連載『中国医学情報』185 谷田伸治
2020.08.07
☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の鍼灸治療例―「熱敏灸」治療42例
黄仙保(江西中医薬大学付属病院)らは、COVID-19による重症肺炎(中文:新型冠状病毒肺炎、以下「新冠肺炎」と略記)患者の隔離病室での灸治療で、ネガティブ感情の軽減、胸部不快感・食事量減少症状の改善などを認めたと発表(中国鍼灸、20年6期)。 (さらに…)
連載『中国医学情報』185 谷田伸治
連載『中国医学情報』185 谷田伸治
2020.08.07
☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の鍼灸治療例―「熱敏灸」治療42例
黄仙保(江西中医薬大学付属病院)らは、COVID-19による重症肺炎(中文:新型冠状病毒肺炎、以下「新冠肺炎」と略記)患者の隔離病室での灸治療で、ネガティブ感情の軽減、胸部不快感・食事量減少症状の改善などを認めたと発表(中国鍼灸、20年6期)。 (さらに…)
鍼灸系大学で感染者発生 オープンキャンパス中止も
鍼灸系大学で感染者発生 オープンキャンパス中止も
2020.08.05
7月中旬から、鍼灸系大学で新型コロナウイルス感染者の発生が続いている。
森ノ宮医療大学では、7月17日に学生1名のPCR検査陽性が判明。また、18日には、この学生と関わりのない別の学生の罹患(アルバイト先で発生したクラスター内での感染)も判明した。同大学はこれを受け、学生の立ち入りがあった棟の閉鎖、26日までの学生の登校禁止、当該学生と接触が疑われる学生・教員の自宅待機などの対策を講じた。また、感染者との濃厚接触者にあたる学生のPCR検査も行われ、いずれも陰性だったという。
明治国際医療大学でも7月31日、やはり学生1名のPCR検査陽性が判明。週明けの8月3日から7日までを休校とし、保健所と連携・協力しながら対応の上、感染予防の啓発と全学的な感染防止対策を講じていくとしている。
両校とも、感染者の発生を受け、一部日程で入試説明会やオープンキャンパスの中止を決定しており、学生の進路選択への影響も懸念される。
滋賀の柔整学校でクラスター発生
滋賀の柔整学校でクラスター発生
2020.07.27
滋賀県甲賀市のルネス紅葉スポーツ柔整専門学校(学校法人ルネス学園)において、新型コロナウイルスの集団感染が発生した。柔整専門学校における、新型コロナウイルスのクラスター発生が確認されたのは初めて。
同校によれば、7月21日にスポーツ健康科の学生1名の感染を確認。濃厚接触が疑われる野球部の学生、教職員にPCR検査を行ったところ、22日、新たに10名の感染が分かり、集団感染が判明した。
滋賀県の発表では、7月26日時点で確認された感染者は計17名。ただ、25日以降に新たな感染者は確認されておらず、保健所は「濃厚接触者において陽性者の拡大がみられないことから、本集団感染については収束へ向かいつつある」とみているという。
柔整・施術管理者研修、8月申込み再開
柔整・施術管理者研修、8月申込み再開
2020.07.22
優先度を変更、コロナ救済も
新型コロナウイルスの影響で開催が中断されていた柔整療養費の「施術管理者研修」が、10月から再開されることが決まった。これに伴い、8月7日から受講の予約申請が始まる。厚労省は、中断前に受講への参加が決まっていた柔整師が不利益をこうむらないよう救済策も再開に当たり講じた。 (さらに…)
『医療は国民のために』299 コロナ禍で自治体がリラク大手と手を組んだ!
『医療は国民のために』299 コロナ禍で自治体がリラク大手と手を組んだ!
2020.07.22
7月上旬、横浜市が新型コロナウイルス感染症に対応した医療従事者に向けて、「無償」でリラクゼーションサービスの提供を始めた。この取り組みに、リラクゼーション大手が協力していると知り、少々情けない気持ちになった。
コロナ患者の治療に携わる医療従事者への精神的・肉体的なケアに当たるなら、まさに鍼灸やあん摩・マッサージの施術はうってつけといえる。また横浜市は、「株式会社りらく」が運営する店舗『りらくる』のセラピストを派遣するそうだが、これはあはき業界が忌み嫌う「無資格者」そのものであり、有資格者として医業の一部を提供する立場から健康被害の危険性など含め否定的に捉えてきた経緯もある。
とはいえ、 (さらに…)
社会鍼灸学研究会、コロナ禍に関するアンケート実施
社会鍼灸学研究会、コロナ禍に関するアンケート実施
2020.07.14
社会鍼灸学研究会(形井秀一代表)が、コロナ禍に関するwebアンケートを実施している。2020年7月時点で、2月から6月に日本鍼灸界がどの様な状態にあったのかを調査することを目的としたもの。アンケートの回答期限は8月10日まで。
アンケート結果のデータは、9月21日にリモート開催を予定している研究会で発表するほか、協力した団体の希望があれば提供する予定。
社会鍼灸学研究会は「社会学的な手法をもって鍼灸に関する総合的な事柄の議論を深め研究すること」を目的として、2005年に発足した研究会。今年度の研究会のテーマは「COVID-19と鍼灸―COVID-19禍中の日本鍼灸とそれを取り巻く状況を考える」。
アンケートの回答は https://forms.gle/4Z1Ljcim7QT6gZp2A から。
オンライン勉強会・イベント続々 病鍼連携連絡協議会、セイリンなど
オンライン勉強会・イベント続々 病鍼連携連絡協議会、セイリンなど
2020.07.10
コロナ禍で自宅から/子育て中・遠方でも参加
新型コロナウイルスの流行で各種イベントの中止・延期が相次ぐ中、「3密」を回避できるオンラインの活用が急速に進み、あはき・柔整業界でもオンラインによる勉強会やイベントの動きが広がっている。参加人数は? 雰囲気は? 従来の対面式との違いは? 主催者に素朴な疑問を聞いた。
(さらに…)
コロナ あはき再同意 特例が7月まで延長
コロナ あはき再同意 特例が7月まで延長
2020.07.10
新型コロナウイルスの影響に伴う、あはき療養費の再同意の期間猶予等の特例措置について、3度目となる延長が決まった。同意文書内の支給可能期間の最終日が「2月25日から7月末まで」である場合、最終日以降の施術(ただし7月末まで)も支給対象と認められる。変形徒手矯正術の「口頭同意」による臨時対応も同様に7月末まで。
業界代表する2学会 対面開催中止
業界代表する2学会 対面開催中止
2020.07.10
接骨医学会、全日本鍼灸学会
コロナ禍でやむなく
新型コロナウイルスの新規感染の収束が見通せない中、業界内では大規模な学会の対面開催中止が相次いで発表された。
一般社団法人日本柔道整復接骨医学会(櫻井康司会長)は6月15日、11月に東京都内で開催予定だった第29回学術大会の対面開催中止をホームページで発表。 (さらに…)
連載『中国医学情報』184 谷田伸治
連載『中国医学情報』184 谷田伸治
2020.07.10
☆新型コロナウイルス肺炎の鍼灸法―中国鍼灸学会「指導意見」第二版
中国鍼灸学会は、新型コロナウイルス肺炎の鍼灸法(第二版)を発表(中国鍼灸、20年5期)。 (さらに…)
東鍼会・新型コロナアンケート調査結果② 消毒液やマスクが不足
東鍼会・新型コロナアンケート調査結果② 消毒液やマスクが不足
2020.07.10
「廃業を予定」との回答も
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下の4月末、公益社団法人東京都鍼灸師会(東鍼会)が鍼灸院を対象に行ったアンケート調査結果の第二弾(第一弾は前号に掲載)。
「不安なこと」(複数回答)について尋ねたところ「自己の感染の可能性」76.4%、「金銭面(運営資金の枯渇や給料の減額)」75.5%などとなっていた。「その他」として (さらに…)
横浜市がリラク大手と共同でコロナ対応の医療従事者ケア、業界内から危機感
横浜市がリラク大手と共同でコロナ対応の医療従事者ケア、業界内から危機感
2020.07.09
横浜市は7月7日、新型コロナウイルス感染症に対応した医療従事者向けに無償でリラクゼーションサービスを提供すると発表した。同市の市民病院に、リラクゼーション店舗『りらく』を運営する「株式会社りらく」のセラピストを派遣し、医療従事者の精神的・肉体的ケアを行うという。8月6日まで実施される。
ある業界関係者からは、「健康被害も少なくない無資格施術を、一自治体が推奨して利用を促すというのはいかがなものか。このままほかの地域に波及してしまう恐れもあり、危機感を覚える」との声が聞かれた。
なお、今回の横浜市の取り組みは、コロナの感染で仕事が減った、リラクゼーションに従事するセラピストの業務機会の創出も目的としているという。
「家賃支援給付金」、14日から申請受付開始
「家賃支援給付金」、14日から申請受付開始
2020.07.07
個人事業主や中堅・中小企業向けのコロナ関連支援策として、創設が決まっていた「家賃支援給付金」の申請受付が、7月14日から開始されることが決定した。
対象となるのは、今年5月から12月の間に、前年比で1カ月50%以上もしくは3カ月連続で30%以上売上が落ち込んだ事業者。半年分の賃料に対し、中小企業は最大600万円、個人事業主は最大300万円が一括で支給される。
受付は原則オンラインだが、オンラインでの申請が困難な事業者のために、「申請サポート会場」を設ける予定。
経済産業省「家賃支援給付金に関するお知らせ」
東方医学会、コロナの医療従事者に無料の鍼灸施術を提供
東方医学会、コロナの医療従事者に無料の鍼灸施術を提供
2020.07.03
日本東方医学会が「ありがとう! スマイルケア」と銘打ち、新型コロナウイルス感染症に携わる医療従事者に無料の出張鍼灸施術を行っている。
首都圏の病院に鍼灸師を派遣し、医師や看護師、薬剤師、理学療法士など施術を行う。派遣するのは、同学会で医療連携に関する認定制度をクリアした鍼灸師。マスクや手袋、フェイスシールドなどの感染予防具は鍼灸師が持参するという。
日本東方医学会「ありがとう!スマイルケア」プロジェクト
柔整・施術管理者研修、申込み再開が8月に変更
柔整・施術管理者研修、申込み再開が8月に変更
2020.07.01
新型コロナウイルスの影響で、10月から再開される柔整療養費の施術管理者研修の申込みが7月より始まることになっていたが、翌月8月に変更された。研修を主催する柔道整復研修試験財団が本日、ホームページ上で発表した。
感染状況を鑑みての判断といい、8月7日(金)14時から受付を開始する。
コロナ対応のあはき再同意特例、7月末まで延長
コロナ対応のあはき再同意特例、7月末まで延長
2020.06.30
コロナ禍で特例的な取り扱いとなっている「あはき療養費の再同意」について、期間猶予等が7月末まで延長される。厚労省が6月29日付の事務連絡で示した。
今回で特例措置の延長は3回目。再同意は本来、「支給可能期間」内に得る必要があるが、この期間の最終日が「2月25日から7月末まで」である場合、それ以降の施術(ただし7月末まで)も特例として支給対象に認められる。
マッサージ療養費における変形徒手矯正術の「口頭同意」による臨時対応も7月末まで。
柔整・施術管理者研修、7月より申込み再開
柔整・施術管理者研修、7月より申込み再開
2020.06.29
新型コロナウイルスの影響で、開催中止が続いていた柔整療養費の施術管理者研修が再開されることが分かった。研修を主催する柔道整復研修試験財団が発表。
10月10日からの大阪会場を皮切りに再開される。申込み受付は7月15日(水)から。
※7月1日追記
申込み再開が8月に変更された。詳細はこちら。
コロナ禍のあはき・柔整専門学校の実態 本紙調査から
コロナ禍のあはき・柔整専門学校の実態 本紙調査から
2020.06.25
「夏季休暇に補講」8割強
新型コロナウイルスに関連する休校などにより、教育機関では深刻な授業計画の遅れが発生している。あはき・柔整専門学校では、これに対処すべく、夏季休暇に補講を行う予定の学校が8割以上に上っていることが、鍼灸柔整新聞の実施したアンケートから明らかとなった。アンケートは5月15日から31日に実施し、全国の専門学校57校が回答した(有効回答率約53%)。
アンケートの概要及び質問全文・集計結果は6月10日公開の記事に掲載。
(さらに…)
社労士が解説するコロナ休業補償②「小学校休業等対応助成金」
社労士が解説するコロナ休業補償②「小学校休業等対応助成金」
2020.06.25
子を持つ従業員雇う事業主対象
持続化給付金や雇用調整助成金など、あはき・柔整業界でも「コロナ禍」でこれらの制度を利用している事業主はいるだろう。本紙5月25日号(1121号)の記事では、社会保険労務士の國安院ゆみ氏(社会保険労務士事務所フェイルノート代表)が雇用調整助成金について解説。今号では「新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金」について説明する(※情報は6月17日時点のもの)。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』141 「With コロナ」
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』141 「With コロナ」
2020.06.25
そろそろ新型コロナウイルスの話題から抜け出したいところですが、まだ現在進行形の危機であり、他の話に移るのが難しいですね。自粛モードが解除され、街に人が溢れ始めましたが、感染者ゼロにはならず、さらに「専門家」の言うことがバラバラで国民は大いに翻弄されています。健康保険への依存が高い医療経営者にとっては、この6、7月が非常に苦しい時期だと思います。 (さらに…)