第13回大阪漢方鍼灸医学セミナー 精神疾患に鍼通電刺激
2018.04.10
第13回大阪漢方鍼灸医学セミナーが3月4日、大阪市内で開かれた。
明治国際医療大学鍼灸学部教授の福田文彦氏が『心の問題とはり・きゅう治療』をテーマに講演を行った。精神疾患の治療に関わる医療費や社会サービス費用などの直接費用と、休職や死亡によって発生した間接費用の、平成22年の推計値を提示。 (さらに…)
第13回大阪漢方鍼灸医学セミナー 精神疾患に鍼通電刺激
第13回大阪漢方鍼灸医学セミナー 精神疾患に鍼通電刺激
2018.04.10
第13回大阪漢方鍼灸医学セミナーが3月4日、大阪市内で開かれた。
明治国際医療大学鍼灸学部教授の福田文彦氏が『心の問題とはり・きゅう治療』をテーマに講演を行った。精神疾患の治療に関わる医療費や社会サービス費用などの直接費用と、休職や死亡によって発生した間接費用の、平成22年の推計値を提示。 (さらに…)
NPO法人鍼灸地域支援ネット研修会 『鍼灸師・マッサージ師のためのBCP』
NPO法人鍼灸地域支援ネット研修会 『鍼灸師・マッサージ師のためのBCP』
2018.04.10
南海地震30年で80%、内陸型地震も想定
第5回京都府災害鍼灸マッサージコーディネーター研修『鍼灸師・マッサージ師のためのBCP(事業継続計画)』が3月4日、京都テルサ(京都市南区)で開催された。NPO法人鍼灸地域支援ネット主催。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』89 検査の意義
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』89 検査の意義
2018.04.10
鍼灸マッサージ・柔整の治療院で「検査」というと、身体的検査です。これは基本的に、コストをかけることなく実施できますね。一方、病院・診療所等の現場では、身体的なもの以外にも、生理学的(エコーや心電図など)、生化学的(採血検査など)なものがあります。医療機関では、「検査ばかりして3分しか診療がしてもらえない」と揶揄されることもありますが、そこには、診療報酬的に検査は利益が上がり、身体的検査にはあまり診療報酬がかからないという事情が関与しています。 (さらに…)
連載『中国医学情報』157 谷田伸治
連載『中国医学情報』157 谷田伸治
2018.04.10
☆変形性膝関節症で関節腔内注射療法と灸頭鍼併用療法を比較
湖南中医薬大学・欧梁らは、変形性膝関節症(膝OA)患者で関節腔内注射単独療法と灸頭鍼併用療法の効果を比べ報告した(鍼灸臨床雑誌、18年01期)。
対象=患者56例、男25例・女31例、平均年齢57.8歳、平均罹患期間5年、Kellgren-Laurence(KL)分類:gradeⅡ(関節裂隙狭小化25%以下、骨変化なし)29例・gradeⅢ(関節狭小化50~75%、骨棘形成、骨硬化)27例。これをランダムに単独群・併用群各28例に分けた。 (さらに…)
東京の柔整師、受領委任中止処分 エステサロンから患者情報流れる?
東京の柔整師、受領委任中止処分 エステサロンから患者情報流れる?
2018.04.10
関東信越厚生局が3月30日付で、柔整療養費を不正に請求したとして、立石純人柔整師(80歳、立石整骨院・東京都大田区田園調布)を受領委任取扱いの中止相当とした。判明した不正請求額は約124万円(平成24年6月から平成29年4月までの計84人分)。 (さらに…)
秀和システムから新刊 『痛みもコリも一瞬でとれる 筋ツイスト』
秀和システムから新刊 『痛みもコリも一瞬でとれる 筋ツイスト』
2018.04.10
痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト
株式会社秀和システムから新刊『痛みもコリも一瞬でとれる 筋ツイスト』が発行された。著者は、岐阜市でマサゴ整骨院を開業している福冨章氏(鍼灸マッサージ師・柔整師)。本体価格1,300円。
筋ツイストとは、「筋肉をねじる→パッと手を放す→反動で筋肉が元に戻る」といった一連の動きを利用したセルフ調整法。筋肉が元に戻ろうとする「反射」、つまり無意識のうちに筋肉に刺激を与えることができるので、筋膜のねじれや、血行・リンパの流れの改善に効果が期待できると著者。
「筋肉の流れに沿ってねじること」といった実践する上でのポイントのほか、体幹・ふくらはぎ・太ももなど部位ごとの解説を、写真を用いて分かりやすく紹介する。 (さらに…)
鍼灸師の機能訓練指導員要件で厚労省がQ&A発出
鍼灸師の機能訓練指導員要件で厚労省がQ&A発出
2018.04.10
「経験十分か」受け入れ先の管理者判断
4月からの介護報酬改定に伴い、厚労省から3月23日付で改定内容に関する事務連絡(Q&A)が発出され、その中で、はり師、きゅう師が機能訓練指導員になる際の要件・手続きについて見解が示された。 (さらに…)
柔整国試、次々回から出題数増
柔整国試、次々回から出題数増
2018.04.10
財団設置の委員会が報告
2020年3月実施の第28回柔道整復師国家試験から必修問題数が増加するなど見直しが図られるようだ。柔道整復研修試験財団に設置されている「柔道整復師国家試験改善検討委員会」が3月5日付の報告書の中で示した。同委員会は、国家試験の質の向上を図る目的で平成27年5月に立ち上げられ、委員長の相澤好治氏(北里大学名誉教授)をはじめ、碓井貞成氏(全国柔道整復学校協会会長)、工藤鉄男氏(日本柔道整復師会会長)、櫻井康司氏(日本柔道整復接骨医学会会長)、釜萢敏氏(日本医師会常任理事)らで構成されている。
報告書では、具体的な改善事項として、▽必修問題を従来の30問から50問に増やし、出題範囲を「柔道整復施術の基礎」「保険診療に関する知識」「関係法規に関する知識」とする、▽臨床実地問題について、「柔道整復理論」を含んだ現行の15問程度から20問程度に改める、等を挙げた。今後、出題基準を改訂した上で、2020年3月と、2年後の2022年3月の国家試験で実施に移す予定という。
Q&A『上田がお答えいたします』 あはき療養費の受領委任導入がもたらすものとは?
Q&A『上田がお答えいたします』 あはき療養費の受領委任導入がもたらすものとは?
2018.04.10
Q.
10月予定の「受領委任の取扱い開始」で、あはき療養費の取扱高や件数は増加するのでしょうか?
A.
あはき業界では受領委任の導入に対し、「これで柔整と同様に受領委任で稼げる」などと、喜々としているような雰囲気も一部にあるようですね。しかし私は今まで何度も述べてきた通り、受領委任で支給するもしないも「保険者の自由裁量」とされた時点で「終わった」と考えています。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』164 時代に合わせる……
連載『汗とウンコとオシッコと…』164 時代に合わせる……
2018.04.10
初夏が駆け足で訪れた。桜の開花が早く、酒を片手に散りゆく桜を見届けながら感じる花冷えもない。儚く散ってしまうのも非常に早かったし、入学式までは持たなかった。その代わり新緑が芽吹く時期の早さに驚いたものだ。変化が激しい時代になったものだ。
そうなると生体はどうなるのか。発陽する肝が疲れてしまい、そうなると二極化する。代謝を上げるために体幹部に血を集めるので四肢の血流は不足するか、代謝が上がらずに横隔膜より下が弛緩傾向に至り上焦部で激しく熱の反応が出てくるかになる。症状としては、前者は交感神経優位となり、腹痛や頭痛や体幹部、四肢関節の痛みを現し、後者は季肋部周囲が緊張し、心痛、動悸、身熱や咳嗽を伴い、少腹部の痛みや下肢の浮腫みなどの下腹部の痛みを出す疑似厥陰病のような状態になる。
「先生、この子の咳がなかなか治らなくて……。夕方や、昼寝後に発熱して保育園に呼び出されることも多くて困ってるんです。一週間前から、薬を飲んでもあまり変わらなくて、気管支拡張剤を張り付けても全然効かないんですよ」
4歳の女の子を連れた母親がやってきた。母親も、横転先生にしばしば治療を受けている女性だ。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』15 メディアから健康を変える
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』15 メディアから健康を変える
2018.04.10
いつの時代も健康は人類にとって重要な課題です。そのため、テレビや雑誌では様々な健康に関するテーマで特集が組まれています。その中には、ツボや鍼灸治療などを紹介する企画もありますね。実際、数多くの研究において、健康受療行動を決定する要因として、テレビや雑誌などの情報が重要であることが指摘されています。メディアを通じた情報拡散は、鍼灸を知ってもらい、健康の物差しを変える上でも効果的な方法でしょう。しかし、その反面、「情報を提供する我々は何を伝えるべきか」という目的をはっきりしておかないと、情報を利用するのではなく、逆に利用されてしまいます。そこで今回は、メディアを通じた取り組みを紹介します。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~足の痛み解消、患者さんの靴選びも~ 滋賀県近江八幡市<よしむら接骨院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~足の痛み解消、患者さんの靴選びも~ 滋賀県近江八幡市<よしむら接骨院>
2018.04.10
間違った歩き方や足の指の使い方、合わない靴などを正すことが足の痛みの治療や予防につながると言う、よしむら接骨院・院長の吉村先生。同院には外反母趾や足底筋膜炎、モートン病といった、足に悩みを抱える患者さんが老若男女を問わずやって来ます。 (さらに…)
今日の一冊 アルツハイマー病は「脳の糖尿病」
今日の一冊 アルツハイマー病は「脳の糖尿病」
2018.04.10
アルツハイマー病は「脳の糖尿病」 2つの「国民病」を結ぶ驚きのメカニズム
鬼頭昭三/新郷明子 著
ブルーバックス 994円
いまだ治療法が発見されていないアルツハイマー病は、認知症の半数以上を占めている。そして日本では85歳以上の4人に1人は認知症で、65歳以上の7人に1人は認知症かその予備軍であるとされている。認知症、アルツハイマー病は今や「国民病」であると言っても過言ではない。一方、40歳以上の4人に1人が罹患、もしくは予備軍だという糖尿病。その重要な因子であるインスリンを「記憶物質」として捉えると、二つの国民病の密接な関係が浮かび上がってきた。気鋭の著者が「根本的治療薬」の可能性を探る。
編集後記
編集後記
2018.04.10
▽『今年のヒノキ花粉は昨年の428倍』――某番組が報じた、そんな衝撃的な数字が話題になりました。測定結果を確認してみても、ヒノキにせよスギにせよ今年の花粉が多いのは確かなようで、実際、目のかゆみに苦しんでいます。そもそもこうした針葉樹の極端な増加は無理な植林の結果で、木材需要の減少もあって花粉が増えているのだという説も。苦しさのあまり、いっそ焼き払って別の木を……と血迷ってしまいそうですが、ここまで酷くなると抜本的な対策が必要に感じます。ただ、今や花粉症対策の投薬も一般的。仮に花粉症がなくなれば困るのは製薬会社と医者、という声も……。中村先生の新連載によれば「鍼灸師はトレンドに流されやすい」そうですが、次は……なんてのはブラック過ぎるでしょうか。(平)
4月からの施術管理者新要件で 既に実務経験ある柔整師にも特例 厚労省の3月5日付通知
4月からの施術管理者新要件で 既に実務経験ある柔整師にも特例 厚労省の3月5日付通知
2018.03.25
4月以降、柔整療養費の受領委任を取り扱う「施術管理者」になるための新要件として、「実務経験」と「研修受講」が義務化されるが、導入初年度となる平成30年度において、既に実務経験(1年以上)を満たしている現役柔整師にも特例が認められることとなった。厚労省が3月5日付の通知で示した。
「特例」の措置については、「平成30年3月の国家試験で資格を取得した後、すぐに施術管理者となる計画の方」といった新規免許取得者・新卒者を対象に設けられていたが、免許を保有する柔整師に対しては今回が初めて。
これまで厚労省が示した改正通知では、現時点で受領委任の「登録・承認」がされた施術管理者が、▽施術所(建物)所在地の変更、▽「協定から契約」または「契約から協定」の変更、の2つのケースに限って新要件は除外するが、これ以外では、たとえ施術管理者の経験がある柔整師でも、「新たに届出・申し出をし直す場合」は新要件が課せられることとなっていた。
今回の3月5日付通知では、受領委任を取り扱う施術所において「柔整師として実務に従事した経験」が既に1年以上ある柔整師に対し、勤務実態が証明できれば、緩和措置として、届出・申し出から1年以内に「もう一つの要件である研修(2日間程度、16時間以上)を受講し修了する」ことで施術管理者に認めるとの、新たな「特例」を定めた。これにより、現在施術所で勤務する柔整師や過去に施術管理者であった柔整師が1年以上の実務経験を経ていれば、平成30年度において実質的に施術所を開設することが可能になった。
なお、経験日数としてカウントされるのは、「受領委任の取り扱いを行うとして登録された施術所」のみで、指定された様式『実務経験期間証明書』(上画像参照)によって証明を行う。過去に開業していた施術管理者が、一定期間を空けて再度施術所を開設する場合など、「自らが自らを証明する」ケースも生じるが、厚労省担当者は「そういったケースもあり得る」と話す。
『医療は国民のために』244 柔整団体は“業界の統一”とか“大同団結”などと言いながら反したことをやっている
『医療は国民のために』244 柔整団体は“業界の統一”とか“大同団結”などと言いながら反したことをやっている
2018.03.25
1月16日付の厚労省保険局長通知がどうも気に食わない。4月からの施術管理者要件の変更を伝える内容で、協定・契約それぞれについての運用通知であるが、あたかも「社団協定」よりも「個人契約」が劣っていると勘違いを起こさせる。 (さらに…)
平成30年度介護保険制度改正 全鍼師会の小川氏・長嶺氏、厚労省交渉など振り返る
平成30年度介護保険制度改正 全鍼師会の小川氏・長嶺氏、厚労省交渉など振り返る
2018.03.25
はり師・きゅう師、
機能訓練指導員の対象資格に
4月から、介護保険において、はり師・きゅう師がデイサービス等に配置する「機能訓練指導員」に認められることが決まった。厚労省は、平成30年度介護保険制度改正に伴い「人材の有用活用」として、はり師・きゅう師を対象資格に追加し、機能訓練指導員の量的な確保につなげる方針だ。また鍼灸業界も、長年訴え続けてきた要望がようやく実を結んだ形となった。今回、厚労省老健局との直接交渉に当たっていた公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会(全鍼師会)の学術局長・小川眞悟氏と、事務局長・長嶺芳文氏に話を聞いた。 (さらに…)
第35回日本東方医学会 「QOD」テーマにシンポジウム
第35回日本東方医学会 「QOD」テーマにシンポジウム
2018.03.25
最期の「安らかさ」、周囲の希望にも
第35回日本東方医学会が2月25日、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)で開催された。メインテーマは『健康寿命を楽しく生きる東方医学の知恵』。
シンポジウム『Quality of death(QOD)をめざす東方医療』で、田畑正久氏(佐藤第二病院院長)は、仏教と医療の関係について講演。仏教は生老病死の四苦との向き合い方を模索するものであるが、 (さらに…)
医歯薬出版から新刊 『わかりやすい臨床中医実践弁証トレーニング 第2版』
医歯薬出版から新刊 『わかりやすい臨床中医実践弁証トレーニング 第2版』
2018.03.25
わかりやすい臨床中医実践弁証トレーニング 第2版
医歯薬出版株式会社から新刊、『わかりやすい臨床中医実践弁証トレーニング 第2版』が発行された。著者は関西医療大学大学院・保健医療学部教授の王財源氏。B5判352頁。本体価格5千円。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』88 遠隔医療に近いことを実現したモンゴルの経験から
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』88 遠隔医療に近いことを実現したモンゴルの経験から
2018.03.25
年度末に入り、ますます忙しさが増しつつありますが、それを横目にようやく穏やかな春を感じる季節になりましたね。そんな中、私は先日、モンゴルまで往診に行きました。 といっても、私はモンゴル国内で医業を行う免状は持っていないので、医療コンサルタント、いわゆるセカンドオピニオン的な目的で患者さんの相談にのってきました。 (さらに…)