2021年度自賠責における柔整施術費 施術費・件数ともに9%強減少
2023.05.10
2015年度から6年連続で減
2021年度の自賠責保険における柔整施術費は約464億円で前年度より約43億円減少した。損害保険会社で構成される損害保険料率算出機構が毎年春に発行する『自動車保険の概況』で発表。施術件数は16万9,657件で1万3,408件減少した。どちらも2015年度以来、6年連続の減少となった。 (さらに…)
2021年度自賠責における柔整施術費 施術費・件数ともに9%強減少
2021年度自賠責における柔整施術費 施術費・件数ともに9%強減少
2023.05.10
2015年度から6年連続で減
2021年度の自賠責保険における柔整施術費は約464億円で前年度より約43億円減少した。損害保険会社で構成される損害保険料率算出機構が毎年春に発行する『自動車保険の概況』で発表。施術件数は16万9,657件で1万3,408件減少した。どちらも2015年度以来、6年連続の減少となった。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』225 風木暴れる
連載『汗とウンコとオシッコと…』225 風木暴れる
2023.05.10
関西では4月半ばに藤の花が咲き、山つつじが開花した。夏日もあり、およそ5月の連休のような現象を目にしたわけだ。ちょうどその時燕も飛来し、はや初夏かと思われたのだが、やはり火運不及の年だ。地熱が上がり切らず寒の戻りがやってきた。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第3回 新しく始まる情報医療の中で鍼灸は生き残れるのか?
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第3回 新しく始まる情報医療の中で鍼灸は生き残れるのか?
2023.05.10
鍼灸治療は今まで独自の診察と治療スタイルで進化を遂げてきました。
ものの例えとして、西洋医学は木を一本ずつ確認する「分析の医学」と表現されるのに対して、東洋医学は森を把握する「全体の医学」と表現されることがあります。東洋医学は西洋医学とは視点が異なり、その診察方法も独特です。舌や脈、ツボの反応などで身体の状態を把握すると共に、病態把握においても気血津液のバランスや臓腑の状態などから把握する独自のスタイルを保っています。そのため、診察・診断に関するスキームは、西洋医学と相性が悪く、現代医学の中では治療方法の1つ、言い換えればツールの1つになりつつあります。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~鍼灸師×落語家⁉ 笑顔⇒健康!! 患者さんからの要望には全て応えたい~ 京都市南区<岡田高鍼灸治療所annex 美和健康館>
『ちょっと、おじゃまします』 ~鍼灸師×落語家⁉ 笑顔⇒健康!! 患者さんからの要望には全て応えたい~ 京都市南区<岡田高鍼灸治療所annex 美和健康館>
2023.05.10
「笑いは健康の万能薬!」と語るのは京都市の鍼灸院、美和健康館・代表の岡田高先生。同志社大学商学部を卒業後、実家の和菓子屋に就職、30歳で中小企業診断士資格取得を経て、39歳で鍼灸師に、とその経歴はやや異色。鍼灸師としてのこだわりは、「鍼灸治療はフルオーダーメイド、身体が発するサインを逃さない」と語り、患者さんの求めに応じるのはもちろん、発現していない不調を見つけることも鍼灸師としての役目、とその信念を聞かせてくれました。 (さらに…)
今日の一冊 在宅医療のエキスパートが教える 年をとったら食べなさい
今日の一冊 在宅医療のエキスパートが教える 年をとったら食べなさい
2023.05.10
在宅医療のエキスパートが教える 年をとったら食べなさい
佐々木 淳 著
飛鳥新社 1,400円
皆さんは「健康で長生き」を目指し、適度な運動や、カロリー・糖質を制限した食事など、体重が増えないよう日夜、不断の努力をされてきたことだろう。しかし、そうした健康習慣の多くが若年から中高年を対象としたもので、高齢期には効果が薄く、それどころか低栄養やフレイルを招く原因だとしたら?
首都圏で在宅医療クリニックを展開する著者は十分な食事を摂り、「ぽっちゃり」であることが高齢者の死亡リスクを低減すると強調する。最新の医学的データを基に新たな健康常識にアップデート!
編集後記
編集後記
2023.05.10
▽一人になると、ついやってしまうことは……ダンスのステップです。お気に入りは「シャッフルダンス」で、一定のリズムでステップを踏む「ランニングマン」「チャールストン」など様々なフットワークがあります。
きっかけはショート動画アプリ。マネしてみると楽しくて、次々に試したくなりました。アプリは見るほどに関連情報を表示して、世界中の幅広い世代の人がリビング、ガレージ、自然の中でとそれぞれに練習する様子を見ると競争心もあおられます。
実はもともとダンスが大嫌い。できないと思い込んでいたことに変化が起こり気分も上がってます。近頃は人の往来が回復しのんびり座れた通勤電車がそうはいかなくなってきました。ですが大丈夫、このおかげか体力がついたようです!(中)
「からだケアEXPO東京23」東京で開催 120超の企業等が商材アピール
「からだケアEXPO東京23」東京で開催 120超の企業等が商材アピール
2023.04.25
導入意識高く、商談ブース活況
接骨院・鍼灸院など健康施術分野に特化した商談型展示会『からだケアEXPO東京'23 第4回健康施術産業展』が3月18日、19日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた。主催はブティックス株式会社(東京都港区、新村祐三代表取締役社⻑)。
120を超える企業・団体等が出展し、治療機器や自費メソッド、健康関連用品などの商品・サービスが一堂に会した。また「開業支援」と「物販推進」がテーマの2つの特別専門展が新設された。来場者の多くは、新規導入の意識が高く、各ブースの商談スペースが埋まっている場面も見受けられた。
姿勢・歩行動作をAI分析するサービス『シセイカルテ』を展開するSapeet(東京都文京区)は、自由診療向けのクラウドカルテ『マルチカルテ』を出展。スマホ・タブレッドに特化し、スペースいらずで顧客の情報を一元管理できる。今使用中の紙の問診票・施術記録の様式に合わせて項目を自由にカスタマイズでき、手書き機能も搭載。患者が来院前にスマホからも入力可能な「ウェブ問診」もでき、スピーディーな診療を促すと同社。
TTK(名古屋市東区)は動的ストレッチマシン『ラクレッチ』の導入による自費メニューを紹介。ラクレッチは身体に負担の少ない「バネ式マシン」で、インナーマッスルへの働きかけにより、可動域制限へのアプローチだけでなく、有酸素運動の効果なども期待できるという。抗ウイルス・抗菌加工の国産マシンで、肩甲骨・股関節周辺を中心にラインナップを揃える。サブスクリプション制で「月60万円を売り上げた事例もある」と担当者。
「フットケア」など新設ゾーン展開
同展では、今回「フットケアゾーン」が設けられていた。 (さらに…)
『医療は国民のために』365 柔整の業務拡大は外傷性の負傷から運動器系疾患へのシフトだ!
『医療は国民のために』365 柔整の業務拡大は外傷性の負傷から運動器系疾患へのシフトだ!
2023.04.25
柔整療養費の通知から「亜急性負傷」が削除されて以来、適正化が加速度的に進んだ感がある。現在、支給対象となる外傷性の定義は「関節等の可動域を超えた捻れや外力によって身体の組織が損傷を受けた状態を示すものであり、慢性に至っていないもの」となっており、当初より甚だ不当なものであると思っている。 (さらに…)
「施術所のマイナ保険証」本格着手 支払基金、システム開発の日程等公表
「施術所のマイナ保険証」本格着手 支払基金、システム開発の日程等公表
2023.04.25
昨年度より開発進め、令和5年度の予算は11.9億円
令和6年4月から運用開始が予定されている、柔整・あはき施術所でのマイナンバーを用いた患者の保険資格を確認する仕組み(マイナ保険証の利用)について、関連システムの設計・開発等の予算が決まり、着実に動き出していることが分かった。マイナ保険証のシステム運営等を担う「社会保険診療報酬支払基金」が、4月3日付で発表した令和5年度の事業計画関連のプレスリリースで示された。 (さらに…)
柔整療養費の施術管理者研修 今夏開催分、4月下旬より募集
柔整療養費の施術管理者研修 今夏開催分、4月下旬より募集
2023.04.25
柔整師向け「施術管理者研修」の今夏(7月から9月まで)開催分の受講受付が4月28日から始まる。オンライン形式の開催で、募集人数は各300人。オンライン受講ができない者向けの枠も一部用意されている。
柔整療養費のオンライン請求WG 第2回会議の議事要旨公開
柔整療養費のオンライン請求WG 第2回会議の議事要旨公開
2023.04.25
3月9日に開かれた「第2回柔道整復療養費のオンライン請求導入等に関するワーキング・グループ」の議事要旨が、厚労省ホームページで4月上旬に公開された。オンライン請求の実施に向け、事務フローや法令的取扱い等の意見調整を重ねている模様だ。議事要旨(一部)は以下の通り。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』209 「寄り添う」をもっと深く考えよう
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』209 「寄り添う」をもっと深く考えよう
2023.04.25
東京は、桜も散って気温が上がり、私の一番好きな若葉の季節になりました。まだ夜は冷え込むので、ソファでうたた寝などしないように気をつけましょう。
さて、先日オンラインではなくリアルな学会に出席しました。人の往来が戻り新幹線も隣に他人が座るような混み具合になっていました。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』217 超音波画像を用いた筋の量的評価と質的評価
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』217 超音波画像を用いた筋の量的評価と質的評価
2023.04.25
宮嵜 潤二(筋・骨格画像研究会)
超音波画像は、侵襲なく短時間での身体組織の評価が可能である。また小型化・軽量化から、ポイントオブケア超音波(point-of-care ultrasound:POCUS)として使用される分野や環境も拡大しており、スポーツ分野においても例外ではない。骨格筋の評価については、筋量低下のみでは筋力低下を説明できないことも明らかになっているため、筋の質的評価も重要であり、超音波画像を使用した定量的・定性的評価に関する研究がなされている。本稿では、その概要を述べる。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 柔整審査会の公平性と中立性なくしては オンライン請求など「絵に描いた餅」では?
Q&A『上田がお答えいたします』 柔整審査会の公平性と中立性なくしては オンライン請求など「絵に描いた餅」では?
2023.04.25
Q.
柔整療養費のオンライン請求導入に向けて、専門委員会やワーキング・グループで活発な議論が展開されることが予想されますが、仮に、審査支払機関の中に柔整審査会を設置するのであれば、現行の柔整審査会委員の不均衡や運用の不平等を先に解決しておかなければならないと思うのですが。 (さらに…)
世界で働く鍼灸師の実情と目線 日鍼会 国際シンポジウム
世界で働く鍼灸師の実情と目線 日鍼会 国際シンポジウム
2023.04.25
海外で働くという選択肢
公益社団法人日本鍼灸師会国際委員会主催で、シンポジウム『鍼灸師として世界と出会う』が3月5日にオンラインで開催された。同副委員長の藤林初枝氏が進行を務め、世界で働く鍼灸師3名をパネリストに迎え、鍼灸を含む外国での医療現場の実情、日本との違い、日本人ならではの強みなど、国内で働く鍼灸師とは違った視点で鍼灸情勢について語り合った。
(さらに…)
連載『食養生の物語』119 『春ごぼうのきんぴら』
連載『食養生の物語』119 『春ごぼうのきんぴら』
2023.04.25
春から初夏に旬を迎える春ごぼう。新ごぼうとも呼ばれ、香りが強く柔らかくてアクが少ないのが特徴です。
食養生では、ごぼうを「一物全体」として丸ごといただきます。近年の研究では、アンチエイジングの味方である抗酸化物質ポリフェノールは皮とその周辺に多いことが分かっています。抗酸化物質の、外敵から身を守り、傷むのを防ぐ働きを考えれば納得です。その点でも、皮を剥いたりアクを抜いたりしない「一物全体」の食べ方は利にかなっているでしょう。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』54 素問・十六 『診要経終論』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』54 素問・十六 『診要経終論』
2023.04.25
治療をしようとする者は、まず、心を緊張させます。人に鍼を刺す、とはどういうことなのかをしっかり考えて、真摯な心で、必ず気を引き締めてから、用心深く行います。 (さらに…)
今日の一冊 生き物たちよ、なんでそうなった⁉
今日の一冊 生き物たちよ、なんでそうなった⁉
2023.04.25
生き物たちよ、なんでそうなった⁉
笠間書院 五十嵐杏南 著
京都大学学術出版会 2,420円
クチバシのあるモグラのようなカモノハシ、長すぎる角のイッカク、ゆっくりとしか動けない亀……。「ちょっと君たち、どうしてそうなっちゃったの!?」と言いたくなる摩訶不思議な姿をした生き物が存在する。
近年、進化生態学の研究は新たな時代に突入し、かつての化石と現存する生き物と比較する方法から、遺伝子やRNAなどを分析し多方面のデータを使っての研究が可能になっている。そんな中、「遺伝子のうっかりミス」のような必然と偶然の賜物の彼らに秘められた生存戦略を、謎解き感覚で楽しく解説する。
編集後記
編集後記
2023.04.25
▽末っ子の娘が小学生になり、毎日張り切って登校しています。一方、当のパパは、毎朝保育園へ子どもを送っていく役目から卒業しました。長男、次男を含めて足掛け10年、毎日せっせと送り届けました。たまに忘れ物をして往復したり、雨の日に車で軽い右直事故を起こしたり、道沿いの家の大型犬にしょっちゅう吠えられたりとまあ色々ありましたが、よく務め上げたと思います。
というのも、家族の誰も褒めてくれないので、ここに書かせてもらいました。誰か褒めてください……と冗談はさておき、朝に少し時間の余裕ができたので、この時間をどう有効に使おうかと思い、試しに娘に聞いてみました。すると「私、妹ほしいから、そしたら、また連れていったりできるやん」と。わ、冗談じゃない、勘弁を。(和)
柔整49.6%で過去最低 令和4年度柔整師・あはき師国家試験の合格者数等
柔整49.6%で過去最低 令和4年度柔整師・あはき師国家試験の合格者数等
2023.04.10
受験者半数が不合格の事態
3月24日、第31回柔整師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師国家試験の結果が発表された。コロナ禍3度目の試験となった今回は、計9144人(延人数)が合格を果たした。昨年下旬に試験問題の漏えいが摘発された柔整師試験は、合格率が49・6%と過去最低の結果となった。「漏えい事件」が影響を与えたことは否めないが、受験者が半数以上も不合格になる事態は異常というほかない。
免許別で見ると、あん摩マッサージ指圧師は、受験者1296人のうち1148人が合格し、合格率は88.6%(前回より3.9ポイント増)と、例年とあまり変化は見られなかった。
また、はり師は4084人が受験して2877人が合格し、きゅう師は4010人が受験して合格者が2875人。ともに合格率は、はり師70.4%(同3.8ポイント減)、きゅう師71.7%(同4.4ポイント減)と低下したが、70%台にとどまった。
一方、柔整師は、受験者4521人のうち2244人が合格したが、合格率は49.6%と前回より13.3ポイント下げ、平成5年以降の財団実施の国家試験で過去最低の数値となった。
「漏えい事件」だけでなく、出題にも問題!?
今回の柔整師試験の結果については、一部テレビの報道で問題漏えい事件との関連性が報じられ、 (さらに…)