連載『柔道整復と超音波画像観察装置』196 超音波画像によるストレッチングの腰部筋硬度評価に関する文献レビュー
2021.07.25
宮嵜 潤二(筋・骨格画像研究会)
国民生活基礎調査では、有訴率における筋骨格系の愁訴で特に上位なのは腰痛である。また、日常生活やスポーツにおいても「筋の張り」「筋の硬さ」を意識することが多い。これらの対処法として多くの場合、ストレッチがなされている。近年、ストレッチによる筋コンディショニング評価として超音波エラストグラフィが応用されており、その効果について検証がなされ、報告されていることから、腰部筋コンディショニング評価への超音波画像応用に関する報告についてレビューした。PubMedを使用して検索キーワードを「stretching 」「elastography」「muscle」として検索したところ、130件がヒットした。しかしながら、「lumbar」を加えると4件のヒットのみであった。 (さらに…)