『医療は国民のために』364 合格率が急落した 第31回柔整師国家試験について考える
2023.04.10
今年3月に実施された第31回柔整師国家試験の合格率が、衝撃的な数字として大きな話題となっている。「49.6%」と何と50%を下回り、前年より10ポイント以上も下がって過去最低というではないか。 (さらに…)
『医療は国民のために』364 合格率が急落した 第31回柔整師国家試験について考える
『医療は国民のために』364 合格率が急落した 第31回柔整師国家試験について考える
2023.04.10
今年3月に実施された第31回柔整師国家試験の合格率が、衝撃的な数字として大きな話題となっている。「49.6%」と何と50%を下回り、前年より10ポイント以上も下がって過去最低というではないか。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』60 筋トレは大事!
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』60 筋トレは大事!
2023.04.10
もう少しで還暦となる私は、この数年間、筋力の低下を実感しています。サルコペニアという言葉をご存知でしょうか。高齢になり筋力が低下し、生活に支障をきたす状態です。目安は、何かに掴まらないと立てない、すぐに何かにつまづくことなどが黄色信号だそうです。そうでなくても適度な運動は健康の維持に不可欠ですが、筋肉は運動により体中に様々な影響を及ぼしていると分かってきました。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』208 AIの進化は治療方針まで決めてしまう?
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』208 AIの進化は治療方針まで決めてしまう?
2023.04.10
新年度になりました。巷ではAIに仕事を取られるという話題でもちきりです。ChatGPT-4に日本の医師国家試験を解かせてみたら、合格ラインを超えていたという話が出てきました。今年に入って、米国の医師資格試験も合格したという報道もあり、日本の研修医レベルの知識と同等になったと言えるでしょう。 (さらに…)
連載『中国医学情報』217 ワレンベルグ症候群の咽頭期嚥下障害20例に鍼併用治療 ほか
連載『中国医学情報』217 ワレンベルグ症候群の咽頭期嚥下障害20例に鍼併用治療 ほか
2023.04.10
☆ワレンベルグ症候群の咽頭期嚥下障害20例に鍼併用治療
黒竜江中医薬大学・祝鵬宇らは、脳梗塞の一種ワレンベルグ症候群(延髄外側症候群)の嚥下障害に鍼併用が有用と報告(中国鍼灸、2022年10期)。
対象=同大付属病院の入院患者:男11例・女9例、40~62歳(平均54±8歳)、罹患期間7~14日(平均9.7±2.2日)。
治療法=全員に現代医学の脳循環改善・降圧などの基礎治療、嚥下障害重篤者には経鼻栄養。さらにリハビリ訓練(嚥下器官運動訓練・氷刺激・摂食訓練)を、毎日1回15~20分間、連続6日・休止1日、計4週間。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』生活保護では必ず柔整施術前に 医療機関を受診しなければならないの?
Q&A『上田がお答えいたします』生活保護では必ず柔整施術前に 医療機関を受診しなければならないの?
2023.04.10
Q.
現在、生活保護を受けています。整骨院で治療を受けたいので福祉事務所のケースワーカーに相談すると「生活保護で柔道整復師の施術を受けるには、事前に指定医療機関を受診しなければならない」と言われました。生活保護を受ける前に国民健康保険で通院した際は、初めから直接整骨院で治療してもらいました。生活保護の場合は、そうでないのですね? (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』224 火が乗ず
連載『汗とウンコとオシッコと…』224 火が乗ず
2023.04.10
桃色の桜、白色の雪柳、黄色の菜の花のコラボが終われば、もう夏に突入する。旧暦の夏は5月からだ。我々現代人が夏と認識をしている7月、8月の暑さは土用に属すものだ。この春から夏にかけては木象に火象が乗じる反応が非常に多い。
例えば、イライラして動悸する、頭痛があり不眠が起こるなどで、身体の上部に現れる症状と「身熱」に代表される熱の反応が出て、複雑な症状を訴える。それに対し身体の下部は相対的に虚して、足腰の痛みや少腹痛など、上下に分かれて反応が現れる上熱下冷の症状が多くなるわけだ。このような時期は、どれだけうまく補して脈を調えても、局所熱源の強い所を上手く瀉さないと症状がすぐに戻ってしまう傾向にある。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第2回 医療としての鍼灸・柔整からの脱却
連載『未来の鍼灸・柔整を考える』第2回 医療としての鍼灸・柔整からの脱却
2023.04.10
医療費は年々増え続けているが、それはなぜなのであろうか? 医学は常に進歩を続けているため、将来的には病気が克服され、やがて病人が減ることで医療費が下がると思われがちである。しかし、医学が進歩した結果、検査は高度化し、今まで見逃されてきた病気までもが初期のうちに発見できるようになった。その結果、次々と新しい治療法が開発され、処方されている。 (さらに…)
今日の一冊 脳と人工知能をつないだら、 人間の能力はどこまで拡張できるのか
今日の一冊 脳と人工知能をつないだら、 人間の能力はどこまで拡張できるのか
2023.04.10
脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか
紺野大地/池谷裕二 著
講談社 1,760円
人間は優れた道具を作ることで種の在り方まで変容させてきた。言葉や文字、電気やインターネットなど多くの優れた道具を発明し、生物として驚くべきスピードで進化した。
近頃よく話題に上る「人工知能(AI)」。ネット上に溢れるあれこれを学習し、絵を描き、文章を作り、経済動向の先読みさえできるようになった。では、これらを脳に埋め込んだら……?
過去の偉人の脳の再現、脳刺激による睡眠欲や食欲の制御など、脳と人工知能の融合研究について最先端を紹介。これはSFの世界ではなく、近未来への展望。
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』25 接骨院に通所型サービスを 併設する運動を!
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』25 接骨院に通所型サービスを 併設する運動を!
2023.03.24
柔整療養費が毎年100億円規模で減り続けています。私は、柔整業界に30年以上いますが、このような異常事態を経験したことがありません。また、「療養費では経営できない」と言って、自費治療や物販に力を注ぐ接骨院も増え、まるで柔整師が整体師やエステシャンであるかのようになっていて、この業界の衰退が日々加速しているように思われます。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』207 花粉症対策の選択肢が増えてきたようです
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』207 花粉症対策の選択肢が増えてきたようです
2023.03.24
今年は例年よりも花粉の量が多いようで、花粉症の症状がひどい患者さんが多いように思います。かくいう私も花粉症もちで、数年前には症状がほとんど出なくなったのですが、今年は割と苦しめられています。 (さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』216
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』216
2023.03.24
今回の執筆者:松本 尚純(筋・骨格画像研究会)
近年、コロナ禍でのリモートワークやスマホ首といわれるストレートネックで悩む患者が増加している。またその中でも、肩部や上肢帯の痛み、しびれ感などを訴える場合は頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症、胸郭出口症候群(以下TOS)などに起因していることが考えられる。今回はTOSへの超音波画像観察装置(以下US)での描出について述べたいと思う。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 広告ガイドライン発出後、 「〇〇柔道整復治療院」は認められるよね?
Q&A『上田がお答えいたします』 広告ガイドライン発出後、 「〇〇柔道整復治療院」は認められるよね?
2023.03.24
Q.
私たち柔整師の施術所において「整骨院」の表記や広告が認められないこととなってしまいました。残念でなりません。一方で、あはきは「業態+治療院」が認められる予定であれば、私たちも「柔整治療院」が認められ、今後は「柔整治療院」がトレンドとなるのでしょうか? (さらに…)
連載『食養生の物語』118 『イカナゴのくぎ煮』
連載『食養生の物語』118 『イカナゴのくぎ煮』
2023.03.24
暖かくなりイカナゴのくぎ煮を炊く香りがすると、本格的に春になったと感じます。関西の瀬戸内海沿岸地域、神戸・明石・播州地方では、3月に入って新子(しんこ)と呼ばれるイカナゴの稚魚の漁が解禁されると、各家庭で一斉に炊き始めるので町中に醤油の香りが漂います。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』53 素問・十五 『玉版論要』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』53 素問・十五 『玉版論要』
2023.03.24
王様は上古聖人が見つけた医学の知識が正しく未来に伝わることを願って本を作っています。 (さらに…)
今日の一冊 白黒つけないベニガオザル やられたらやり返すサルの「平和」の秘訣
今日の一冊 白黒つけないベニガオザル やられたらやり返すサルの「平和」の秘訣
2023.03.24
白黒つけないベニガオザル やられたらやり返すサルの「平和」の秘訣
豊田 有 著
京都大学学術出版会 2,420円
ベニガオザルに惹かれた著者が、単身タイに渡り、一日千枚、多い日は三千枚の写真撮影、動画撮影と、21カ月に渡りのべ400頭の行動を記録した探求ドキュメント。
家系で順位が決まる日本ザルに対し、獲物があれば一斉に手を出し、やられたらやり返す。それゆえ激化しやすいケンカを止めるためか、腕をかむ、唇をつける、幼い小ザルが割って入るなど特有の和解行動が発達している。
食物分配やけがをした仲間の見舞い、交尾機会の共有など他にも珍しい行動はあり、「平和」が保たれる秘訣はなかなかに奥深い。
『医療は国民のために』362 何が何でも「整骨院」の文字を手放してはダメ!
『医療は国民のために』362 何が何でも「整骨院」の文字を手放してはダメ!
2023.03.10
2月13日に開催された「第9回あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師等の広告に関する検討会」の席上で、柔整師の施術所名称に「整骨院」を使用することを認めないとする合意がなされた。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』59 コロナに かからない人
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』59 コロナに かからない人
2023.03.10
昨年末、不妊治療で通院されていて「タイミング指導段階」(注)の方に「年末年始頃に排卵するだろうから、その休暇中に夫婦生活をお願いします」とお伝えしました。その方は、年明けに来院され、12月27日にご主人がコロナ感染陽性となり発熱したとのこと。通常数日間の隔離をすべきでしたが「先生、主人の熱も下がったので29日からタイミングを取り始めました」と。これには驚きましたが、「それから毎日検査していますけど、私感染してないんです」とも。確かにインフルエンザもコロナもワクチンを接種していないのに、感染したことがないという初老の女性がおられました。それって偶然か、と思いきや、実は特定のウイルスに絶対に感染しない人がいるらしいのです。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』206 ヘルスケア領域でもソフトウェア先行、ハードウェアはハードル高い!
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』206 ヘルスケア領域でもソフトウェア先行、ハードウェアはハードル高い!
2023.03.10
日中は暖かく感じる日が増えてきました。クリニックでは花粉症の症状を訴える方も多くなり、「あぁ、春だなぁ」と感じます。まだ夜は冷え込みますので、衣服を調整して体調を崩されませんように。今年の桜の開花は早いらしく、以前と同じような、お花見の光景が見られることを期待します。 (さらに…)
連載『中国医学情報』216 橈骨遠位端骨折34例に灸頭鍼併用治療―整復後副木固定治療とのランダム化比較 ほか
連載『中国医学情報』216 橈骨遠位端骨折34例に灸頭鍼併用治療―整復後副木固定治療とのランダム化比較 ほか
2023.03.10
☆橈骨遠位端骨折34例に灸頭鍼併用治療―整復後副木固定治療とのランダム化比較
海南省瓊海市中医院・李順らは、骨粗鬆症性の橈骨遠位端骨折(DRF)患者で、常軌治療群とそれに灸頭鍼を併用した群を比較(上海鍼灸雑誌、2022年11期)。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』あはき19条裁判で最高裁が下した判決の重大さ
Q&A『上田がお答えいたします』あはき19条裁判で最高裁が下した判決の重大さ
2023.03.10
Q.
昨年2月、あん摩マッサージ指圧師養成課程の新設が最高裁判決で認められないと決着しました。これによる影響や今後の動向予測などに触れたものがあまりないので解説してください。再度、提訴によるチャレンジはできますか? (さらに…)