Q&A『上田がお答えいたします』 最近の整骨院の「トレンド」は嘆かわしい
2018.05.10
Q.
近々開業を予定しています。施術所の名称はフランス語にしようと考えていますが、問題はありますか。
A.
近年、いわゆる横文字で治療院の名前を届け出る動きが加速していますが、保健所や保健福祉センターには、そんなものを認めないでいただきたいものですね。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 最近の整骨院の「トレンド」は嘆かわしい
Q&A『上田がお答えいたします』 最近の整骨院の「トレンド」は嘆かわしい
2018.05.10
Q.
近々開業を予定しています。施術所の名称はフランス語にしようと考えていますが、問題はありますか。
A.
近年、いわゆる横文字で治療院の名前を届け出る動きが加速していますが、保健所や保健福祉センターには、そんなものを認めないでいただきたいものですね。 (さらに…)
柔整試験財団、施術管理者研修を開催 実施初年度の日程、一部発表
柔整試験財団、施術管理者研修を開催 実施初年度の日程、一部発表
2018.05.10
7月より、全国で28回開催予定
4月以降、柔整療養費の受領委任を取り扱える施術管理者になる場合に義務付けられた「施術管理者研修」について、7月より全国で随時開催されることが分かった。主催する公益財団法人柔道整復研修試験財団(福島統代表理事)がホームページで、研修概要のほか、実施初年度となる平成30年度開催の一部日程を発表した。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』165 too fast
連載『汗とウンコとオシッコと…』165 too fast
2018.05.10
ディープパープルならぬライトパープルの藤の花が連休前に散り、ツツジが花を落とした。季節の去来が速すぎる。速すぎる去来で身体が夏を感じた人は身熱症状、去来に反発した人は頭痛や梅核気、眩暈、耳鳴を呈し、夕方からの寂寥の風を感じれば、感染症症状を散見させ喘息様の咳嗽を呈することが多い。この時期の咳嗽は治療は簡単なのだが、治しにくい傾向にある。春が短かったために、毎年この時期に多い「ぎっくり腰」が例年に比べて極端に少ないのもその表れだろう……。
横転先生が先に帰り、森畑が友人の勤める高校の陸上部の様子を見に行き、白川女史が知人の割石先生絡みの仕事で、川端が一人ワンオペで治療院を任された。その明くる日のことだ。川端が新患を診たと報告しているのだが、どうも上手くいかなかったらしく、横転先生に内容の矛盾を突っ込まれている。
「それで、お前はずっと、生活習慣病での脂ものの過食による腰痛と思い込んで治療してたわけか。基礎疾患が無くて……」
「は、はい。しっ、身長が170センチ、体重が78キロで、腎兪や志室がだるく痛いと訴えられて……、いっ、いや、いや、いや、でも、L4の外方にも、あっ、圧痛がござって……」
と弁明する川端。
「で? その人はアメリカから12時間のフライト後に痛くなったと訴えてたわけやな。もう一回聞くけど、アメリカに住んでた人が、人事異動で日の本に帰ってきたってことやな。それで両方の腎兪と志室に自覚があり、お前はL4の他覚の圧痛を診た」 (さらに…)
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』16 市民の価値観を変える ~行政と連携した取り組み~
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』16 市民の価値観を変える ~行政と連携した取り組み~
2018.05.10
健康の価値観は、親から子どもに伝わると思いがちですが、子どもから親の価値観を変えることも可能だと考えています。そのため、多くの人の健康の物差しを変えるためには、同一の情報を複数の媒介者から広めていく方法が効果的です。最も健康の物差しを変えやすいのは、健康に一番関心のあるお年寄りと、健康の価値観が確立していない子どもたちです。そこで今回は、市町村と連携して地域住民の価値観を変える複合的な取り組みとして、奈良県曽爾村における、小中学生やお年寄りに対する養生プログラムの取り組みを紹介します。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~「ハイテク」で根本治療~ 大阪府箕面市〈とくやま鍼灸接骨院〉
『ちょっと、おじゃまします』 ~「ハイテク」で根本治療~ 大阪府箕面市〈とくやま鍼灸接骨院〉
2018.05.10
身体の歪みや関節の連動性の乱れが分かる分析システムやコンピュータ制御で骨格矯正を行う装置など、最新の機器・システムを導入しているとくやま鍼灸接骨院。分析によって根本的な原因である「長年の体の使いグセ」をあぶり出し、手技や鍼、骨格矯正などで介入、痛みや不調を改善します。 (さらに…)
今日の一冊 サイコパス解剖学
今日の一冊 サイコパス解剖学
2018.05.10
サイコパス解剖学
春日武彦/平山夢明 著
洋泉社 1,728円
反社会性人格障害。病的にうそをつき他人に害を及ぼす異常性格者――。辞書で「サイコパス」を紐解くとこのように定義されている。サイコパスの代名詞的な存在として、映画『羊たちの沈黙』のキャラクター、ハンニバル・レクター博士が挙げられるが、レクター博士ほど極端でなくともサイコパス的な傾向を持つ人間は少なくないという。「トランプのような●●●●が大統領に当選したのは衝撃だった」「宮本武蔵はサイコパス」「パワハラ女性議員も……」。異色の精神科医と気鋭のホラー作家による「不謹慎」対談。
編集後記
編集後記
2018.05.10
▽投げれば7回途中まで完全試合。打てば3試合連続本塁打。エンゼルス大谷翔平選手の投打の活躍が目覚しい。米紙ワシントン・ポストが「ベーブ・ルースですらやっていないことを成し遂げた」、スポーツ情報サイト・デッドスピンが「彼はこの惑星の出身じゃない」など称賛の声が吹き荒れました。なによりイチロー選手に「ただ信じられない」「(大谷選手の存在が)メジャーリーグを変えた」と言わせたのも大したもの。ところが3試合目の登板で敗戦投手になった途端に米記者はこき下ろしたようで。「ショウヘイは地球に帰ってきた」と。そして規格外と評される4号本塁打を放つとまたもや絶賛し、早くも夏のオールスターゲーム出場のハナシも。上げたり下げたり、アチラの記者さんも大変なようで。(松)
あマ指師課程新設非認定処分取消裁判 原告「学校新設の規制、突如採用」に疑問
あマ指師課程新設非認定処分取消裁判 原告「学校新設の規制、突如採用」に疑問
2018.04.25
保健あん摩師と医療マッサージ師の分離案、どこに
学校法人平成医療学園らが、晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程の新設申請を認めなかった国に対し、処分取消を求めている裁判で、3月23日、大阪地裁で8回目の口頭弁論があった。今回は原告・被告双方より提出文書があり、原告側はあはき法19条の立法化の経緯に対する疑問を中心にこれまでの主張を補充し、被告側は昭和57年に晴眼者対象のあマ指師定員の増加を認めた際の経緯等を示した。 (さらに…)
『医療は国民のために』246 あはき療養費の「療養費同意書交付料」を算定しない医師が続出?
『医療は国民のために』246 あはき療養費の「療養費同意書交付料」を算定しない医師が続出?
2018.04.25
「保険請求が抑制されそうなら、全力でこれを阻止する」「診療報酬がマイナス改定の方向に流れそうになれば、逆に医師の技術料を上げろと交渉し、勝ち取る」。そんな日本医師会の組織的な底力をこれまで何度も目の当たりにしている。政府与党や厚労省に従ってはいられないというすさまじい意気込みを医師会会長やその幹部から感じる。一方、柔整業界やあはき業界はといえば、いまだに自民党などの与党議員や行政庁である厚労省に「ゴマすりよいしょ」している感がどうも拭えない。 (さらに…)
衆院予算委で伊佐氏 経産省のリラク業振興に対し無資格の不適切表示の是正求める
衆院予算委で伊佐氏 経産省のリラク業振興に対し無資格の不適切表示の是正求める
2018.04.25
視覚障害の施術者の生活も考慮し指導を
2月23日の衆院予算委員会第七分科会(経済産業省所管)で、公明党の伊佐進一氏が、無資格業者の不適切な広告表示の是正を求めるなどの質問を行った。経産省は現在、リラクゼーション業を含むサービス業の振興やヘルスケア戦略を推進しており、これに関連しての質疑だ。
伊佐氏は、あるリラク業者のホームページを例に挙げ、「当社では、全てのセラピストが、厚生労働大臣認可組合の公認セラピストとして認定を受けておりますと謳う広告がみられ、これだけをパッと見ると、誤認を与える」と疑問を呈し、不正競争防止法に抵触するのではないかと指摘した。また、昨年11月に放送された「もみほぐし店」に密着取材したNHKの番組に言及し、 (さらに…)
日整が他団体集め協議 業界の新たな一致団結を目指し
日整が他団体集め協議 業界の新たな一致団結を目指し
2018.04.25
「協定契約の一本化」を望む意見も
3月29日、公益社団法人日本柔道整復師会(工藤鉄男会長、日整)が発起人となり、東京都台東区の日本柔整会館に全国の柔整師団体らを集め、話し合いが行われたことが分かった。業界の新たな一致団結の実現と今後の課題について話し合うことを目的に、一般社団法人全国柔道整復師連合会(田中威勢夫代表理事、全整連)も発起人として名を連ね、約30の団体が出席したという。 (さらに…)
第33回経絡治療学会・東京大会 「経絡治療の更なる飛躍と発展」テーマ
第33回経絡治療学会・東京大会 「経絡治療の更なる飛躍と発展」テーマ
2018.04.25
徒弟制ならではの学び、中堅鍼灸師が語る
経絡治療学会(岡田明三会長)の第33回学術大会が3月24日、25日、東京有明医療大学(東京都江東区)で開催された。テーマは、『鍼灸経絡治療の更なる飛躍と発展』。
会頭講演では、大和田征男氏(大和田鍼灸整骨院)が50年に及ぶ臨床経験を振り返り、寒熱を考慮した経絡治療を実践するに至った経緯などを語った。 (さらに…)
柔整・PTメディカルショー 新商品など、24社が治療家らにアピール
柔整・PTメディカルショー 新商品など、24社が治療家らにアピール
2018.04.25
森ノ宮医療学園校友会主催の『柔整・PTメディカルショー』が3月21日、大阪市東成区の同学園専門学校アネックス校舎で開かれた。ダイヤ工業株式会社や株式会社サンメディカル、日進医療器株式会社など、柔整・鍼灸業界に関わる企業24社が出展。来場した約170人の治療家や専門学校の学生らに自社商品の説明やアピールを行った。 (さらに…)
商品紹介 ユニコ ディスポ鍼『美容鍼Pro・S』
商品紹介 ユニコ ディスポ鍼『美容鍼Pro・S』
2018.04.25
細く短い鍼体に、軽く滑りにくい鍼柄
「ユニコ」ブランドの日進医療器株式会社(大阪市中央区)が『美容鍼Pro・S』を新発売した。
卵型に近い形状の鍼先、細く短い鍼体、アルミ製なので軽く、「キザミ加工」で手の滑りを抑えた鍼柄。「顔面部への刺鍼が多い美容鍼灸で求められる品質と機能を追求した」と同社。また、両指持針法や三指持針法など片手での中国式刺鍼手技を前提に鍼管を無くし、「素早く打てるように」。鍼先の感覚を重視する『Pro』と切皮痛を抑えるコーティング加工を施した『S』の2種類がある。4本×60で1箱240本。納入価格は1箱2,400円(税別)。
商品に関する問合せは、同社鍼灸・柔整部(フリーダイヤル 0120-993-118、電子メール info@unico-net.jp)へ。
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』90 フィンランドと日本の医療事情
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』90 フィンランドと日本の医療事情
2018.04.25
先日、ご縁があり、フィンランド政府に近い方と医療について情報交換する機会を得ました。フィンランドは北欧諸国の一つで、人口は500万人強と少ないですが一人当たりGDPなどを見ると豊かで、自由な民主主義国として知られています。医療水準は一般的に高く、医療施設も清潔で非常に整備されています。また、日本と同様に、国民皆保険制度が維持されており、国民は誰でも低額で公的医療機関を利用することができます。「福祉大国で医療費は全て無料」という印象があったのですが、実は低額ではあるものの料金は支払うそうで、日本の皆保険に似ているといえます。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』157 半月板損傷
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』157 半月板損傷
2018.04.25
膝半月板損傷は膝疾患の中で最も多く見られる疾患である。半月板を損傷した場合、膝の機能障害は前十字靱帯損傷と比較して大きくはないが、日常生活に支障をきたすことはもとより、スポーツ選手にとっては致命的となる。半月板損傷はスポーツ選手に限らず、活動的な10歳代後半から20歳代に頻発する。 (さらに…)
厚労省・平成28年度の「広告への指導状況」
厚労省・平成28年度の「広告への指導状況」
2018.04.25
1,441件指導し、改善は662件
平成28年度において、都道府県等があはき・柔整施術所の広告に関する指導を行った件数が1,441件であった。3月9日の厚労省医政局「全国医政関係主管課長会議」で医事課が提出した資料の中で示されていた。調査は毎年実施されており、平成28年度は前年度より370件増で、件数のうち、「改善済・改善見込」が662件、「指導中」が741件、「その他」が38件だった。下記に各都道府県の指導状況を掲載。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 柔整師・あはき師国家試験の合格率低下は今後も続くの?
Q&A『上田がお答えいたします』 柔整師・あはき師国家試験の合格率低下は今後も続くの?
2018.04.25
Q.
平成29年度の柔整師・あはき師国家試験の柔整師とはり師の合格率は50%台だと聞きました。いったいどうなっているのでしょう。まさか、厚労省が「資格を取らせまい」としているとか?
A.
厚労省の発表によると、今回の柔整師・あはき師の国家試験の合格率は「柔整師:58.4%、あん摩マッサージ指圧師:83.0%、はり師:57.7%、きゅう師:62.5%」でした。近年、あん摩マッサージ指圧師の合格率は80%以上で推移しているのに対し、柔整師とはり師、きゅう師はどんどん落ち込んでいますね。
柔整師とはり師・きゅう師の合格率は今後も低下していき、近い将来、少なくとも30%台まで落ち込むと私は見ています。 (さらに…)
連載『食養生の物語』59 タンポポが教えてくれること
連載『食養生の物語』59 タンポポが教えてくれること
2018.04.25
桜が去った後、緑の広がる野に彩りを添えてくれるのが、タンポポの黄色い花です。
タンポポはキク科の多年草で、幕末には既に園芸化されていたようです。生命力が強く、長い根を持つことが特徴。数十㌢から、長いものでは1㍍を超えることもあるほど、地中深くに根を伸ばしていきます。地表ではご存知の通り、花をつける茎は短く、葉はほぼ水平に広がっていますね。見える部分に比して地中の成長の方が大きいことから、陰陽では体を温める陽性の性質が強いことが分かります。
食養生では、古くから母乳の出を良くする野草として用いられてきました。 (さらに…)
連載『アロマテラピーをたずねて』95 春の薬草園を散策して
連載『アロマテラピーをたずねて』95 春の薬草園を散策して
2018.04.25
奈良県宇陀市にある日本最古の民営薬草園「森野旧薬園」に、春の薬草を見に行きました。この辺りは旧伊勢街道で、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているため、時代劇に出てくるような白壁と木造の建物がそのまま残っていて街並みにも趣が感じられます。その街道の途中に、室町時代からあるという「森野吉野葛本舗」があり、裏山が薬草園になっています。 (さらに…)