連載『柔道整復と超音波画像観察装置』209 右膝関節痛への描出について

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投稿日:2022.08.25

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今回の執筆者:松本 尚純(筋・骨格画像研究会)

 45歳男性、常に痛みや違和感があるわけではないが、長引く右膝の疼痛や違和感が気になり来院する。ある時は内側裂隙部、また膝蓋骨の裏側や、膝蓋上方などに痛みが出現するが、来院日当日は軽微な右膝蓋骨外上角の違和感のみである。

 患側、健側ともMcMurryテスト(-)、Lachmanテスト(-)、膝蓋跳動検査(-)、Drawer sign(-)、Lateral instability テスト(-)、目立つ所見がないことから、超音波画像観察装置(以下US)にて描出した。

 【画像①】は内側側副靱帯(以下MCL)付近をランドマークに内側裂隙部を描出した画像である。変形性膝関節症などでみられる骨棘などは見当たらず、大きな病変はないように観察できる。

【画像①】内側裂隙部(画像は全てクリックで拡大)

【画像①】内側裂隙部(画像は全てクリックで拡大)

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