全整協、柔整師国試の問題漏えい事件を受け日整に対し公開質問状
2022.12.23
個人契約の団体で構成する「全国柔道整復師統合協議会」(全整協)がこのほど、柔道整復師国家試験の問題漏えい事件に関する公開質問状を公益社団法人日本柔道整復師会(日整)に対して送っていたことが分かった。今回起訴された被告が日整の副会長であった上、業界を代表して国・行政と折衝に当たっている立場から、今後の対応について見解を求めた。 (さらに…)
全整協、柔整師国試の問題漏えい事件を受け日整に対し公開質問状
全整協、柔整師国試の問題漏えい事件を受け日整に対し公開質問状
2022.12.23
個人契約の団体で構成する「全国柔道整復師統合協議会」(全整協)がこのほど、柔道整復師国家試験の問題漏えい事件に関する公開質問状を公益社団法人日本柔道整復師会(日整)に対して送っていたことが分かった。今回起訴された被告が日整の副会長であった上、業界を代表して国・行政と折衝に当たっている立場から、今後の対応について見解を求めた。 (さらに…)
あはきの令和5年度施術管理者研修
あはきの令和5年度施術管理者研修
2022.12.23
申込み、来年1月から
あはき療養費の受領委任を取り扱う上で義務化されている「施術管理者研修」の令和5年度の開催日程が、公益財団法人東洋療法研修試験財団より公表された。
令和5年4月22日を皮切りに、年度末まで計12回開催される(下表参照)。いずれも会場とオンラインでの同時開催(ハイブリッド式)。費用は2万3000円。2日間(16時間)にわたり、適切な支給申請などを学ぶ。
『医療は国民のために』357 もはやこれまでか?療養費のマイナス傾向が止まらない
『医療は国民のために』357 もはやこれまでか?療養費のマイナス傾向が止まらない
2022.12.23
厚労省が11月末に公表した令和2年度の療養費の支給額を見て、愕然とした。柔整療養費は2863億円で、前年度比10%以上の減少だった。あん摩・マッサージ療養費も636億円で同16%もの減少、同じくはり・きゅう療養費も419億円で同5%下がっているではないか。推計値であるとはいえ、おおよそ実態に近い数値と考えることができるだろう。 (さらに…)
メタボ予防からフレイル予防へ 日本機能訓練指導員協会シンポジウム
メタボ予防からフレイル予防へ 日本機能訓練指導員協会シンポジウム
2022.12.23
11月6日、日本機能訓練指導員協会の主催で『住み慣れた地域で暮らすフレイル予防』が東京都柔道整復師会館(東京都文京区)とオンラインのハイブリッドで開催された。サルコペニア(筋肉減弱症)の進行具合を測る「指輪っかテスト」で知られる東京大学未来ビジョン研究センター教授の飯島勝矢氏が『人生100年時代における健康長寿対策の再考』と題して、自身が定義し、啓発してきたフレイル(虚弱)について解説した。 (さらに…)
全国柔道整復師統合協議会が日整に宛てた公開質問状〈全文〉
全国柔道整復師統合協議会が日整に宛てた公開質問状〈全文〉
2022.12.23
私たち「全国柔道整復師統合協議会」は、個人契約柔道整復師及び個人契約請求団体の統合団体です。すべての柔道整復師の社会的地位向上と現場の先生方が目の前の患者の施術に専念できる環境作り、そして未来の柔道整復師の育成等に全力を尽くすため活動しており、会員数は、令和4年3月31日現在で柔道整復施術所15251ヶ所であります。 (さらに…)
あはき19条裁判を芦野氏が総括 「原告側が国のトリックにはまった」
あはき19条裁判を芦野氏が総括 「原告側が国のトリックにはまった」
2022.12.23
今年2月に最高裁判所が「あはき法19条は合憲」と判断し、引き続き晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程が新設できないことで決着した裁判について、原告の平成医療学園側から関わった芦野純夫氏(横浜医療専門学校学術顧問)が5年に及ぶ一連の論争を総括した。10月下旬に開かれた東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会主催の講習会で語った。
学園側の訴えは、従来の3年制ではなく、4年制とし、卒業時点で「高度専門士」を付与し、さらにその上に専門職大学院を置けるなど、研究もかねた高度な教育を行うものだったと説明。しかも、 (さらに…)
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』23 機能訓練で得られた効果を 維持・向上させるために①
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』23 機能訓練で得られた効果を 維持・向上させるために①
2022.12.23
これまで本コーナーで、私がお伝えしてきた機能訓練の流れを今一度確認しましょう。
対象者の状態を知るには、まず個別評価を行います。高齢者の生活機能低下を予防するため、体力測定による評価項目が求められます。具体的には「握力」、「開眼片脚立ち時間」、「Timed Up & Go test(TUG)」、「5m歩行」です。これらが対象者の状態を客観的に表し、改善しているか否かを証明してくれる指標になります。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 療養費支給申請書転帰欄の「中止」は どういったタイミングで使う?
Q&A『上田がお答えいたします』 療養費支給申請書転帰欄の「中止」は どういったタイミングで使う?
2022.12.23
Q.
療養費支給申請書の転帰欄には、治癒、中止、転医の別を記載することとなっていますが、「中止」とは具体的にはどのような場合なのでしょうか。 (さらに…)
格差・貧困テーマ、鍼灸師の報告も 新医協第75回総会・全国研究集会
格差・貧困テーマ、鍼灸師の報告も 新医協第75回総会・全国研究集会
2022.12.23
新日本医師協会(新医協)の第75回総会・全国研究集会が11月12日、13日にラパスホール(東京都豊島区)とオンラインで開催された。 (さらに…)
【無料レポート】鍼灸のアップデート今こそ 全日本鍼灸学会中国四国支部学術集会 香川大会
【無料レポート】鍼灸のアップデート今こそ 全日本鍼灸学会中国四国支部学術集会 香川大会
2022.12.16
全日本鍼灸学会の中国四国支部学術集会が10月30日、香川県県民ホール(香川県高松市)とオンラインのハイブリットで開催された。
『鍼灸のアップデート』を大会テーマに、今後の鍼灸教育や鍼灸治療とメンタルヘルスの関係などの発表がなされた。
鍼灸師界、教育と意識の変革を
同会会長の若山育郎氏は『日本鍼灸アップデート』と題して、これからの日本鍼灸が向かう方向を語った。
教育においては、大講堂での一斉講義やメディア教材による画一的な教育といった、多対一教育が特徴的な中国医学と比べて、徒弟制度が源流にあり、小規模で個別的な日本鍼灸は非常に対照的であるとした。
そうした中で、日本の教育現場で使用される教科書でも中国医学が多く採用されており、日本鍼灸の技術や精神を拡充するためにも、現在策定中の学校機関のモデルコアカリキュラムのような、より体系的な取り組みが必要だと提起した。
また、同学会には現在、2300人の会員が所属しているが、これは全鍼灸師11万人の2%でしかなく、全医師32万人の55%が所属する日本医師会と比べて著しく低いと懸念した。
一方、日本東洋医学会などの伝統医学・東洋医学に関する学会が複数あり、医師の入会者も増加しているといい、東西両面から診断できる医師が増えつつあるにもかかわらず、鍼灸の存在感は非常に薄いと現状に危機感を表した。
この状況を改善するには鍼灸師自身と鍼灸師界全体のアップデートが必要で、その上で鍼灸師と医師がお互いをよく理解し、それぞれの役割を果たすチーム医療が重要だと説明した。
エビデンスからみるメンタルヘルスと鍼灸
東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科助教の松浦悠人氏はメンタルヘルス鍼灸について、最新のエビデンスを元に解説した。
令和3年10月から令和4年2月にかけて行なった鍼灸院来院患者303名(男性103/女性202)に対する調査では、その多くが気分症状はあるが精神科・心療内科では診断がつかない状態で、全体の30%近くが病歴10年以上であったと説明した。
続いて、うつ病に対する鍼灸治療効果について、対象者19名、期間9カ月の調査を 解説した。初めの3カ月は標準治療のみ、次の3カ月は鍼治療(週1回)を上乗せ、最後の3カ月はフォローアップとしたところ、鍼治療期間は有意に精神症状や身体症状が改善されたうえ、フォローアップ期間でも2カ月程度の持続が認められたと報告した。
さらに鍼治療の有効性に関する29件ものシステマティックレビューを紹介。鍼治療とシャム鍼(プラセボ)の比較では、鍼治療が有意に症状を軽減、抗うつ薬+鍼治療と抗うつ薬単独の比較では、こちらも鍼治療を加えた方が有意に改善したとした。治療は多数・頻回が重症度の軽減に効果を現し、おおむね8回程度が目安であるとした。
今後はエビデンスの質を高め、より一般化された研究が増える必要があると説明した。
令和2年度の柔整療養費、3,000億円下回る あはきもコロナ禍で減少に転じ
令和2年度の柔整療養費、3,000億円下回る あはきもコロナ禍で減少に転じ
2022.12.09
令和2(2020)年度に外傷による治療で全国の接骨院・整骨院に支払われた柔整療養費が2863億円だった。厚労省が11月30日に発表した「国民医療費の概況」で示した。15年近く3000億円以上で推移してきたが、今回これを下回り、減少に歯止めがかからない状況となっている。 (さらに…)
物価高対策 施術所対象の支援、全国で次々
物価高対策 施術所対象の支援、全国で次々
2022.12.09
物価高騰に伴い、都道府県による医療介護施設向けの支援金の給付が全国的に実施され始めている中、施術所も対象とした支援策がいくつかみられる。
京都府では、1施術所当たり5万円を給付。療養費(償還払い含む)を取り扱う施術所を対象とし、出張専門のあはき施術所も可能。申請はWEBまたは郵送で、来年1月31日まで。
鹿児島県は、給付額が3万円。原則、鹿児島県国民健康保険団体連合会に登録されている口座に給付金が振り込まれる。療養費請求事務を団体に委託している施術所には、振込先等の案内通知が届くことになっている。
福島県や埼玉県、徳島県も支援金を給付することを発表しており、議会提案を経て支援制度を設ける予定。
『医療は国民のために』356 柔整・あはき施術所における 「オンライン資格確認」について
『医療は国民のために』356 柔整・あはき施術所における 「オンライン資格確認」について
2022.12.09
10月中旬、政府がマイナンバーカードと健康保険証の一体化を進めるため、令和6年秋に現行の保険証廃止を目指すと発表したのは、多くの先生方もご存じだろう。これに伴い、柔整・あはきの施術所にもオンライン資格確認が導入される方向で今後検討が進められるようだ。 (さらに…)
小児はりが効くメカニズム解説 日本小児はり学会『第16回学術集会』
小児はりが効くメカニズム解説 日本小児はり学会『第16回学術集会』
2022.12.09
10月30日に日本小児はり学会の第16回学術集会『小児はりはなぜ効くのか―その機序を探る』がオンライン開催された。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』56
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』56
2022.12.09
前号では、精子に関するDOHaD(Development Origins of Health and Disease)のお話をしましたが、それは妊娠中の栄養状態や様々な化学物質による曝露が、生まれた子どもの精子にどのように影響を及ぼすか、についてでした。では、女性の年齢が上がるにつれ、特に35歳以上で卵子の劣化が起こり、妊孕性が低下していくのはご存知でしょう。一方、父親の年齢はさほど影響ないと言われていますが、本当でしょうか。 (さらに…)
柔整・あはき政治団体の収支報告 総務省、令和3年分を公表
柔整・あはき政治団体の収支報告 総務省、令和3年分を公表
2022.12.09
総務省が11月25日、毎年定期公表している「政治資金収支報告書」の令和3年分をホームページ上に公開した。
政治団体に対しては、政治資金規正法により1年間の収入と支出の総額と一定の条件での内訳の情報提示が義務付けられており、柔整・あはき業界の政治団体も掲載されている。 (さらに…)
連載『中国医学情報』213 卒中後の手指痙攣への十宣穴灸治療―リハビリ単独と灸併用のランダム化比較 ほか
連載『中国医学情報』213 卒中後の手指痙攣への十宣穴灸治療―リハビリ単独と灸併用のランダム化比較 ほか
2022.12.09
☆脳卒中後の手指痙攣への十宣穴灸治療―リハビリ単独と灸併用のランダム化比較
河南中医薬大学・牛麗らは、脳卒中後の手指痙攣80例でリハビリ単独治療と灸併用治療を比較(中国鍼灸、2022年6期)。 (さらに…)
耳鳴り・難聴・めまい 鍼灸からアプローチ 現代医療鍼灸臨床研究会 第54回大会
耳鳴り・難聴・めまい 鍼灸からアプローチ 現代医療鍼灸臨床研究会 第54回大会
2022.12.09
現代医療鍼灸臨床研究会の第54回大会が10月30日、オンラインで開催された。『「耳鳴・難聴・めまい」に対する鍼灸治療の最前線―病態からみた鍼灸治療戦略』をテーマに報告・発表がなされた。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』220 風 暴れる
連載『汗とウンコとオシッコと…』220 風 暴れる
2022.12.09
冬の到来が早いと思いきや途中で温暖な気温が入り帳尻を合わせている。日中は暖かく、朝夜の冷え込みが厳しい。大風が吹き、雷が鳴れば大概は季節の変わり目なのに、大きな気温の変化が訪れたという感覚は少ない。雲を見ると冬と秋が混在するようである。このような時は目に見えない気化作用が激しくなり、身体では「風」が暴れる……。つまり神経伝達の異常が激しくなるのだ。 (さらに…)
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』22 健康×エンタメ オンライン上のユーザーを増やすには
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』22 健康×エンタメ オンライン上のユーザーを増やすには
2022.12.09
健康行動を継続することは治療行動を継続するよりも難しいものです。治療の場合は「症状の改善」という目的が明確なうえ、「症状が変化する」という成果も分かりやすいですが、健康の場合は「健康になる」という目的こそ明確であるものの、健康な状態は当たり前すぎて、その成果が分かりにくいからです。 (さらに…)