兵庫県鍼灸師会 第49回東洋医学夏季大学 『東洋医学のチカラ』
2022.08.25
兵庫県鍼灸師会の第49回東洋医学夏季大学が開催された。テーマは『東洋医学のチカラ』。参加費無料の県民公開講座も設ける7月17日は、兵庫県民会館パルテホール(兵庫県神戸市)とオンライン参加も可能なハイブリッド開催。大師流の小児から漢方診療、鍼灸経絡治療、介護など幅広い分野の講座が開かれた。 (さらに…)
兵庫県鍼灸師会 第49回東洋医学夏季大学 『東洋医学のチカラ』
兵庫県鍼灸師会 第49回東洋医学夏季大学 『東洋医学のチカラ』
2022.08.25
兵庫県鍼灸師会の第49回東洋医学夏季大学が開催された。テーマは『東洋医学のチカラ』。参加費無料の県民公開講座も設ける7月17日は、兵庫県民会館パルテホール(兵庫県神戸市)とオンライン参加も可能なハイブリッド開催。大師流の小児から漢方診療、鍼灸経絡治療、介護など幅広い分野の講座が開かれた。 (さらに…)
レポート 長野県針灸師会 法人設立70周年記念式典・記念講演
レポート 長野県針灸師会 法人設立70周年記念式典・記念講演
2022.08.25
『鍼灸眞髄』テーマに記念講演
令和4年7月17日、長野市にあるホテルメトロポリタン長野にて、長野県針灸師会(安田政寛会長)法人設立70周年記念式典が開催された。同記念公開講座では、講師に山岡傅一郎先生(愛媛県立中央病院漢方内科前主任部長・松山記念病院)を迎え、「『鍼灸眞髄』の真髄とは何か―代田文誌先生はこの本を何故書いたのか」と題して講演を行った。現地・WEB合わせて全国から約200名の参加者が集まった。 (さらに…)
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』19 機能訓練プログラムの実際②
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』19 機能訓練プログラムの実際②
2022.08.25
機能訓練では、利用者の身体の状態に合わせて段階的にプログラムを実施する必要があります。今回は、期分けごとに行う機能訓練に着目したいと思います。
運動プログラムにはたくさんの方法がありますが、第1期を「コンディショニング期」、第2期を「筋力持久力増強期」、第3期を「機能的運動期」とする考え方をここでは解説します。このような流れを組むことで、利用者自身が身体の変化を確認でき、目標や達成感など運動意欲の向上を図ることができます。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』193 Withコロナへの道行きと検査方法の変化
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』193 Withコロナへの道行きと検査方法の変化
2022.08.25
新型コロナ感染症の終焉に向けて、日本の行政もその準備に入ってきました。すでに米国などはワクチン接種証明があれば、陰性証明の提出がなくても入国できているようで、グローバル企業も「コロナだから……」という申し立てが通用することがなくなり、平時の対応に戻りつつあるようです。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』209 右膝関節痛への描出について
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』209 右膝関節痛への描出について
2022.08.25
今回の執筆者:松本 尚純(筋・骨格画像研究会)
45歳男性、常に痛みや違和感があるわけではないが、長引く右膝の疼痛や違和感が気になり来院する。ある時は内側裂隙部、また膝蓋骨の裏側や、膝蓋上方などに痛みが出現するが、来院日当日は軽微な右膝蓋骨外上角の違和感のみである。
患側、健側ともMcMurryテスト(-)、Lachmanテスト(-)、膝蓋跳動検査(-)、Drawer sign(-)、Lateral instability テスト(-)、目立つ所見がないことから、超音波画像観察装置(以下US)にて描出した。
【画像①】は内側側副靱帯(以下MCL)付近をランドマークに内側裂隙部を描出した画像である。変形性膝関節症などでみられる骨棘などは見当たらず、大きな病変はないように観察できる。
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ディスカヴァー・トゥエンティワンから新刊 1週間に1つずつ。いつも調子がいい人の体を動かす習慣 休める習慣ほか
ディスカヴァー・トゥエンティワンから新刊 1週間に1つずつ。いつも調子がいい人の体を動かす習慣 休める習慣ほか
2022.08.25
ディスカヴァー・トゥエンティワンから新刊
1週間に1つずつ。いつも調子がいい人の
体を動かす習慣 休める習慣
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから『1週間に1つずつ。いつも調子がいい人の体を動かす習慣 休める習慣』が発刊された。著者は、仁愛中国鍼灸院院長の鈴木知世氏。248頁、1,760円(税込)。
季節の変わり目にも揺らがない、いつも調子のいい体でいるためには「動かす」「休める」のバランスが取れた生活が重要。ここでの「動かす」とは体を動かす運動などに加え、体を動きやすくする生活のコツ、「休める」とは睡眠などに加え、体を鎮める生活のコツのこと。東洋医学研究家で鍼灸師の著者が、体は季節や気候などに応じて「ちょうどいい」が変わることを念頭に、五行分類表に基づく食事など「体にいいこと」を週替わりで1年分紹介。実践のヒントとして、気虚、気滞、血虚など体質が分かるチェックリストもある。すぐ試したくなる、シンプルな習慣満載の健康づくりの指南書。
ビジネス社から新刊
自分でできる!熟睡脳のコツ
脳神経医学の第一人者で日本中医薬学会理事長の酒谷薫氏の新刊『自分でできる! 熟睡脳のコツ』が株式会社ビジネス社より発刊された。216頁、1,540円(税込)。
東洋医学では睡眠障害を体の不調、五臓の障害と考える。最大の原因であるストレスは「肝」の障害と説明し、体質を改善していく方法を解説する。不眠体質別の薬膳レシピや、チャレンジしやすく体にやさしい健康習慣を紹介。医師の著者自身がストレスによる不眠症に悩んだ経験談も交えて、不眠症の原因や改善法を解き明かす。大病を引き起こす要注意タイプの不眠症についても言及。
また、「ランチを食べた後の眠気にどう対処したらいいのか」等、働き盛りの年代が気になる「ドクター酒谷の睡眠なんでもQ&A」も巻末に収録。東洋医学の知識と現代医学の知識を合わせ、熟睡できるエッセンスをまとめた一冊。
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厚生労働省『令和3年度 療養費頻度調査』から鍼灸療養費 都道府県別支給状況
厚生労働省『令和3年度 療養費頻度調査』から鍼灸療養費 都道府県別支給状況
2022.08.25
調査は、令和3年10月の1カ月間に行われた施術に係る療養費支給申請書が対象。支給申請書のうち、全国健康保険協会管掌健康保険で6分の1、国民健康保険で10分の1、後期高齢者医療制度で10分の1の割合で抽出している。1件当たりの平均支給額は約11,837円(昨年度より490円減)。
以下に表を掲載する。『令和2年度 療養費頻度調査』を基に、昨年度の金額と、そこからの増減比率も掲載した。
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Q&A『上田がお答えいたします』 厚労省ホームページ掲載での「明細書無償交付を実施する施術所一覧」に憂慮する
Q&A『上田がお答えいたします』 厚労省ホームページ掲載での「明細書無償交付を実施する施術所一覧」に憂慮する
2022.08.25
Q.
柔整療養費の明細書を無償交付する施術所の情報が厚労省のホームページに掲載されました。都道府県単位での一覧になっていますが、個人情報保護法等の見地から問題があるのではないでしょうか。
A.
『柔道整復師の施術に係る療養費の算定基準の実施上の留意事項』及び『柔道整復師の施術に係る療養費についての諸通知』に基づき、明細書無償交付の実施施術所に係る届出書の提出があった施術所が厚労省のホームページ上で公表されています。 (さらに…)
連載『食養生の物語』111 『おかしな話』
連載『食養生の物語』111 『おかしな話』
2022.08.25
「まさかとは思いますが……」と、夏の後半から口にすることが増えます。特に中高生のお子さんを持つお母さんから「子供の元気がなくて」という相談が続き、多くなっているのです。
「まさかとは思いますが、減塩していませんか?」と質問すると「なぜ分かるんですか?」と返ってくる。ご両親の血圧を尋ねると、正常の範囲内。それでも先々で血圧が高くなるのではと心配で減塩食を心掛けているとか。対してお子さんは、夏休みも学校まで自転車で往復して部活動。大量に発汗し、水分摂取はできても塩分補給が不十分な場合が多いです。そして、本来なら食事で摂るはずの塩分が、減塩食のために補えず、力が入らない無気力な状態になってしまいます。そもそも血圧が正常であれば、減塩は必要ありません。起こるかもしれない未来を不安がるあまり、現在のお子さんが塩不足による無気力になるのでは本末転倒。食事が味気ないというのも不満につながりそうです。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』46 素問・八『霊蘭秘典論』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』46 素問・八『霊蘭秘典論』
2022.08.25
王様:
「上古聖人が見つけた正しい道と生き方の真の意味が、今の時代に広まっていないと思う。どうしたら良いだろうか?」
岐伯:
「そうですね、近くの人には話すことができますが、遠くまで伝えるには、書物が良いと思います。そして、後の世まで伝えるには、護衛のいる宮殿の蔵に入れて、なくさないように守るのが良いでしょう」 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~なんでも相談できる治療院に~ 奈良県橿原市<マホロバ鍼灸院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~なんでも相談できる治療院に~ 奈良県橿原市<マホロバ鍼灸院>
2022.08.25
「開院初日は大雨で、一人しか来院がなかったんですよ」――当時を振り返り、笑いながらそう語るのはマホロバ鍼灸院・院長の中川憲太先生。
小学生のころ、鍼灸治療と鍼灸大学の存在をテレビで知り、当時から手に職を付けたいと考えていたこともあり、すんなりと将来の方向性を決めたといいます。ほどなく志望通りに明治鍼灸大学へと進学、大学生時代はスポーツ整形への興味が強く、整形外科でのアルバイトを通して柔整師免許の必要性を感じ、取得を決めたのだとか。その後、柔整師免許も取得すると、勉強会でお世話になっていた先生から声をかけられ、新しく開院する治療院で院長として働くことに。周りの方々の手厚いサポートもあり、特にプレッシャーを感じることもなく勤めていたと語ってくれました。 (さらに…)
今日の一冊 奇想天外な目と光のはなし
今日の一冊 奇想天外な目と光のはなし
2022.08.25
奇想天外な目と光のはなし
入倉隆 著
雷鳥社 1,980円
黄色いバナナを「おいしそう!」、茶色いバナナを「傷んで食べられないかも?」などの判断は、かなり発達した目がないと出来ない。人間のように優れた色彩感覚がある生き物は哺乳類でも多くはない。一方、人間には見えない光や色を見ている生き物も。カラスは半透明のごみ袋の中が見えているようだったり、オオカミが暗闇で獲物を察知したりと、それぞれの目で見る景色は、別世界なのかもしれない。視覚心理学を研究する著者が、「面白い!」と感じた目の不思議を、目の仕組みなどの説明とともに紹介する。
編集後記
編集後記
2022.08.25
▽私事で恐縮ですが、この度、10年勤めた弊紙編集部から退職することになりました。学会やインタビュー記事をはじめ、ISOや国際標準化といった世界の中での業界の動向、保険制度の在り方、時には刑事事件まで、様々な記事を通して関わらせて頂いてきた先生方のお顔が次々と思い出されます。……などというとまるで遺言ですが、当面はフリーのライターとして活動予定ですので、またお目にかかる機会もあるかもしれません。先生方の言葉を思い返すと、スタンスはそれぞれでも、自分の腕一つで患者さんの助けになりたいという思い、矜持は共通していたように思います。見てきた多くの背中に倣って、「腕一つ」で新たな挑戦に向かっていきます。ありがとうございました。(平)
物価高対策、一部自治体で給付金 業種関係なく、施術所も対象の地域も
物価高対策、一部自治体で給付金 業種関係なく、施術所も対象の地域も
2022.08.10
コロナ禍に加え、ウクライナ情勢に伴い物価・石油価格高騰に苦しむ企業・事業者に対し、全国の自治体で給付金などを設ける動きが出ている。燃油費が多くかかる運送業への補助が目立つが、業種に関係なく、施術所も支援対象となる地域もある。 (さらに…)
美容向け超音波「ハイフ」で事故多発 消費者庁「リスク説明不十分」
美容向け超音波「ハイフ」で事故多発 消費者庁「リスク説明不十分」
2022.08.10
痩身やたるみ改善に使われている「HIFU(ハイフ)」と呼ばれる高密度焦点式超音波照射器について、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)が「利用者へのリスク説明が不十分だ」と注意を促している。 (さらに…)
『医療は国民のために』348 柔整の「明細書発行体制加算」の算定条件とは?
『医療は国民のために』348 柔整の「明細書発行体制加算」の算定条件とは?
2022.08.10
10月から義務化される「柔整療養費の明細書発行」を前に、私の元に実に様々な質問が寄せられている。今回の明細書義務化は、算定の仕組みがややこしい上、その労力に見合わない金額設定となっており、不平不満を持つ施術者も少なくないだろうが、ここでは制度的な仕組みとその問題点に限局して解説してみたい。 (さらに…)
第30回日本刺絡学会学術大会 業権守る学会の歩みを回顧
第30回日本刺絡学会学術大会 業権守る学会の歩みを回顧
2022.08.10
複数回の摘発を経て政府回答へ
日本刺絡学会の第30回学術大会が6月26日、タワーホール船堀(東京都江戸川区)で開催された。
楠本淳副会長の会頭講演では、同会と刺絡鍼法の歴史が振り返られた。発足の契機とされたのは昭和62年8月、当時の栃木県鍼灸師会会長・福島慎氏が「三稜鍼での瀉血治療は医師法違反」と家宅捜索を受け、書類送検された事件。検察は「血を一滴でも取れば医師法違反」と罰金の支払いを求めたが、福島氏は拒否し鍼灸師の業務範囲だとして裁判で争う姿勢を示した。こうした問題に対処し、業権を擁護すべく、昭和63年に全国刺絡問題懇話会準備会が立ち上がったと述べた。同年「福島事件」が不起訴となった後も刺絡の研究・啓蒙活動を続け、平成4年に懇話会として正式に設立、平成6年に現在の学会名と改め、平成8年には『刺絡鍼法マニュアル』を発行した。 (さらに…)
連載『先人に学ぶ柔道整復』三十二 一松定吉(中編)
連載『先人に学ぶ柔道整復』三十二 一松定吉(中編)
2022.08.10
新戦闘機「接骨師號」の献納
全日本柔道整復師会では1938(昭和13)年4月から会長が不在となっていましたが、単行法請願運動は継続して展開されていました。しかし、この運動は衆議院議員・藤尾安太郎氏の力を借りても実現できませんでした。 (さらに…)
北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部 『はじめての東洋医学歴史講座』
北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部 『はじめての東洋医学歴史講座』
2022.08.10
初回は「中国古代古典編」、今後近代までシリーズで
北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部の第1回『はじめての東洋医学歴史講座』が6月19日、オンラインで開催された。
天野陽介氏(北里大学客員研究員) が『中国医古典概論(古代~唐)』と題して、中国の古代から唐の時代までの主だった医学書などを取り上げた。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』52 卵巣の個人差
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』52 卵巣の個人差
2022.08.10
ある日、泌尿器科医の患者さんから「私も体外受精をしているのですよ。ただし、おサルさんですが」と、いやがうえにも興味をそそられることを言われました。生殖医療は実は、ヒトよりも先に動物で進みました。特に畜産領域では、個体の生殖サイクルを早めることで、収益が大きくなります。例えば、雌牛は生まれて約15カ月で生殖可能になります。妊娠期間は約280日で、一頭の雌牛が産む個体数は一生のうちに約7〜10頭です。出産後早ければ半年で次の妊娠が可能になりますが、これでも他の畜産動物に比べると遅い方なので、効率よく妊娠させなければ、生産性は向上しません。これが畜産において生殖の研究が進んだ最大の理由です。 (さらに…)