連載『織田聡の日本型統合医療“考”』188 今後求められる経営能力「ダイナミック・ケイパビリティ」

  • TOP
  • 連載『織田聡の日本型統合医療“考”』188 今後求められる経営能力「ダイナミック・ケイパビリティ」

投稿日:2022.06.10

連載

 前回の「バーニーの理論」で取り上げた企業の競争の「型」の話を続けます。型には、IO型とチェンバレン型、シュンペーター型の三つがあるのでしたね。医療の業界は、かつてIO型でした。業界内であまり大きな差別化は行われず、サービス供給量を調整さえすれば(例えば、人口の少ないところに多くの医療機関が密集さえしなければ)、安定した経営が成り立っていました。しかし、最近では様々な規制下で、医療機関が破綻することも珍しくなく、どのようにマーケティングを進めれば良いのかを指南するサービスも多く見受けられるようになりました。したがって、現在は差別化が重要となるチェンバレン型へと移行したと言えるでしょう。さらに今後は、不確定要素がますます増えて将来予測が困難な環境が想定され、シュンペーター型の競争へ移行していくでしょう。そんな予測困難な環境に対応するために出てきた概念として、ダイナミック・ケイパビリティがあります。

こちらは有料記事です。デジタル版に登録すると続きをお読みいただけます。

連載

この記事をシェアする

広告 ×

本研究会は、日本で最大数の臨床実績をもつ「塩川カイロプラクティック」が主催されている内容で、現場で即活かせる”哲学×科学×技術”を総合的に学ぶ絶好の機会となります!

全柔協 R7年度 カイロ&オステ研究会OPEN