『鍼灸師・柔整師のための痛み学―UPDATE』8 痛みにおける脊髄の役割

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 痛みという感覚は原始的な感覚であるが故に、色々な場所で修飾を受けて脳に伝わります。特に近年では前頭前野や扁桃体などの脳が痛覚を修飾していることが注目されていますが、その他に注目されている部位として脊髄があります。

 そもそも痛みは受容器が痛み刺激を感じると神経が興奮し、電気的な信号として脊髄に伝わります。この電気的な刺激の伝わりは伝導と表現しています。そして、色々な受容器から生じた電気信号(興奮)は脊髄に集約され、シナプス(化学信号)を介して脳に伝わります。このように伝達物質による情報のやり取りを伝達と表現しています。特に脊髄は、

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あはき学術・教育柔道整復連載

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