あはき新カリキュラムで「臨床実習指導者講習会」
2018.01.10
大阪・神奈川・東京3校で開催、2月から
公益社団法人東洋療法学校協会はこのほど、「臨床実習指導者講習会」の開催要領を発表した。平成30年度の入学生よりあはき師の養成施設のカリキュラムが見直され、4単位に引き上げられた臨床実習において、一般施術所での実習が予定されていることに関連したもの。 (さらに…)
あはき新カリキュラムで「臨床実習指導者講習会」
あはき新カリキュラムで「臨床実習指導者講習会」
2018.01.10
大阪・神奈川・東京3校で開催、2月から
公益社団法人東洋療法学校協会はこのほど、「臨床実習指導者講習会」の開催要領を発表した。平成30年度の入学生よりあはき師の養成施設のカリキュラムが見直され、4単位に引き上げられた臨床実習において、一般施術所での実習が予定されていることに関連したもの。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 施術管理者の要件の一つ、「研修」は全ての柔整師が受けるべきではないのか?
Q&A『上田がお答えいたします』 施術管理者の要件の一つ、「研修」は全ての柔整師が受けるべきではないのか?
2018.01.10
Q.
今後、柔整療養費の受領委任の取り扱いができる施術管理者になるには、3年の実務経験と研修の受講が必要になるそうですね。既に施術管理者である人にも、義務付けられるのでしょうか?
A.
厚労省から、平成29年6月15日付で「施術管理者の要件について(周知のご依頼)」という事務連絡が発出されていますね。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』161 degenerated…
連載『汗とウンコとオシッコと…』161 degenerated…
2018.01.10
早く到来した冬、もみじに雪、北風に狂い咲く桜やシャクナゲ……。物言わぬ植物でさえ間違える、妙な季節だ。自律神経的には血管の緩みと収縮が激しく、ラニーニャ現象の影響で身体の芯から冷え込む朝も多い。体温や血圧を上げるために食欲が変に増したり、塩の味が恋しくなる。忘年会にクリスマス、正月とイベントの連続もあって食や甘味が増えてカロリー過多になり、体幹部に血が集まり過ぎて、仮に四肢末梢が冷えて調子が狂う。横転先生が常日頃から言っている、「本当の冷え症の人がいつまでも、だらだらと食べられるか!」という言葉にもつながるわけだ。
渡辺くんという、小学5年生の男子が年末から来院している。リトルリーグの野球でピッチャーをしたりショートを守ったりと、器用な子だ。12月頭に左の環指を突き指してから腫れと痛みが引かないという。骨は大丈夫とのことだが、年明けに再開した練習でまた悪化している。今はオフシーズンで練習は走り込み中心だが、グローブを着けて球を受けると痛むらしい。治療は精神年齢の近い川端が受け持っているものの、一進一退の様子だ。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』12 企業と連携した健康改革~商品から東洋医学の概念を伝える~
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』12 企業と連携した健康改革~商品から東洋医学の概念を伝える~
2018.01.10
今回からは、一般の人たちの物差しをどのように変えていくのかについて具体的な取り組みを紹介したいと思います。1回目は、企業と協力した健康改革の話です。
サプリメントやサポーター、湿布薬など、健康に関する商品はたくさん存在しています。痛みに関連する分野だけ見てもサプリメントは500億円産業、サポーターは200億円産業、湿布薬は450億円産業と、確実に国民の健康を維持する手段となっており、多くの人々がこれらの商品にアクセスしていることが分かります。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~トリガーポイント専門~ 大阪府堺市<タニダ鍼灸治療院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~トリガーポイント専門~ 大阪府堺市<タニダ鍼灸治療院>
2018.01.10
「トリガーポイント(TP)療法専門治療院」を標榜している谷田陽平先生。痛みの原因がはっきりせず、転院するたびに疾患名が変わったり、「薬が効かない」といった患者さんが、口コミやホームページを見て訪れるといいます。そんな患者さんたちのために休日もなるべく治療院を開け、さらに2校の専門学校の非常勤講師を掛け持ちするという、多忙な日々を送っています。 (さらに…)
今日の一冊 酒好き医師が教える 最高の飲み方
今日の一冊 酒好き医師が教える 最高の飲み方
2018.01.10
酒好き医師が教える 最高の飲み方
葉石かおり 著
日経BP社 1,512円
お酒を飲む時、「油もの」のつまみを先に食べると悪酔いを防げる。日本酒には、生活習慣病の改善効果がある。ビールの「苦味」で認知症を予防できる――。「酒ジャーナリスト」の著者が、消化器内科医や泌尿器科医、精神科医など、酒好きを自認する医師らの下を訪ね、彼らが実践している身体に良いお酒の飲み方を聞いた。一方で、飲酒は大腸癌のリスクを確実に高める、飲み過ぎは男性ホルモンを減らす、といったデメリットも紹介。「太らない、翌日に残らない、病気にならない」飲み方が分かる。
編集後記
編集後記
2018.01.10
▽明けましておめでとうございます。甥っ子の結婚式に出席しました。お相手は裁判所で知り合った職場結婚。と言っても原告・被告の関係ではなく裁判官同士です。披露宴は法曹界から多数出席するので、やましさのない伯父もなぜか緊張気味。極度に緊張してたのが義弟で親族代表のあいさつを控え室で何度も練習。ある言葉で気分をやわらげて背中を押してやりましたが、本番では「玉砕」してました。陸上100mで日本初の9秒台を記録した桐生祥秀選手のトレーナーは、記録を出す前にマッサージしながら「まだまだ余力があるぞ」と言葉をかけ、桐生選手のモチベーションを高め背中を押したといいます。結果9.98秒。ちなみに義弟にかけた言葉は「当たって砕けろ」。気が利かなくて本当にゴメンよ。(松)
第21回日本統合医療学会 『患者中心の医療』提唱
第21回日本統合医療学会 『患者中心の医療』提唱
2017.12.25
―柔整、あはき業界からも講演多く―
第21回日本統合医療学会が11月25日、26日、東京有明医療大学(東京都江東区)で開催された。NPO法人日本ホリスティック医学協会との共催。テーマは『患者中心の医療(Patient-Based Medicine:PBM)』。
会期中、『あなたが患者ならどの医療を選ぶ―その特徴と科学的根拠』などをテーマに6題のシンポジウムが開催。漢方、ヨガ、温泉療法、放射線治療など多くの医療専門職による講演があり、鍼灸、柔整、あん摩マッサージ指圧分野からの発表も行われ、施術体験コーナーでも、あはき師のブースが設けられた。
福田文彦氏(明治国際医療大学教授)は、『がん患者に対する鍼灸治療』について講演した。国内外のガイドラインを基に、鍼灸は癌の症状緩和のほか、癌治療の副作用軽減、緩和ケア、家族への緩和ケアなど幅広い適応があると紹介した上で、鍼治療による副作用軽減についての研究成果を報告。抗癌剤Paclitaxelの副作用により末梢神経障害を発症した15人に対して週に1回・合計6回、陽陵泉―懸鐘、陰陵泉―三陰交に2Hz、10分間の鍼通電刺激と、太衝への10分間の置鍼を行った結果、しびれに有意な改善が認められたとしたほか、軽減群は年齢が若く、米国立癌研究所が作成した有害事象共通用語規準(NCI-CTCAE)のグレードが低い傾向があったとした。また、投薬開始時から鍼治療で介入したところ、症状の増悪を有意に抑えられ、投薬量も減少したと説明。今後の課題として、既に治療効果が報告されている経絡治療など、施術の手法の違いによる効果の違いを検討する必要があるとした。このほかに、山口智氏(埼玉医科大学東洋医学科)も、片頭痛・緊張性頭痛に対する鍼治療の作用機序について報告し、高位中枢を介して生体の恒常性を正常化する作用が伝統医療の特質だと呼びかけた。
柔整師については東京有明医療大学准教授の櫻井敬晋氏が、主に出血を伴わない急性外傷を対象に固定・整復のほか、東洋医学に基づくリハビリ、再受傷防止の指導などを行い、慢性疼痛を防止する治療計画を作成する役割を持つと説明。綿包帯固定の有効性の報告として、giving-way台を用いて疑似的な足関節内反捻挫を発生させ、心血管用fluoroscopyを用いて骨の動きを可視化し動的な解析を行った結果を紹介した。
マッサージ論文1万6,000件を評価
『あん摩マッサージ指圧療法の歴史、現状、課題』では、藤井亮輔氏(筑波技術大学教授)が登壇。あん摩マッサージ指圧業について、あはき法の解釈を基に「部分的な医業でありながら、医業類似行為でもあるという二元解釈が可能」だとした上で、公的な位置付けがあいまいで医療の本流から外れていると指摘。行政施策の俎上に載せるためには科学的な根拠を示す必要があるとして、『医中誌Web』に掲載された昭和58年から平成26年までの論文を抽出し、エビデンスレベルの高い論文の『構造化抄録(SA)』作成に取り組んだとした。2度にわたる調査で約1万6,000件がヒットしたが、スクリーニングを重ねたところSA作成に至ったのは計30件にとどまり、国内の臨床研究が立ち遅れている現実が確認できたと述べた。また、30件のうち業界内の学会誌で発表された論文は7件(日本手技療法学会4件、日本東洋医学系物理療法学会2件、全日本鍼灸学会1件)で、病院学術雑誌、看護学会雑誌などが主だったことも残念だとした。
昨年実施のあはき業態調査 4千人弱回答から年収330万円(中央値)
昨年実施のあはき業態調査 4千人弱回答から年収330万円(中央値)
2017.12.25
―柔整師免許の有無で収入格差―
平成28年10月から11月にかけて、全国のあはき施術所・業者を対象として実施された「あはき業態調査」の結果を、本紙がこのほど入手した。同調査は、厚生労働行政推進調査事業費補助金の交付を受け、筑波技術大学保健科学部教授の藤井亮輔氏らによって実施され、平成27年の年収や施術所経営に関する意識など、近年のあはき業の実態が浮き上がった。
調査対象2万件のうち、回答したのは4,605人。そのうち、3,836人が現在も営業中であった一方、370人が休業、399人が廃業していた。また、営業している3,836人のうち、8割が晴眼者で、2割が視覚障害者であった。
「平成27年1月~12月の売り上げ(事業所・事業者の施術料収入)は、おおよそいくらでしたか?」の質問には、営業をしている3,836人が回答し、平均778.2万円で、中央値(統計学において、標本値を大きさの順に並べた場合、個数nの中央に位置する値)は330万円だった。100万円階級別でみると、最も多いのが「0~100万円」で560人(22.4%)となっており、順に「1,001万円以上」が620人(16.2%)、「101~200万円」が485人(12.6%)、「201~300万円」が370人(9.6%)と続いた。300万円以下の者が44.6%と半数近くを占めており、全体として厳しい経営状況が示された一方、901万円以上が19.7%と、5人に1人が高収入であるとの結果だった。また、平成27年の年収の中央値を企業形態別でみると、法人施術所が600万円で、個人施術所が320万円、出張専門業者が130万円となっていた。
所持免許別(中央値)では、「柔整のみ」が1381.5万円で最多、次いで「鍼灸・柔整」が731.5万円、「あマ指・鍼灸・柔整」が690万円、「あマ指・柔整」が575万円、「鍼灸のみ」が260万円、「あマ指・鍼灸」が240万円、「あマ指のみ」が230万円だった。柔整師免許所持者に比べ、所持していない施術者の収入が軒並み低い現状がうかがえる。また、柔整師免許の有無を晴眼者に限ってみた場合、「免許あり」が960万円で、「免許なし」が350万円となり、年収に大きな開きがみられた。
経営状況、多数が「苦しい」
同調査では、回答時(平成28年11月時点)の経営状況についての質問もあった。回答したのは営業をしている3,836人で、多い順から、「とても苦しい」1,316人、「少し苦しい」1,206人、「まあ順調である」897人、「どちらともいえない」292人、「おおいに順調である」107人、無回答18人となった。全体の傾向として、「苦しい」と感じている施術者が、「順調」と感じている施術者を大きく上回る結果だった。なお、晴眼者・視覚障害者ともに「苦しい」と感じている割合が70%前後を示し、一方で「順調」と感じている視覚障害者は16.8%で、晴眼者の28.3%よりも低かった。
これら施術所経営で苦戦を強いられている背景として、同調査の研究代表者である藤井氏は、「急増する鍼灸院や接骨院の間で業の過当競争が激化し、市場の需給の均等が崩れ始めていることが影響している」と考察。また、柔整師免許の有無で収入に格差が生じている点については、今後、一段と二極化が進む可能性があるとしている。
臨スポ第28回学術集会 野球肘検診を少年球児全員に
臨スポ第28回学術集会 野球肘検診を少年球児全員に
2017.12.25
一般社団法人日本臨床スポーツ医学会(臨スポ)の第28回学術集会が11月18日、19日、都内で開催された。『文化の成熟を示すスポーツ医学―2020年に向けて』をテーマに、スポーツ庁長官・鈴木大地氏による招待講演など、3年後の東京五輪・パラリンピックを意識したセッションのほか、特別講演や教育講演、シンポジウムなどが多数行われた。
シンポジウム『こどもの肘を守る。少年野球における肘障害予防』は、近年、全国各地で実施されている学童期野球選手を対象とした野球肘検診について報告された。徳島大学運動機能外科学の松浦哲也氏は、症状が進行すれば選手生命が危ぶまれる肘離断性骨軟骨炎(肘OCD)は、初期で発見され保存的に修復した症例の予後は術後例よりも良いと解説。ただ、初期で症状を自覚するケースは少なく、野球歴や練習時間といったオーバーユースに関する因子との関連もみられないとして、肘OCDを確実に早期発見するには小学生高学年の全選手に検診を行うべきだと説いた。徳島での取り組みにも言及し、検診で発見された障害の大半は初期例であり、投球・バッティング中止を主体とした保存療法を行い90%以上が修復していると紹介した。奈良県立医科大学地域医療学講座の江川琢也氏は、平成23年から同県で計7回の検診を実施していると報告した。医師と理学療法士(PT)による一病院の事業として開始したが、マンパワーと経費面の問題に直面したため、NPO法人を立ち上げ、病院関係者以外からスタッフを募集し、企業等からも寄付金を募った結果、検診費用無料で実施できていると説明。回を重ねるごとに規模も拡大し、当初13人だったスタッフが、現在は医師11人、PT78人、臨床検査技師13人、柔整師4人、栄養士4人など計154人に増えたと話した。京都医療センター整形外科の中川泰彰氏は、平成23年から京都軟式野球連盟とタイアップして実施していたが、受診する選手の数が頭打ちとなったため、年に1回は検診を受けないと翌年の連盟主催の野球大会に出場できないとの規定を設け、検診を義務化して球児の障害を守っているとした。宮崎大学医学部付属病院の帖佐悦男氏や新潟リハビリテーション病院の山本智章氏、西別府病院スポーツ医学センターの馬見塚尚孝氏も加わった総合討論では、検診で障害発生を予防するのは難しいので、早期発見し、治療につなげることが主目的である点が確認された。
桜雲会主催の講演会 『杉山和一と徳川綱吉』
桜雲会主催の講演会 『杉山和一と徳川綱吉』
2017.12.25
―管鍼法の祖と「犬公方」―
社会福祉法人桜雲会は、『江戸期の盲目の偉人―杉山和一と徳川綱吉の足跡』と題する講演会を11月19日、綱吉の母ゆかりの地である護国寺桂昌殿(東京都文京区)で開催した。芦野純夫氏(横浜医療専門学校)、香取俊光氏(群馬県立盲学校)が登壇し、朗唱家・鈴木泉氏の『杉山和一を支えた〝せつさん〟』、講談師・田辺鶴遊氏の『古典講演 杉山和一』といった演目も交え、二人の偉人の功績が解説された。
管鍼法の創始者である杉山和一(1610―1694)は、1680年に江戸幕府の五代将軍となった徳川綱吉(1646―1709)に召し出されて以来、没年近くまで専属の鍼医として綱吉の治療を行った。高齢のためか幕府の御殿医とはならなかったものの、治療を通じて信頼を得たことが、後の関東総検校への就任や、弟子たちの幕府への登用につながり、盲人の鍼灸あん摩が職業として定着する上で大きな役割を果たしたと語られた。時系列には諸説あるものの、綱吉に鍼術振興を命じられた和一は、下賜された現在の江島杉山神社(東京都墨田区)の地に世界初の視覚障害者教育施設である杉山流鍼治導引稽古所を開き、全国45の講堂を通じて杉山流を広めるとともに、当道座(盲人の互助組織)の綱紀粛正に携わったとされた。このほかに、ルーツが不明だった晴眼あん摩の吉田流も、和一の弟子の石坂流から分かれたものだと明らかになったと述べられた。
誤解された将軍・徳川綱吉
講演では、動物の殺生を禁じた「生類憐みの令」で知られ、「犬公方」と称されるなど悪名高い綱吉に関する「誤解」も語られた。近年の研究によれば、綱吉は「天和の治」といわれる政治改革によって多くの役人・大名の不正を追及し、2度拝謁した外国人医師から「卓越した君主」と記されるなど、再評価を受けていると説明。「生類憐みの令」も、本来は、病人や老人、弱者の救済を目的として儒教的教訓を謳ったもので、動物に限らず命あるものを大事にせよとの触れであったが、戌年生まれの将軍に忖度した周囲の者の考えや、治世中に元禄地震や富士山の噴火といった天災が続いたこと、『忠臣蔵』や『水戸黄門』の逸話において悪役のような立場に置かれたことといった様々な要素が影響して、現在のような悪評につながったものと解説。また、四代将軍・家綱の急死によって将軍の座に就いた綱吉は、本来世継ぎになる予定ではなかったために相応の教育を受けておらず、生来の気の優しさもあって不眠や食欲不振といった「気鬱の病」に悩まされ、和一の治療に助けられていたと考えられるとされた。
なお、講演会は、『盲教育と社会福祉の原点を訪ねて』と題するバスツアーと併せて催された。
厚労省 柔整師ら11人、行政処分
厚労省 柔整師ら11人、行政処分
2017.12.25
―6人が交通事故に絡む詐欺行為―
厚労省は12月4日、療養費を不正請求した者や、その他の刑事事件で有罪判決が確定した者について、柔道整復師、はり師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師ら、計11人の行政処分を決定した。施術費等の名目で保険金をだまし取るなど、交通事故に絡む不正(詐欺・詐欺未遂)は6人だった。処分発効日は12月18日。
処分は以下の通り。
【免許取消】
池田幹男(32、あん摩マッサージ指圧師、有限会社メディカル在宅マッサージセンター・名古屋市中村区)=強姦(懲役5年6月)
【業務停止5年】
口田隆二(46、はり師・きゅう師・柔道整復師、すずらん鍼灸整骨院・石川県小松市)=詐欺、詐欺未遂(懲役3年、執行猶予5年)、山形匡(57、柔道整復師、山形整骨院・福井県敦賀市)=詐欺、詐欺未遂(懲役3年、執行猶予4年)
【業務停止3年】
成安潤平(36、柔道整復師、立田町整骨院・大分県別府市)=詐欺(懲役2年、執行猶予4年)、三浦春夫(60、柔道整復師、三浦接骨院・岐阜市野一色)=保険金の詐取
【業務停止2年】
堀功徳(40、柔道整復師、あさがお整骨院・新潟県新発田市)=詐欺未遂(懲役1年6月、執行猶予3年)、五代伸吾(38、柔道整復師、当時無職)=詐欺(懲役1年6月、執行猶予3年)、岸本知郎(31、柔道整復師、やわら接骨院・岡山県井原市)=詐欺(懲役1年6月、執行猶予3年)
【業務停止3月】
堀口哲也(52、柔道整復師、堀口整骨院・神戸市兵庫区)=療養費不正請求(受領委任取扱い中止)、松浦裕紀(40、柔道整復師、陽だまり接骨院・名古屋市中村区)=療養費不正請求(受領委任取扱い中止相当)、原田泰治(51、柔道整復師、原田整骨院・大阪府東大阪市)=療養費不正請求(受領委任取扱い中止相当)
森ノ宮出版部 「鍼灸のことば」を発表
森ノ宮出版部 「鍼灸のことば」を発表
2017.12.25
―キャッチフレーズで鍼灸を身近に!―
鍼灸臨床専門誌『鍼灸OSAKA』を発行する森ノ宮医療学園出版部がこのほど、鍼灸未経験者に向けて鍼灸を一言で説明するキャッチフレーズ「鍼灸のことば」の入賞作品を発表した。作品はこの秋に募り、応募総数は176作品だった。
審査は鍼灸師免許を持たない18名が行い、同出版部によると、「施術者視点と患者さん視点の作品があり、着眼点が異なるものだなあと思いました」、「鍼灸を身近に感じられる良い作品がたくさんあり、悩みました」との感想があったという。「鍼灸の3拍子♪ 痛ない、熱ない、心地よい」には審査員から「リズミカルで、明るいイメージ。鍼は痛い、お灸は熱いというイメージを持っている方に伝わりそう」との推薦コメントがあったとか。「いま薬を飲めないあなたに。鍼灸」など、鍼灸の従来のイメージを広げる作品も。なお、佳作には「お灸で免疫力アップ」、「泣く子も笑う小児はり」が選ばれた。
同出版部では「鍼灸のことば」を鍼灸の普及に役立てようと、入賞・佳作作品をデザインした缶バッジを作成。同出版部発行の書籍購入者にプレゼントするほか、販売も行う。入賞・佳作作品7個セット1,080円(写真。税込・送料別)。同出版部(メール koudoku@morinomiya.ac.jp、電話06-・6976-6889 )まで。
レポート 第2回 ディスポ鍼使い比べ総選挙
レポート 第2回 ディスポ鍼使い比べ総選挙
2017.12.25
「訪問はりきゅう上達ラボ」が主催のイベント『第2回 ディスポ鍼使い比べ総選挙』が11月18日、鍼灸用品を取り扱う株式会社メイプル名古屋(名古屋市)で開催された。臨床の現場で働く鍼灸師らと、株式会社ファロスとセイリン株式会社の営業担当者、メイプル名古屋代表取締役の岡部芳幸氏が参加、ユーザー・メーカー・販売店の三者で意見交換を行った。
「この鍼の特徴は何ですか?」「こういった場合には、こちらの鍼を使う先生がいらっしゃいます」「施術した時と、施術された時の違いは……」「自分に合う鍼を選ぶ中で先生自身も患者側に立って考えるのも大事」。今回は、8月に東京で開催された前回を上回る5社15種以上のディスポ鍼を、鍼灸師、メーカーが一緒になって、患者様目線、施術者目線でのさまざまな意見を交換した。鍼灸師は、鍼を打つ技術を磨くことはできても、鍼の品質を良くすることはできない。逆もまた然りで、良質の鍼を作っても、現場の鍼灸師が知ることがなければ患者様には届かない。このイベントは、使う側の使い心地、治療を受ける側の「刺され心地」についてダイレクトに意見交換することで、鍼灸師、メーカーそれぞれが刺激し合い、互いが日々精進してより良い鍼灸治療が患者様に提供されるきっかけとなっている。
イベントの最後に岡部氏より、「常に患者様の目線を持って頑張りましょう」との呼びかけがあった。鍼灸師とメーカー、そして販売店も含め、「安心安全に受けられる鍼灸治療」を目指し、今後も地域の患者様に健康を提供していきたい。(訪問はりきゅう上達ラボ代表 岡野浩人)
あはき等法制定70周年記念の集い 70年ひとつの節目、現状即した改正も
あはき等法制定70周年記念の集い 70年ひとつの節目、現状即した改正も
2017.12.10
「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」が今年で制定70年を迎えたことを祝し、11月5日、『あはき等法制定70周年記念の集い』が東京有明医療大学(東京都江東区)で開催された。主催は、鍼灸関連7団体で構成するあはき等法推進協議会(推進協)。
同法は、昭和22年12月20日に法律第217号として制定。当初は「あん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法」であったが、数回の名称変更ののち、昭和45年に柔道整復師に関する部分が分離、独立した結果、現行の名称になった。 (さらに…)
『医療は国民のために』237 自費メニューへの「逃げ」は保険適用を消滅させる第一歩
『医療は国民のために』237 自費メニューへの「逃げ」は保険適用を消滅させる第一歩
2017.12.10
柔整の保険適用が厳しくなってきている中、自費に移行する流れが止まらない。『あなたも自費で大いに稼げる』と喧伝するセミナーも散見され、それに大枚をはたいて参加する柔整師も見受けられる。実情としては、療養費で請求しても払ってもらえず、保険者からの支給申請書の返戻の束を目の前に、「もう保険請求をやめて、自費でやっていく!」といった具合だろう。しかも、最近よく目にするのが、保険よりも自費施術を勧める内容をにおわせる掲示ポスターなどの広告だ。これなどは、かねてから歯科でよく使われた手法で、医科本体でも同様のケースが見られ、「保険は低レベルの必要最低限の治療で、自費は高額だが素晴らしい優れた治療」と謳っていることがほとんどだ。 (さらに…)
厚労省・介護給付費分科会 機能訓練指導員に鍼灸師追加、提案
厚労省・介護給付費分科会 機能訓練指導員に鍼灸師追加、提案
2017.12.10
年明けの答申で盛り込まれれば、来年度より
11月29日に開かれた厚労省の「第153回社会保障審議会介護給付費分科会」で、機能訓練指導員の対象資格に「はり師」と「きゅう師」を追加する案が出された。これまで鍼灸業界内でも要望する声は多く聞かれており、実現に向け一歩近づいた。 (さらに…)
♪文書は増えるよどこまでも ――あはき療養費の不正対策で
♪文書は増えるよどこまでも ――あはき療養費の不正対策で
2017.12.10
あはき療養費の請求に際し、今後さらに新たな文書作成が増えそうだ。既に7月より「1年以上・月16 回以上施術継続理由・状態記入書」が追加されたばかりだが、厚労省は引き続き、不正対策として、11月20日のあはき療養費検討専門委員会で往療内訳表、一時負担金明細書、施術報告書といった具体的な文書例を複数挙げてきている。 (さらに…)
レポート 米国・AIMCでのトリガーポイント鍼治療講義
レポート 米国・AIMCでのトリガーポイント鍼治療講義
2017.12.10
この度、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコにあるAIMC Berkeley(Acupuncture and Integrative Medicine College, Berkeley:バークレー鍼・統合医療専門職大学院)にて、痛み治療の一つである「トリガーポイント鍼治療」に関する講演をさせて頂く機会を得ました。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』81「名大医学部付属病院総合診療科統合ヘルスケアチーム」のディスカッションに参加して
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』81「名大医学部付属病院総合診療科統合ヘルスケアチーム」のディスカッションに参加して
2017.12.10
先日、『日本プライマリ・ケア連合学会第6回中部ブロック支部学術集会』にて、日本型統合医療の理念について、地域医療を担う家庭医の皆さんに教育講演をしてきました。講演の後、私と同じくアリゾナ大学のプログラムを修了した名古屋大学総合診療科の伊藤京子先生が主宰している「名古屋大学医学部付属病院総合診療科統合ヘルスケアチーム」のメンバーを主体としたシンポジウムにも参席し、家庭医らとディスカッションもしました。 (さらに…)