開設においては、運営上の導線の確保、サービス提供時間の区切り、提供する時間について工夫が必要です。例えば、施術所の運営時間を9時から18時とします。総合事業の提供時間は9時~11時、14時~16時に設定し、サービス提供日を月曜日から土曜日までとします。15坪程度のテナントであれば、総合事業の定員を午前・午後各10名の設定が可能なため、週6日稼働の場合、120名登録を目指すことができます。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』195 バス置き去り対策から見える ニーズとデマンド
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』195 バス置き去り対策から見える ニーズとデマンド
2022.09.26
保育園の送迎バスに園児が取り残され亡くなる痛ましい事故がありました。昨年にも同様な事故があったため、行政も対策に乗り出しました。
では、どのような対策を講じるのか、すぐにICTを使った機器のアイデアが周りから聞こえてきました。センサーを使って人が残されていないかをチェックするとか……カメラだのAIだの。高度なものを応用しようとするので開発に時間がかかります。実はすでに米国や韓国など海外ではこの問題に対するデバイスが販売されています。運転手がエンジンを切ってバスを降りる際に、最後部座席のスイッチを切らないと、アラームが鳴り続ける簡単な仕組みのものです。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』210 超音波画像による迷走神経の描出について
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』210 超音波画像による迷走神経の描出について
2022.09.26
今回の執筆者:宮嵜 潤二(筋・骨格画像研究会)
迷走神経は最大の脳神経で、舌咽神経、副神経とともに頭蓋底の両側の頸静脈孔から出た後、内頸静脈と総頸動脈の間、頸動脈鞘内を走行する。そして胸部と腹部の内臓器官を神経支配するとともに、喉頭と咽頭を含む頸部の構造物に感覚・運動神経を供給し、生理機能の制御に関与する多数の感覚・運動軸索が備わっている (Berthoud and Neuhuber, 2000)。近年、40代男性に対する鍼灸治療による迷走神経損傷及び出血からの高度の迷走神経性徐脈を引き起こして死亡した症例が報告されている (Watanabe et al., 2015)。 (さらに…)
桜雲会から新刊 難経の論旨~古典医学のホメオスタシス~ ほか
桜雲会から新刊 難経の論旨~古典医学のホメオスタシス~ ほか
2022.09.26
桜雲会から新刊
難経の論旨~古典医学のホメオスタシス~
昭和61年に発足し35周年を迎えた文京鍼研究会による論文集、新刊『難経の論旨―古典医学のホメオスタシス』が社会福祉法人桜雲会より発刊された。A5判、430頁、5,500円(税込)。
治療対象は人体と気候の関係や恒常性維持機能を中心とした「トータル医療」。難経には素問・霊枢に見られる物語的・抽象的な要素はない。本書では難経をより分かりやすくするため「八十一の難」を並び替えている。病症学を通じて生体の基本的な構造を知り、その後の脈診で病因・病症を判断し治療法を展開するよう、現在の鍼灸師の学習パターンで述べられている。第一部は文献研究としての難経医学の病体像と脈状診による治療体系をまとめ、第二部は会員個々の臨床実践や研究を掲載している。
経絡治療を実践している鍼灸師はもちろん、これから難経を学ぼうとする方々への手引書。
主婦の友社から新刊
人生の9割“体調悪い”あなたへ 運動未満で体はととのう
株式会社nicori代表取締役で柔整師の長島康之氏の新刊『運動未満で体はととのう』が株式会社主婦の友社より発刊された。四六判、192頁、1,430円(税込)。
「体が思うように動かない」「立っているだけでもすぐ疲れる」といった不調で治療院に駆け込む人が後を絶たない。不調の原因は長年の不健康習慣にあるかもしれない。かかとに重心をかけて立ち姿勢を整える、吊り革を持つ時は脇をしめる、朝は布団の中でえびのポーズを取るなど、簡単に実践できるプチ習慣で、立つ、座る、歩くなどの正しい日常動作を身に付ける秘訣がたくさん。
20年間で延べ12万人の患者と向き合ってきた著者の元へ来院し、良い変化を感じた方々の体験談も巻末に収録されている。腕立てやランニングのようにハードな運動はしない前提の「運動未満」習慣で、不健康からの脱出を目指せる一冊。
(さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 何も決まっていないオンライン請求の システム開発を議論するのは困難だ
Q&A『上田がお答えいたします』 何も決まっていないオンライン請求の システム開発を議論するのは困難だ
2022.09.26
Q.
柔整療養費のオンライン請求の導入への対応を私ども団体も考えなければならないと焦っています。施術者団体として何をどうすればよいか教えてください。
A.
まだ何も進められないと思います。私が導入について、積極的に述べている理由は、この柔整業界において施術者団体の危機感があまりに乏しいため、危機感を煽ってやろうと考えたからです。その影響もあってか、最近「療養費請求代行団体は本当に消滅するのか?」といった質問を受けます。そして、いつも「ああ、解散・消滅しますよ。必要性がなくなるのですから。施術所がオンラインで診療報酬支払基金と国保連にデータで申請すると、施術管理者の口座に後日、直接入金されるのです」と答えます。すると相手方は驚いて黙り込んでしまうのです。
(さらに…)
鍼灸マ都師会 講習会 『中国の気・日本の気』テーマに
鍼灸マ都師会 講習会 『中国の気・日本の気』テーマに
2022.09.26
松田氏「気の思想は鍼灸術の核心」
東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会(森井貴司会長、都師会)が7月31日、講習会『中国の気・日本の気―鍼灸思想の基礎づけのために』を都内の会場とオンラインでハイブリッド開催した。10月下旬に、創立50周年を記念して開かれる日本伝統鍼灸学会東京大会のプレ企画として催された。 (さらに…)
連載『食養生の物語』112 『大きな栗の木の下で』
連載『食養生の物語』112 『大きな栗の木の下で』
2022.09.26
食欲の秋といえば「いもくりなんきん」。サツマイモ・栗・南瓜は、九月下旬から旬を迎える食材で、甘みがあり料理にもスイーツにも楽しめるという共通点があります。江戸時代に井原西鶴が著した浮世草子の一節には「とかく女の好むもの、芝居、浄瑠璃、芋蛸南瓜」とありますが、現代ではタコがクリに入れ替わり定着したようです。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』47 素問・九『六節臓象論』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』47 素問・九『六節臓象論』
2022.09.26
この篇は、暦についても書かれています。
岐伯:
「先先人の学者たちは、太陽の影の長さから一年が三百六十五日と発見すると、暦になる区切りを考えました。初めは十干で区切り、十二支でも考えてみました。一日に一つずつ当てはめていくと、十干が六周し、最初と同じ十二支に戻ってくることが分かりました。六回繰り返すと三百六十日になり、これがほぼ一年であることから、天文学者たちは六という数字が天の動きと関係しているとつきとめました」 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~目指すは「まちの保健室」~奈良県橿原市<まるさんかくしかく>
『ちょっと、おじゃまします』 ~目指すは「まちの保健室」~奈良県橿原市<まるさんかくしかく>
2022.09.26
「安全・衛生・誠実をモットーに患者さんファーストで施術に取り組んでいます」と語るのは、奈良県橿原市の鍼灸院、まるさんかくしかくで院長を務める藤田幸久先生と妻の千恵美先生。特徴的な施術所の名前は誰にでも読めて、親しみやすいものにしたいという思いから付けられたのだそうです。 (さらに…)
今日の一冊 学校という「ハコモノ」が日本を救う!
今日の一冊 学校という「ハコモノ」が日本を救う!
2022.09.26
学校という「ハコモノ」が日本を救う!
大竹弘和 著
白秋社 1,980円
1年のうち170日も使われていない「学校」を有効活用し、日本の明るい未来を創る――教育面ではなく、施設利用という「ハコモノ」の側面からの著者の提案だ。体育館や校庭、音楽室、図書室と施設が充実している学校の統廃合が進む一方、巷では学習塾や音楽・スイミング教室などは盛況。この民間パワーを「聖域化」されている学校施設に注げば、多くの無駄が省け、人も集まり、さらには教育格差、体力低下といった子どもを取り巻く社会問題の解決も図れる……少子高齢化時代のハコモノの可能性に迫る一冊。
編集後記
編集後記
2022.09.26
▽この夏を振り返り新しく挑戦したのは、トウガラシの栽培です。植木屋での豊富な品揃えに興味を持ち選んだのは、四川トウガラシ、ベトナムトウガラシ、チョリソー、ハバネロの4種。順調に育ち、まず実をつけたのは四川トウガラシ。2cmぐらいでコロンと丸い形をしています。名の通り四川料理に使うと知り、マーボー豆腐にするとスッキリした辛さでとても美味しかったです。他も順調に実をつけタコライス、タンタンメン、ミーゴレンと色々に楽しみました。ただ、最後に実をつけたハバネロは、テレビで芸能人が「辛い! 辛い!」ともだえる姿が浮かび、手が出ません。赤くぷりぷりと太ったハバネロが今は爆弾のように恐ろしいのです。気だるい季節の変わり目を乗り切る起爆剤になってくれる?(中)