エクスナレッジから新刊 足が速くなる解剖図鑑
2024.11.21
投稿日:2021.05.10
今回の内容
・経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PELD)での単穴鍼治療併用の鎮痛効果―薬物単独とランダム化比較(上海鍼灸雑誌、19年12期)
・乳癌手術後の鎮痛と免疫機能に対する鍼通電治療の影響―PCIAとのランダム化比較(上海鍼灸雑誌、19年12期)
・無痛分娩での円皮鍼穴位指圧併用の影響―非併用群とのランダム化比較(上海鍼灸雑誌、19年12期)
広東省広州中医薬大学病院・呉江林らは、経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(transforaminal法)患者に対する鎮痛効果を薬物単独と鍼併用で比較(上海鍼灸雑誌、19年12期)。
対象=60例(男38例・女22例)。これをランダムに、薬単独群・鍼併用群各30例に分けた。単独群は平均45±8歳・体重58±12kg、併用群は平均41±10歳・体重60±11kg。
治療法=両群に局部麻酔薬(リドカイン)注射。
<鍼>①取穴―腰痛穴(前額の正中、両眉心中央)。②操作―手術10分前に短鍼を水平刺、適度の提挿捻転(刺入箇所に疼痛感があるのを限度)、置鍼1分間。
観察指標=術前術中に4回、平均動脈圧(MAP)・心拍数(HR)を測定。疼痛はVAS(0点:無痛~10点:耐えられない激痛)で評価。
結果=手術時間―単独群:126±54分、併用群:108±30分。VAS―単独群:0点0例・1~3点2例・4~6点8例・7~10点20例、併用群:0点4例・1~3点17例・4~6点9例・7~10点0例。なおMAP・HRは、手術中に単独群では統計学的に有意に上昇したが、併用群では有意には変動しなかった。両群とも術後の不良反応なし。
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