あはきの施術管理者研修、来年3月まで計4回開催 コロナ禍でオンライン研修に
2020.09.10
9月1日、あはき師が療養費の受領委任を扱う「施術管理者」になるため、来年1月から新たに義務化される「研修」のスケジュール等が公表されたとともに、受講の予約申請が始まった。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、オンラインを主体とした研修で実施される。 (さらに…)
あはきの施術管理者研修、来年3月まで計4回開催 コロナ禍でオンライン研修に
あはきの施術管理者研修、来年3月まで計4回開催 コロナ禍でオンライン研修に
2020.09.10
9月1日、あはき師が療養費の受領委任を扱う「施術管理者」になるため、来年1月から新たに義務化される「研修」のスケジュール等が公表されたとともに、受講の予約申請が始まった。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、オンラインを主体とした研修で実施される。 (さらに…)
兵庫県が施術所に独自支援 上限70万円、コロナ対策の経費
兵庫県が施術所に独自支援 上限70万円、コロナ対策の経費
2020.09.10
兵庫県が8月下旬、病院や薬局等の医療施設に対して新型コロナウイルスの感染拡大防止策に要する費用を補助する支援事業の中に、柔整・あはき施術所も対象に加えて実施すると決めた。 (さらに…)
『医療は国民のために』302 柔整・あはき業界も「マイナポータル参入」を考えてみては
『医療は国民のために』302 柔整・あはき業界も「マイナポータル参入」を考えてみては
2020.09.10
厚労省の柔整療養費検討専門委員会で、「電子請求」の議題が持ち上がって久しい。数年以上も議論を続けているが、実質何も進んでいないのは明らかで、いまだにモデル事業の実施に向けた準備を話し合っている状況だ。いつまで「ルール作り」に時間をかけるのか、不思議でならない。少なくとも、電子請求が「オンライン請求」のことを指しているのか、といった程度は明言してもらいたい。仮に、オンライン請求であるとすれば、内閣府が推し進めている「マイナポータル」への参入を議論しなればならないからだ。 (さらに…)
第19回大師流小児はり®初心者講習会 三稜鍼を「突かずに引く」
第19回大師流小児はり®初心者講習会 三稜鍼を「突かずに引く」
2020.09.10
「痛くない」も子どもには禁句
大師流小児はりの会本部の『第19回大師流小児はり®初心者講習会』が8月2日、大阪府八尾市の文化会館プリズムホールで開催された。 (さらに…)
令和3年実施の国試、日程決定 あはき出題数がそれぞれ増
令和3年実施の国試、日程決定 あはき出題数がそれぞれ増
2020.09.10
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師のそれぞれ29回目となる国家試験の日程が、9月1日に厚労省ホームページ上で発表された。
あマ指師は令和3年2月27日(土)、はり師ときゅう師は同年2月28日(日)、柔整師は同年3月7日(日)に実施される。今回の試験から、あマ指師で10問増の160問、はり師・きゅう師で20問増の180問(単独受験なら10問増の170問)と出題数が増える。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、厚労省は受験申込の手続きを郵送で行うよう呼び掛けている。
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』29 レーザーリプロ学会
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』29 レーザーリプロ学会
2020.09.10
3月に予定され延期となった日本レーザーリプロダクション学会が、8月23日にヒルトン大阪で開催されました。講演を依頼されていた私は録画によるビデオ講演も打診されていたのですが、学会への出席は色んな方々との交流も大切な目的なので、そのまま参加することにしました。 (さらに…)
[特別インタビュー]伊藤和憲氏、対面開催中止の「全日」テーマ語る
[特別インタビュー]伊藤和憲氏、対面開催中止の「全日」テーマ語る
2020.09.10
東京宣言から9年、変わる未来の展望
6月25日、公益社団法人全日本鍼灸学会(全日、久光正会長)の京都での第69回学術大会(北小路博司会頭・宝塚医療大学教授)の対面開催中止が発表された。当初5月開催予定だったが、3月中旬、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて9月への延期を発表。その後も検討を続けた末の苦渋の決断だったといえる。大会開催に向けて尽力してきた、同大会プログラム委員長の伊藤和憲氏に、掲げられていた大会テーマ『未来の鍼灸を創造する――鍼灸×(医療・健康)のその先?』に対する思いを聞いた。
――大会テーマは『未来の鍼灸』でした
私も名を連ねた「日本鍼灸に関する東京宣言2011(※下記参照)」から、状況は大きく変わっています。人が減り、お金が減り、コンビニすら無人化に取り組む時代に鍼灸院だけが変わらないとは言えません。
まず考えられるのが外国人労働者。仮に国際ライセンスが認められ、日本でブラジル人の鍼灸師が増えてきたという時、彼らが修めているのが中医学であれば日本人にとっての鍼灸の主流が中国式になりかねません。 (さらに…)
柔整師の労災保険施術料金算定基準が一部改定、令和2年8月26日付発出
柔整師の労災保険施術料金算定基準が一部改定、令和2年8月26日付発出
2020.09.10
9月1日以降の施術分から適用。初検時相談支援料、整復料、固定料などで少額の引き上げが行われたほか、往療料の距離加算が「片道4㎞を超えた場合」に包括化され、施術録に記載する事項などに関する文言が追加された。改定内容は以下の通り。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』146 コロナ禍の医療サービスは患者目線で
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』146 コロナ禍の医療サービスは患者目線で
2020.09.10
コロナの影響で、医科や歯科の診療報酬もそうですが、柔整・あはき療養費の請求件数も大きく減少していると聞いています。特に第1波の頃、受診したくても外出を控えて、じっと自宅で痛みなどを我慢している患者も多く、適切な医療・施術を受けられない場合がありました。病院でも手術がストップしていたという話はよく聞かれました。 (さらに…)
連載『中国医学情報』186 谷田伸治
連載『中国医学情報』186 谷田伸治
2020.09.10
☆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療例―バイブレーション治療器併用68例
武漢の黄海(湖北省中医院)らは、COVID-19による肺炎(中文:新型冠状病毒肺炎、以下「新冠肺炎」と略記)患者で、現代医学の常軌の治療法にバイブレーション治療器を併用し、臨床症状の改善などを認めたと発表(鍼灸臨床雑誌、20年5期)。
対象=入院中の新冠肺炎(普通型)68例(男29例・女39例)、年齢33~84(平均60.68±13.98)歳。
※「軽型」:症状軽微、肺炎の画像所見なし。「普通型」:発熱・呼吸器症状などと肺炎の画像所見あり。「重型」:呼吸回数が30回/分以下、血中酸素濃度測定SpO2が93%以下、動脈血酸素分圧/吸入酸素濃度が300mmHg以上、これら3項中1項該当。―国家衛生健康委「新冠肺炎診療方案(試行第六版)」
治療法=<治療器>上海生生医用器材有限公司(米国Body Rub Incの子会社)の「按摩器SSA-600型」(ネットで画像閲覧可)。
<操作法>施術者は、マスク・防護眼鏡・フェイスシールドなど装着。患者は座位か伏臥位。術者は患者の背部で、治療器を両手で保持し、下(第2腰椎の命門・腎兪のライン)から上(第7頸椎棘突起下の大椎)まで、移動路線(気管支の分布に一致)に沿って外から内に、先に右半身その後左半身で移動。その持続振動時間は約2.5分間。次に患者の前方の胸骨部を0.5分間。振動回数は毎分2,800回。毎回合計約3分間、毎日1回を退院まで。
観察指標=①ウイルスのPCR検査(治療器使用前・終了後)、②12の臨床症状―発熱・乾咳・倦怠感(乏力)・胸部不快感(胸悶)・息切れ(気短)・食事量減少(納差)・咽痛/痒・咳白色痰/黄色痰・発汗・下痢・鼻閉・頭痛/めまい、③バーセルインデックス(Barthel Index):食事・移乗・整容・トイレ動作・入浴・移動・階段昇降・更衣・排便自制・排尿自制10項目を評価、④6分間歩行試験(6MWT)、⑤「重型」などへの転化率
結果=平均入院日数18.18±7.06日。①治療前検査者30例:陽性16例・陰性14例→治療後の陽性23例(陰性→陽性12例)・陰性7例(陽性→陰性5例)(無変化13例)、陽性検出率は治療前より高いが、統計学的有意差なし。②食事量減少・発汗は、治療前後の有意差なし。他の10症状は、有意に改善。③・④ともに有意に改善。⑤悪化者なし。
<付記>新冠肺炎の鍼灸治療例は本欄2020年8月10日号で紹介。
☆中・重度の癌性疼痛60例で医療用麻薬単独と鍼併用治療とをランダム化比較
安徽中医薬大学・李丹らは、中・重度の癌性疼痛にはオピオイド鎮痛薬単独より鍼併用治療が有用と報告(中国鍼灸、20年3期)。
対象=60例(男36例・女24例、30~80歳)。これをランダムに単独群・鍼併用群各30例に分けた。内訳―単独群:平均58±11歳、肺癌8例・胃癌9例・肝癌7例・大腸癌6例、中等度疼痛19例・重度疼痛11例。併用群:平均55±12歳、肺癌9例・胃癌7例・肝癌8例・大腸癌6例、中等度疼痛21例・重度疼痛9例。両群に有意差なし。
治療法=両群とも連続2週間治療。オキシコドン塩酸塩(oxycodone hydrochloride)徐放錠を服用。
<鍼治療>①主穴―合谷・内関・足三里・三陰交。②配穴(原発臓腑と疼痛部位で弁病取穴・循経取穴)―背兪穴・郄穴・阿是穴など。[例]肺癌:肺兪・阿是穴、めまい:百会・風池、悪心嘔吐:胃兪・脾兪・足三里、便秘:天枢・大腸兪、尿閉:中極・膀胱兪。③操作―0.25mm×25mm、0.30mm×40mmのディスポ鍼使用。合谷・内関は直刺13~20mm、足三里・三陰交は直刺25~30mm、平補平瀉法。配穴は病状による。置鍼30分間(この間に行鍼1回)。毎日1回治療。
観察指標=①毎日の服用量、②有害事象、③カルノフスキーの一般全身状態スコア(KPS)ほか
結果=単独群:完全緩解11例・部分緩解12例・軽度緩解5例・無緩解2例・緩解率(完全+部分)76.7%、併用群:完全緩解13例・部分緩解14例・軽度緩解2例・無緩解1例・緩解率90.0%。
①(前→後/mg)単独群:92.00±64.46→108.67±59.98、併用群:94.67±65.58→64.33±47.76。②単独群:便秘13例・悪心嘔吐8例・めまい5例・尿閉2例、併用群:便秘6例・悪心嘔吐4例・めまい3例・尿閉1例。③(前→後)単独群:63.67±10.33→71.67±9.86、併用群:64.00±9.32→78.33±8.33。
【連載執筆者】
谷田伸治(たにた・のぶはる)
医療ジャーナリスト、中医学ウォッチャー
鍼灸師
早稲田鍼灸専門学校(現人間総合科学大学鍼灸医療専門学校)を卒業後、株式会社緑書房に入社し、『東洋医学』編集部で勤務。その後、フリージャーナリストとなり、『マニピュレーション』(手技療法国際情報誌、エンタプライズ社)や『JAMA(米国医師会雑誌)日本版』(毎日新聞社)などの編集に関わる。
商品紹介 加藤貿易『ラクラク歩行(ウオーク)・転倒予防サポーター』
商品紹介 加藤貿易『ラクラク歩行(ウオーク)・転倒予防サポーター』
2020.09.10
テーピング機能で歩行をサポート
加藤貿易株式会社(東京都港区)の、歩行をサポートする『ラクラク歩行・転倒予防サポーター』。 (さらに…)
あん摩マッサージ療養費 都道府県別支給状況 厚生労働省『令和元年度 療養費頻度調査』から
あん摩マッサージ療養費 都道府県別支給状況 厚生労働省『令和元年度 療養費頻度調査』から
2020.09.10
調査は、令和元年10月の1カ月間に行われた施術に係る療養費支給申請書が対象。支給申請書のうち、全国健康保険協会管掌健康保険で全件、国民健康保険で5分の1、後期高齢者医療制度で10分の1の割合で抽出している。1件当たりの平均支給額は約30,685円。調査が実施された10月より消費税率10%引き上げに伴う料金改定(改定率+0.44%)が施行されている。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 あはきの施術管理者研修の 受講者募集がようやく開始
Q&A『上田がお答えいたします』 あはきの施術管理者研修の 受講者募集がようやく開始
2020.09.10
Q.
あはき受領委任の施術管理者研修の受講者の募集が始まったとのことですが、柔整のように不手際で受講希望者が満足に研修を受けられないなどということにはならないでしょうか。
A.
令和2年8月6日付で、あはき療養費の受領委任の施術管理者研修の実施機関として公益財団法人東洋療法研修試験財団が登録され、令和3年1月~3月実施分について、9月1日から財団のホームページ上で募集を開始しました。今後、研修の実施に向けた通知や事務連絡等が厚労省及び財団から発出されますので、適宜確認の上その指示に従って申し込み、受講していくことになります。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』193 集まる
連載『汗とウンコとオシッコと…』193 集まる
2020.09.10
9月に入ったというのに、日中は30度を超え体温に近づく、残暑ならぬ残酷暑が続く。こうなると身体は脱水予防の防衛反応で発汗を減じ、尿も出さなくなる。すると口渇がさらに強まり、水をがぶ飲みして血圧が上がり熱中症に至る負のスパイラルにはまり込んでしまう。コロナウイルス対策のマスクが頭に熱をこめてこれを助長するのも難しいところだ。昔の日本人が経口補水液の代わりにハト麦茶、いわゆる薏苡仁のお茶に塩を入れて電解質を調整し、口渇を抑え脱水予防していた知恵には本当に頭が下がる。戦後改革で表に出なくなった古来の踏襲も見直されるべきではないか。 (さらに…)
連載『医療再考』19 社会構造の変化に伴う鍼灸師の働き方
連載『医療再考』19 社会構造の変化に伴う鍼灸師の働き方
2020.09.10
本邦の人口は2000年に1億2千万を超えた一方、高齢化率は20%近くに迫り、超高齢化社会と言われるようになりました。この人口も2030年には1億人強まで減少し高齢化率は31%、2050年には1億人を切って高齢化率は39.6%、2100年には人口は5千万人弱で高齢化率は40%を超えると予測されています。また、新型コロナウイルスの影響でリモートワーク化が進み、働き方も大きく変化しています。こうなると鍼灸の形態も大きく変わっていくことでしょう。 (さらに…)
今日の一冊 日本人の病気と食の歴史
今日の一冊 日本人の病気と食の歴史
2020.09.10
日本人の病気と食の歴史
奥田昌子 著
ベスト新書 990円
縄文時代から平安時代、医術もまじないも「科学」だった。鎌倉時代から安土桃山時代には「食べて健康になる」思想が広がり、「天下取りのカギ」は健康長寿だった。そして江戸時代、太平の世に「食養生」が花開く。明治、大正に「和食を科学する」時代が始まり、昭和から現代にかけた和食の「改善」が新たな病気をもたらした。日本人はどんな病気になり何を食べてきたのか、なぜ長寿になったのか。予防医学に携わる医師である著者が、日本人の誕生から今日までの「食と生活と病気」の歴史を振り返る。
編集後記
編集後記
2020.09.10
▽先日、数カ月ぶりに居酒屋に行きました。店に入ったのは夕方ですが、安さと旨さが売りで「コロナもどこ吹く風」の人気店、すぐに混み合ってきて、右隣の客と肩が触れそうになるわ左隣のカップルが大声で話し始めるわで早々に退散。名物の厚切り牛タンは堪能できたので良しとします。思えば70歳を超える母と二人暮らし。母はまだまだ元気ですが高血圧という基礎疾患が。コロナを家に持ち込むリスクは極力避けたいところです。ところでその母、ある俳優が好きで、最近、SNSで知り合った同好の士と意気投合。一緒にランチに行ったり、その俳優の映画の舞台挨拶を見に行ったりと、「コロナ前」よりアクティブなんじゃない? 記者には「このご時世、飲み歩いちゃダメよ」と言うのですが……。(前)