連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』22 健康×エンタメ オンライン上のユーザーを増やすには
2022.12.09
健康行動を継続することは治療行動を継続するよりも難しいものです。治療の場合は「症状の改善」という目的が明確なうえ、「症状が変化する」という成果も分かりやすいですが、健康の場合は「健康になる」という目的こそ明確であるものの、健康な状態は当たり前すぎて、その成果が分かりにくいからです。 (さらに…)
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』22 健康×エンタメ オンライン上のユーザーを増やすには
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』22 健康×エンタメ オンライン上のユーザーを増やすには
2022.12.09
健康行動を継続することは治療行動を継続するよりも難しいものです。治療の場合は「症状の改善」という目的が明確なうえ、「症状が変化する」という成果も分かりやすいですが、健康の場合は「健康になる」という目的こそ明確であるものの、健康な状態は当たり前すぎて、その成果が分かりにくいからです。 (さらに…)
今日の一冊 いい肥満、悪い肥満
今日の一冊 いい肥満、悪い肥満
2022.12.09
いい肥満、悪い肥満
伊藤 裕 著
祥伝社 946円
「肥満」は悪いことか? 食欲増進ホルモンがたくさんある私たちの体は、そもそも多く食べるようにできている。近年、太っていても病気になりにくい人の存在が主張されるようになった。
「いい肥満」の人は高カロリーの食事で体重を増加させる実験においてメタボリックシンドロームの診断基準「血圧」「中性脂肪の値」「肝機能」の変化が見られなかったという結果がある。そんな人の共通点は生まれつき優秀な皮下脂肪細胞を持っている点。
しかし諦めるなかれ! 「いい肥満」になる方法はこの限りではない。
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』212 音響陰影の出ない裂離骨片について
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』212 音響陰影の出ない裂離骨片について
2022.11.25
今回の執筆者:塚田 悟司(筋・骨格画像研究会)
骨のような硬い組織は超音波を透過しない。そのため骨片や石灰などがある場合は、超音波が透過せず音響陰影となる。そのため画像を読み解く上で音響陰影の有無を確認することは非常に大切である。しかし、骨片があるにもかかわらず音響陰影が出現しない場合もあるため症例を報告する。 (さらに…)
連載『食養生の物語』114 『鍋の菜っ葉』
連載『食養生の物語』114 『鍋の菜っ葉』
2022.11.25
寒い日が続くと、温かいお鍋が食べたくなってきますね。鍋料理はたくさんの食材を一度に食べられるので、効率よく栄養素を摂り入れられるうえに、冷えた体を内側から温め、さらに心まで満たしてくれる気がします。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』49 素問・十一 『五蔵別論』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』49 素問・十一 『五蔵別論』
2022.11.25
王様の時代には、修業を積んで不思議な術や技が使えた方士という人たちがいましたが、王様が臓と腑の分類について問うと、それぞれ答えが異なっていました。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~訪問施術は医療の最後の砦 少しでも痛みを抑えられれば~ 奈良県北葛城郡<もみじ鍼灸院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~訪問施術は医療の最後の砦 少しでも痛みを抑えられれば~ 奈良県北葛城郡<もみじ鍼灸院>
2022.11.25
「訪問鍼灸は見守りとしての側面も大きい。施術だけではなく、できることは何でもしてあげたい」。そう語るのは、もみじ鍼灸院の山本剛裕先生。訪問鍼灸が専門で、奈良県北西部を中心に活動しています。 (さらに…)
今日の一冊 人間が生きているってこういうことかしら?
今日の一冊 人間が生きているってこういうことかしら?
2022.11.25
人間が生きているってこういうことかしら?
中村桂子・内藤いづみ 著
ポプラ社 1650円
生命誌研究家の中村桂子氏と在宅ホスピス医の内藤いづみ氏の二人による対談形式で本書は進む。それぞれの経験からみえるものを語り合い、いのち・生・死などの普遍的で根源的なテーマに近づいていく。
一方で、現代における感染症や環境問題、DNA解析などの最先端情報を取り上げ、科学・医学の目指すべき方角についても二人は意見を交わす。「人間は生きもの」という当たり前過ぎて見えづらい事実について、人間100年、人類500万年、生命38億年の繋がりから大らかに朗らかに読み解いてみませんか?
『医療は国民のために』354 被保険者が死亡した場合での受領委任払いの事務処理について
『医療は国民のために』354 被保険者が死亡した場合での受領委任払いの事務処理について
2022.11.10
高齢化が進行する中、療養費の申請後に患者が亡くなっていたということが今後生じうるかもしれない。今回はこれについて考えたい。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』55 「DOHaDと精子」
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』55 「DOHaDと精子」
2022.11.10
前号で妊娠時の母親の生活が生まれてくる子どもの成長に影響を与えるDOHaD(Development Origins of Health and Disease)を簡単に説明しました。今回は精子についてお話しします。
さて、卵子同士のDNA、または精子同士のDNAを組み合わせた23対のDNAからなる受精卵で子どもはできるでしょうか。答えは、現段階では「できません」。雌性のみの発生胚では卵巣奇形腫、雄性核同士のDNAの組み合わせでは全胞状奇胎となります。これはDNA自体は良くても、雄性雌性ではエピジェネティクスが異なるからです。ここでDNAのメチル化が大切な鍵を握ります。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』198 新型コロナ+インフルエンザ W流行の兆しあり
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』198 新型コロナ+インフルエンザ W流行の兆しあり
2022.11.10
最近になって、私の周りの人々がどんどん海外へと仕事や遊びで渡航するようになり、なんだか取り残されている気分になっています。
仕事ならいざしらず、遊びに関しては、円安のこんな時期に無理して行かなくても……とうらやむも、国内旅行ですら仕事に忙殺されるおかげで、まとまった時間がとれないのに、どうやって海外旅行に行くのだろう、と諦めの境地です。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』219 続く下痢
連載『汗とウンコとオシッコと…』219 続く下痢
2022.11.10
今年は冬の到来が早いようだ。日中の気温はそこそこ上がるものの朝、夜は11月なのに、12月初頭の衣服でないと過ごしにくい。
10月は桜で有名な京都の醍醐寺で桜が狂い咲きし、金木犀も9月の終盤と10月中旬に2回も香を醸し出した。まるで秋が無かったかのように冬がやってくるようだ。
秋雨前線よりも、しつこく居座る台風や、局所的な雨ばかりだった。急激に気圧を下げたと思えば、上空の空気は乾燥しているので全体的には乾燥傾向が強く見受けられる。こうなると人は意識外で水分が飛ばされることによって、ウイルス感染を引き起こしやすい傾向がある。冬に多く見られることが早々と起きはじめているという具合だ。 (さらに…)
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』21 健康×タッチポイント
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』21 健康×タッチポイント
2022.11.10
健康になる目的は何なのであろうか? 健康の目的によりその手段も方法も大きく異なる。健康になる目的が「病気から回復・症状の改善」であれば、病気ごとに対応する方法は異なり、改善したい症状の種類や強さ、頻度により内容や量を調整することになる。この場合、健康管理をするきっかけは身体症状であることから、その動機は明確であり、症状が継続する限り健康行動を持続するであろう。しかし、健康になる目的が、「健康維持」となれば、その状況も大きく異なる。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~在宅医療に関わり 痛みに苦しむ患者を救いたい~ 大阪府大阪狭山市 <遊楽訪問リハビリマッサージ>
『ちょっと、おじゃまします』 ~在宅医療に関わり 痛みに苦しむ患者を救いたい~ 大阪府大阪狭山市 <遊楽訪問リハビリマッサージ>
2022.11.10
「患者さんの自宅に訪問して施術すれば、身体だけではなくて、生活全体もみられるので、より深いところまで関わっていけます」と話すのは、遊楽訪問リハビリマッサージの川畑大地先生。大阪狭山市を中心に日夜、訪問施術で飛び回っています。 (さらに…)
今日の一冊 なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか 脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方
今日の一冊 なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか 脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方
2022.11.10
なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか 脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方
恩蔵絢子、永島徹 著
中央法規出版 1,760円
認知症の人の行動は「なぜ?」と感じるものがたくさん。しかし一見不可解な行動も、脳科学の視点で見ると説明のつくものだと分かる。
アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、若年性認知症の計34事例を挙げ、脳科学者が分析した本人の心の動きや接し方、ソーシャルワーカーからのアシストポイントをそれぞれ解説。
行動の裏にある思いや理由に気付き、尊重できれば「パス」「アシスト」「ゴール」の関係性で、持っている力を引き出し「生活(いき)る力」を回復させることができると説く。
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』21 緩和型通所介護事業の 開設の心がけ②
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』21 緩和型通所介護事業の 開設の心がけ②
2022.10.25
今回は、介護予防・日常生活支援総合事業の「緩和型通所介護サービス」の今後の動向について解説します。
令和4年10月現在、財務省の財政制度等審議会は、社会保障制度全体について「検討段階から実施へのカウントダウンが始まっている」との認識の下、様々な議論を行っています。
要支援者に対する訪問介護、通所介護については、「地域の実情に応じた多様な主体による効果的・効率的なサービス提供を行う観点から、地域支援事業へ移行したところ(平成30年3月末に移行が完了)である」としており、要介護1・2への訪問介護・通所介護についても、「生活援助型サービスをはじめとして、全国一律の基準ではなく地域の実情に合わせた多様な人材・多様な資源を活用したサービス提供を可能にすることが効果的・効率的である。先に述べた地域支援事業の在り方の見直しに取り組みつつ、第9期介護保険事業計画期間に向けて、地域支援事業への移行を検討すべきである」としています。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』197 サウナでヒートショック? 上手く「ととのう」ための注意点
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』197 サウナでヒートショック? 上手く「ととのう」ための注意点
2022.10.25
先日、静岡県の朝霧高原にある富士山養生園に行ってきました。アリゾナ大学の統合医療フェローシッププログラムの先輩である山本竜隆先生の施設で、広大な土地に古民家を移築して展開している滞在型のリトリートです。
毎年春に、私はこちらでファスティングのイベントを主催しているのですが、この場所で「食べたい」と要望があり今回のイベントを企画しました。
施設にはバブル時代に美術館建設のため整備されたという庭園があります。中央にある富士山の湧水が流れ込む池のほとりには、サウナ小屋が建てられていて、水風呂の代わりに池に飛び込むフィンランドのような楽しみ方も可能です。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』211 描出が難しい腰椎部のエコー観察
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』211 描出が難しい腰椎部のエコー観察
2022.10.25
今回の執筆者:田中 正樹(筋・骨格画像研究会)
柔整師が超音波画像観察装置を用いて、軟部組織や骨を観察するのは、日頃の診察において、有用であるが、全ての部位において、抽出がたやすいとは言い難い。
超音波画像観察装置にて画像を抽出し、画像を把握するのには、練習が必要であるが、その中でも腰椎部は鮮明な画像の抽出が難しく、観察にはより注意が必要である。今回は腰椎の観察を報告する。 (さらに…)
連載『食養生の物語』113 『貧乏さんま』
連載『食養生の物語』113 『貧乏さんま』
2022.10.25
食欲の秋を代表する食材の一つ、サンマは9月から11月に旬を迎えます。
「貧乏秋刀魚に福鰯(びんぼうさんまにふくいわし)」という諺があります。サンマは寒流に乗ってやってくるので、豊漁ということは冷夏で、お米や農産物が不作になります。
これに対し、5月から9月が旬の鰯が豊漁だと暖流に勢いがあるため、夏は暑く実り豊かな秋がやってくるといわれています。
ここ数年はサンマの不漁が続き、価格が上昇し続けています。需要と漁獲量の問題だけでなく、海水温の変化がサンマの生息数に影響しているのではと考える説もあるようです。
また、サンマは寿命が1年から2年と短いうえに、神経質でパニックを起こしやすく、ぶつかり合って鱗が剥がれてしまうなど養殖も難しいようです。
とはいえ、サンマにとっては思わぬ評価のされ方で貧乏くじを引かされたといえそうですね。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』48 素問・十『五蔵生成』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』48 素問・十『五蔵生成』
2022.10.25
この篇には、邪気がどうやって体の中に入るのかが書かれていました。 (さらに…)
今日の一冊 あなたの知らない心臓の話 動物からヒトまで――新常識に出会う知的冒険
今日の一冊 あなたの知らない心臓の話 動物からヒトまで――新常識に出会う知的冒険
2022.10.25
あなたの知らない心臓の話 動物からヒトまで――新常識に出会う知的冒険
ビル・シャット 著 吉野山早苗 訳
原書房 2750円
本書はあらゆる生物にとって最も重要な臓器である心臓について、医学・生物学・歴史学・哲学・宗教学といった様々な側面から迫る。
中でも興味深いのは心臓と心あるいは魂の関係性について。古今東西、心や魂は心臓にあると信じられてきた。科学の発展により、その在り方は紆余曲折を経るが、現在でも「胸が痛い(heartache)」などの表現にその名残りが色濃く見えるのも面白い。
このほか、種の違いによる循環系の同異点など、心臓とそれにかかわる学問の進化・進歩について具体例を挙げて解説する。