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今日の一冊

今日の一冊 王家の遺伝子 DNAが解き明かした世界史の謎

投稿日:2019年12月10日

王家の遺伝子 DNAが解き明かした世界史の謎
石浦章一 著
ブルーバックス 1,100円

 シェイクスピアの手で、醜悪な異形の悪役として描写されたイギリス国王、リチャード三世。2012年、その遺骨と思しき人骨が駐車場から掘り出され、話題となった。人骨は本当にリチャード三世なのか、そしてその死因の不審な点とは――。DNA解析の発達が覆した、英国王室、建国初期のアメリカ、古代エジプトの歴史を紹介。出生前遺伝子診断の是非や、従来の遺伝子組み換えとゲノム編集の違い、「角のない牛」や「身の多い鯛」の誕生など、最新の知見にも触れながら、『DNA歴史学』の可能性を探る。

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