連載『中国医学情報』201 産後の母乳不足に対する温灸治療効果ほか

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投稿日:2021.12.10

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今回の内容
・産後の母乳不足に対する温灸治療効果―少沢・至陰穴でのランダム化比較(鍼灸臨床雑誌、2021年5期)
・脳卒中後の構音障害に対する鍼治療効果―2種の鍼処方をランダム化比較(鍼灸臨床雑誌、2021年5期)

☆産後の母乳不足に対する温灸治療効果―少沢・至陰穴でのランダム化比較

 山東中医薬大学・周晨らは、産後の母乳不足患者60例で、少沢・至陰穴での温灸治療効果を比較(鍼灸臨床雑誌、2021年5期)。

 対象=付属病院鍼灸科外来の60例、平均約32.5歳(24~42歳)、平均罹患期間約62日(20~150日)。これをランダムに、少沢群・至陰群・両穴併用群各20例に分けた。

 治療法=3群とも棒灸をツボから2~3cm離し、左右各15分間、合計30分間の温和灸。ツボの脇を片側の拇指か示指で押さえて、固定するとともに、温度を感じて調整。毎日1回、連続3日間治療。治療後は産婦に、新生児との接触や授乳回数・時間を多くさせ、家族には産婦へ充分な休息・栄養摂取・精神面の支援をさせる。

 観察指標=

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