日鍼会国際委員会シンポ 極東各国の東洋医学事情

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投稿日:2024.04.25

あはき

中国ではテクノロジー化が進行

 日本鍼灸師会国際委員会が3月10日にシンポジウム『Asiaの鍼灸―伝統と革新のはざまで未来を紡ぐ』を開催した。上海、台湾、ソウルで活躍する3名のパネリストが招かれ、現地の東洋医学事情について語った。

中台韓それぞれの制度、東洋医のポジションは

 中国上海市で中医師として働く藤田康介氏(上海TOWAクリニック中医科・医師)は、日本人として初めて中医学博士号を取得、外国人として初めて中医内科学主治医師資格に合格した立場から、中国の医師制度や革新を続ける中医学について解説した。中国では大学の学士課程5年と臨床実習(インターン)1年の計6年を経て中医師国家試験が受験可能になる。

 さらに、上海には研修医制度もあり、上海衛生局指定の病院で3年間の経験を積むことで、現地で医療行為を行うことが認められる「執業医師資格」を取得することができると説明した。中医薬学では取り扱う生薬の数が膨大で、組み合わせによって無限に発展を続けている。一方で、西洋医学との結合も模索しており、新たな処方の開発にも積極的だとした。

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あはき

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