連載『先人に学ぶ柔道整復』三十五 大正期の柔道整復師試験(後編)各地で実施、地位確立のため皆が奮起
2023.02.24
大正9(1920)年10月、柔道整復術の公認試験として「第1回柔道整復術試験」が、東京の警視庁で2日間にわたり実施されました。1日目が筆記試験、2日目が実技及び口頭試問でした。 (さらに…)
連載『先人に学ぶ柔道整復』三十五 大正期の柔道整復師試験(後編)各地で実施、地位確立のため皆が奮起
連載『先人に学ぶ柔道整復』三十五 大正期の柔道整復師試験(後編)各地で実施、地位確立のため皆が奮起
2023.02.24
大正9(1920)年10月、柔道整復術の公認試験として「第1回柔道整復術試験」が、東京の警視庁で2日間にわたり実施されました。1日目が筆記試験、2日目が実技及び口頭試問でした。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』205 漢方薬って実はエコじゃない
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』205 漢方薬って実はエコじゃない
2023.02.24
前回に引き続き、海外出張が二回ありました。空港でも街中でも、国によってコロナへの対応が全く異なっていて、とても興味深かったです。各国で活気ある街中の様子を見ると、日本の対応の遅れが見受けられ、おちおちしていられないと強く感じました。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』215 母指外側種子骨損傷
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』215 母指外側種子骨損傷
2023.02.24
今回の執筆者:後藤 陽正(筋・骨格画像研究会)
手指の母指MP関節損傷を呈している症例では、どうしても発生機序から掌側板損傷や側副靭帯損傷を中心に判断し、種子骨に損傷が及ぶ印象を受けない。今回は右母指MP関節外側種子骨の損傷を疑った症例を紹介する。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 オンライン請求は柔整師にとってメリットだらけ!?
Q&A『上田がお答えいたします』 オンライン請求は柔整師にとってメリットだらけ!?
2023.02.24
Q.
柔整療養費のオンライン請求議論が本格化しているようですが、私たち柔整師個人にとってはメリットだらけですよね。そうであれば、早期の導入を求めたいです。 (さらに…)
連載『食養生の物語』117 『お雑煮の雑学』
連載『食養生の物語』117 『お雑煮の雑学』
2023.02.24
お雑煮はお正月の人気料理の一つですが、必ずしも食べる時季が限定されているわけではないようです。
お雑煮を大まかに定義するとしたら、お餅を主な具材とする汁物料理というところでしょうか。鶏がらスープをベースとする北海道や、餅に次ぐ具材として出世魚のブリが欠かせない福岡県や高知県、寒い日には鴨肉、春は旬のハマグリを、とお餅以外の要素は地域や季節によって様々です。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』52 素問・十四 『湯液醪醴論』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』52 素問・十四 『湯液醪醴論』
2023.02.24
往古の時代から時が経ち、人の病は祝由では治らなくなったので、上古の時代には色々な治療法が編み出されました。中古の時代に用いた治療は、米で作った湯液(おもゆ・おかゆ)、醪(にごりざけ)、醴(どぶろく)などを用意して飲ませることでした。 (さらに…)
今日の一冊 物語 遺伝学の歴史 メンデルからDNA、ゲノム編集まで
今日の一冊 物語 遺伝学の歴史 メンデルからDNA、ゲノム編集まで
2023.02.24
物語 遺伝学の歴史 メンデルからDNA、ゲノム編集まで
平野博之 著
中央公論新社 1078円
「子はなぜ親に似る?」。古代ギリシャ時代から議論されてきた疑問は19世紀半ば、メンデルの登場で、遺伝学という科学へと急速に舵を切る。
メンデル生誕200周年を迎えた今、遺伝学は生物化学の中核分野となりiPS細胞やゲノム編集による治療法の開発や作物の品種改良など、様々に応用され研究が進んでいる。染色体の発見に始まり、染色体上の遺伝子配列のこと、特定の遺伝子が染色体上を移動できること、突然変異の誘発……と研究者の興味は次々に発展、分化する。これはまだまだ続く現在進行形の物語である。
『医療は国民のために』360 患者のニーズは骨折や脱臼ではなく、 疼痛を伴う慢性的な運動器疾患への手技だ
『医療は国民のために』360 患者のニーズは骨折や脱臼ではなく、 疼痛を伴う慢性的な運動器疾患への手技だ
2023.02.10
最近の柔整療養費における返戻・不支給処分で、私が脅威に思っている事例を紹介したい。新規外傷の請求にもかかわらず、保険者が同部位を過去に遡って調査し、同部位の治療実績を見つければ、「×年前から継続した慢性的な疼痛のための処置であって、これは慢性の筋肉疲労にあたりますから、療養費の対象とはなりません」と返してくるのだ。当然、医科であれば新規の再発(一度治癒して再発)と捉えるものを、柔整では異なる判断をされ、冒頭に述べた暴挙に出る保険者がいる。しかも、既に複数の事例が発生している。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』58 着床遅延と冬眠
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』58 着床遅延と冬眠
2023.02.10
体外受精胚移植の妊娠判定に、血液検査によるβ-hcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の値が使われるのは、ご存知のことと思います。少し前までは尿検査で判定したのが、今やかなり正確になりました。β-hcgによる妊娠判定基準は医療機関によって若干のばらつきはあるものの、胚盤胞移植から10日目で100〜300mIU/mLくらいとされています。この値は毎日約1・5倍に増えていきます。これが増えている(1000mIU/mL以上)のに、エコーによる内診で子宮内に胎嚢が確認されない場合、異所性(子宮外)妊娠が疑われます。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』204 話題沸騰の米国の「チャットボット」
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』204 話題沸騰の米国の「チャットボット」
2023.02.10
数年ぶりに海外出張に行ってきました。現場で働く友人から、検疫の検印など様々な苦労があると聞いていましたが、かなり簡素化されていて再入国も非常にスムーズでした。しかしながら海外でも携帯端末を使いこなせないと、その恩恵は得られないようですが……。 (さらに…)
連載『中国医学情報』215 大腿骨頭壊死症57例に灸頭鍼併用治療―中薬単独56例とのランダム化比較 ほか
連載『中国医学情報』215 大腿骨頭壊死症57例に灸頭鍼併用治療―中薬単独56例とのランダム化比較 ほか
2023.02.10
☆大腿骨頭壊死症57例に灸頭鍼併用治療―中薬単独56例とのランダム化比較
河南省の鄭州中医骨傷病医院・張欣凱らは、大腿骨頭壊死症(ANFH)で中薬単独と鍼併用治療を比較(上海鍼灸雑誌、2022年10期)。
対象=同院のANFH 113例。男68例・女45例、平均年齢48歳、平均罹患期間2年強、いずれも2019年11月修訂ARCO(国際骨微小循環研究協会)病期分類で中期。これらをランダムに、薬物群56例・鍼併用群57例に分けた。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』そもそも医療情報をもらえる仕組みづくりなど 当初から無かったのだ!
Q&A『上田がお答えいたします』そもそも医療情報をもらえる仕組みづくりなど 当初から無かったのだ!
2023.02.10
Q.
令和6年の秋からマイナンバーカードが保険証となり、実質的な保険証の廃止にあたり、鍼灸整骨院でも患者さんの診療歴情報を確認できると期待していたところ、単に資格の得喪記録情報のみになってしまうとお聞きしました。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』222 高きは低きに流れる
連載『汗とウンコとオシッコと…』222 高きは低きに流れる
2023.02.10
やはり大寒を過ぎたら寒波がやってきた。新暦の正月明けは南から暖かい空気が入り、黄砂の飛来かと思わせるような春靄が続いていた。水剋火となる冬に、この暖かさが到来するのを『素問』では「復」の気という。相侮関係のことだ。相剋の場合は「勝」の気という。
冬に暖かい空気が南から到来するのは、北方に相当冷たい空気があったことになる。高きは低きに流れる訳だ。でも、暖かい空気が流れ込んだとしても地球の公転周期による普遍的な冬に勝るはずなく、強烈な寒波が列島に覆い被さった。
暖かい空気で弛緩している身体に「寒邪」があたるとどうなってしまうのか? 陰の枢の少陰がフル活動して体温や血圧を上げて身体を守ろうとする機能が乱れたらどうなるのかが今回のお話……。 (さらに…)
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』24(最終回) オンラインもオフラインもない時代を どのように生き抜くのか?
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』24(最終回) オンラインもオフラインもない時代を どのように生き抜くのか?
2023.02.10
医療・健康の未来はIT化が進み、データドリブンな情報社会になるであろう……。本連載を通して、鍼灸師や柔道整復師の先生方にもIT技術を役立ててもらおうと記事を書き進めて参りました。
昨今、デジタル庁が発足し、様々なデータをデジタル化、DX(デジタルトランスフォーメーション)化することで業務の効率化を図り、ビッグデータ化することで様々な社会問題の解決に取り組んでいます。特に医療・健康分野では、厚生労働省がマイナンバーカードと保険証のデータを紐づけることで医療情報の一元化を目指しています(鍼灸・柔整師の療養費請求情報を含むかは検討中)。また、健康に関してはウェアラブルデバイスやアプリによる健康管理が一般化し、デジタルヘルスの占める割合が次第に増えています。 (さらに…)
今日の一冊 化粧の力の未来―コスメティック・サイエンスによる人と社会の新しい可能性
今日の一冊 化粧の力の未来―コスメティック・サイエンスによる人と社会の新しい可能性
2023.02.10
化粧の力の未来―コスメティック・サイエンスによる人と社会の新しい可能性
資生堂みらい開発研究所 編著
フレグランスジャーナル社 3,190円
「美」を研究・提供し続ける資生堂が、化粧が心身や人間関係に与える影響について詳細なデータと研究を紹介する。
本書では身だしなみや装飾という本来的な化粧のほか、スキンケアと肌免疫の関係についても解説されており、加齢による老化細胞の発生と免疫力の低下に対抗すべく、化粧の新たな活躍領域が見いだせる。
化粧の歴史は約4万年前にまでさかのぼる。時代ごとのライフスタイルやジェンダーの移り変わり、心理学や脳科学からのアプローチなど、多面的視点でこれからの化粧を考える。
『医療は国民のために』359 柔整での電子カルテの検討は始まるのか?
『医療は国民のために』359 柔整での電子カルテの検討は始まるのか?
2023.01.25
医科では、患者がより質の高い医療サービスを受けられるよう、厚労省が電子カルテについてのガイドラインを発出し、様々な必要様式を策定している。
一方、柔整師の施術に係る電子施術録(電子カルテ)の検討は全く進んでいないように感じる。 (さらに…)
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』24 機能訓練で得られた効果を 維持・向上させるために②
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』24 機能訓練で得られた効果を 維持・向上させるために②
2023.01.25
機能訓練を実施し、得られた効果から、利用者の目標が達成された際の喜びは、機能訓練指導員としての醍醐味ですね。しかし、その効果を維持もしくは向上させ、日常生活に定着させるにはもう一工夫必要だと私は考えます。今回は、生活習慣の変容と定着のために、行動心理学的視点から行動療法・行動変容技法を取り入れたアプローチを紹介したいと思います。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』203 博学篤志
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』203 博学篤志
2023.01.25
博学篤志とは、広く学んで熱心に志すことを意味します。「論語」の子張篇で、学問する者の心構えについて述べた四字熟語です。30年ほど前に恩師が初学者の私に送ってくれた言葉です。前回、リスキリングの話題で、学び直しのことを書きましたが、今回は、私がどうしているのかを少し書いてみようと思います。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』214 野球肘による内側上顆骨端線離開後に骨片を固定したK銅線経皮ピニングによって起こった腕橈骨筋二次的損傷の症例報告
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』214 野球肘による内側上顆骨端線離開後に骨片を固定したK銅線経皮ピニングによって起こった腕橈骨筋二次的損傷の症例報告
2023.01.25
小野 博道(筋・骨格画像研究会)
患者:中学1年生 投手
野球肘の経過:
投球時リリース期に右肘内側部に激痛が生じ、その後投げることが出来なくなった。受傷後すぐに当院受診され、内側上顆(後上方から)の限局性圧痛が著明、腫脹、屈伸運動の可動域制限、軽度の外反変形、内側上顆骨端核が遠位に転位されていることが触診で認められた。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 支給基準の記載は要件を確認するだけでなく、 文中の「接続詞」にも十分に注意を払うこと
Q&A『上田がお答えいたします』 支給基準の記載は要件を確認するだけでなく、 文中の「接続詞」にも十分に注意を払うこと
2023.01.25
Q.
あはき療養費の施術報告書交付料は、同意有効期間の最終月に交付した場合において前5カ月の期間に係る療養費の支給で施術報告書交付料が支給されていない場合に支給するものということでいいのですか。 (さらに…)