Q&A『上田がお答えいたします』そもそも医療情報をもらえる仕組みづくりなど 当初から無かったのだ!
2023.02.10
Q.
令和6年の秋からマイナンバーカードが保険証となり、実質的な保険証の廃止にあたり、鍼灸整骨院でも患者さんの診療歴情報を確認できると期待していたところ、単に資格の得喪記録情報のみになってしまうとお聞きしました。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』そもそも医療情報をもらえる仕組みづくりなど 当初から無かったのだ!
Q&A『上田がお答えいたします』そもそも医療情報をもらえる仕組みづくりなど 当初から無かったのだ!
2023.02.10
Q.
令和6年の秋からマイナンバーカードが保険証となり、実質的な保険証の廃止にあたり、鍼灸整骨院でも患者さんの診療歴情報を確認できると期待していたところ、単に資格の得喪記録情報のみになってしまうとお聞きしました。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』222 高きは低きに流れる
連載『汗とウンコとオシッコと…』222 高きは低きに流れる
2023.02.10
やはり大寒を過ぎたら寒波がやってきた。新暦の正月明けは南から暖かい空気が入り、黄砂の飛来かと思わせるような春靄が続いていた。水剋火となる冬に、この暖かさが到来するのを『素問』では「復」の気という。相侮関係のことだ。相剋の場合は「勝」の気という。
冬に暖かい空気が南から到来するのは、北方に相当冷たい空気があったことになる。高きは低きに流れる訳だ。でも、暖かい空気が流れ込んだとしても地球の公転周期による普遍的な冬に勝るはずなく、強烈な寒波が列島に覆い被さった。
暖かい空気で弛緩している身体に「寒邪」があたるとどうなってしまうのか? 陰の枢の少陰がフル活動して体温や血圧を上げて身体を守ろうとする機能が乱れたらどうなるのかが今回のお話……。 (さらに…)
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』24(最終回) オンラインもオフラインもない時代を どのように生き抜くのか?
連載『鍼灸師・柔整師のためのIT活用講座』24(最終回) オンラインもオフラインもない時代を どのように生き抜くのか?
2023.02.10
医療・健康の未来はIT化が進み、データドリブンな情報社会になるであろう……。本連載を通して、鍼灸師や柔道整復師の先生方にもIT技術を役立ててもらおうと記事を書き進めて参りました。
昨今、デジタル庁が発足し、様々なデータをデジタル化、DX(デジタルトランスフォーメーション)化することで業務の効率化を図り、ビッグデータ化することで様々な社会問題の解決に取り組んでいます。特に医療・健康分野では、厚生労働省がマイナンバーカードと保険証のデータを紐づけることで医療情報の一元化を目指しています(鍼灸・柔整師の療養費請求情報を含むかは検討中)。また、健康に関してはウェアラブルデバイスやアプリによる健康管理が一般化し、デジタルヘルスの占める割合が次第に増えています。 (さらに…)
あはき・柔整等の広告検討会、3年ぶりに再開
あはき・柔整等の広告検討会、3年ぶりに再開
2023.02.07
コロナ禍などの影響で開催が見送られていた「あはき師・柔整師等の広告に関する検討会」が約3年ぶり再開される。2月13日に9回目となる会議を開催すると、厚労省がホームページで公表した。
これまでの8回の会議で、広告ガイドラインの骨子案は示されているが、「治療」「整骨院」といった文言の使用可否などでは意見がまとまっていない。ガイドラインの施行に向けてはこれら争点がどう決着するのか注目される。
「灸に関する実態調査」つくば国際鍼灸研究所が実施
「灸に関する実態調査」つくば国際鍼灸研究所が実施
2023.01.31
臨床の場における灸の現状を明らかにするため、つくば国際鍼灸研究所(形井秀一所長)が「日本における灸療法の実態調査」と題したウェブアンケート調査を行っている。回答は、「きゅう師」を有する施術者を対象とし、広く協力を求めている。2月24日(金)まで。
日本では古くから灸が治療や養生のために利用されてきたが、近年では注目度が低下し、灸臨床の実態も不明な点が多い実情にある。形井氏は「治療院で鍼のみでなく灸治療を行うことで臨床上大きな意味があるがなかなか活かされていないようです。まずは現況を把握するため、調査を実施しました。灸が治療やヘルスケアに活用され、発展することに繋げたい」と話す。
調査は専用フォーム(Googleフォーム)で行い、設問数は30問ほど。結果は灸の普及と学術上の発展に活用できるよう学術誌等で報告する予定。
施術所での「マイナ保険証」利用 令和6年4月めどに開始
施術所での「マイナ保険証」利用 令和6年4月めどに開始
2023.01.25
柔整・あはきの施術所で、マイナンバーを使って患者の保険資格を確認する仕組み(オンライン資格確認)が令和6年4月をめどに開始される見通しとなった。
昨年12月末に開かれた中央社会保険医療協議会(中医協)総会の提出資料で示された。 (さらに…)
身体、心、環境など ヒトを全体的に診る重要性 第17回 日本鍼灸師会全国大会 in 愛知
身体、心、環境など ヒトを全体的に診る重要性 第17回 日本鍼灸師会全国大会 in 愛知
2023.01.25
第17回公益社団法人日本鍼灸師会全国大会in愛知『ヒトを診る―東洋医学の全体観』が昨年12月3日、4日に名古屋市内のウインクあいちで開催された。開会式では来賓として愛知県知事の大村秀章氏も祝辞を述べた。 (さらに…)
第25回ケアマネジャー試験 あはき師169人、柔整師159人が合格
第25回ケアマネジャー試験 あはき師169人、柔整師159人が合格
2023.01.25
厚労省がこのほど、第25回介護支援専門員実務研修受講試験の合格者数を公表した。
受験者5万4,406人のうち、1万328人(前年比2,334人減)が合格、合格率は19.0%だった。
「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」の合格者数は169人(同40人減)で構成比1.6%、「柔道整復師」は159人(同23人減)で構成比1.5%となった。下記は、これまでの全25回の職種別合格者数の合計と構成比。
【レポート】理教連創立70周年 これからの視覚障害者の理療教育の発展に向けて
【レポート】理教連創立70周年 これからの視覚障害者の理療教育の発展に向けて
2023.01.25
軌跡振り返り、理教連の役割を確認
日本理療科教員連盟(工藤滋会長、理教連)の創立70周年記念式典・祝賀会が昨年12月18日、東京都千代田区のアルカディア市ケ谷私学会館で開かれました。オンラインも含め会員約90名が参加しました。 (さらに…)
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』24 機能訓練で得られた効果を 維持・向上させるために②
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』24 機能訓練で得られた効果を 維持・向上させるために②
2023.01.25
機能訓練を実施し、得られた効果から、利用者の目標が達成された際の喜びは、機能訓練指導員としての醍醐味ですね。しかし、その効果を維持もしくは向上させ、日常生活に定着させるにはもう一工夫必要だと私は考えます。今回は、生活習慣の変容と定着のために、行動心理学的視点から行動療法・行動変容技法を取り入れたアプローチを紹介したいと思います。 (さらに…)
幻冬舎メディアコンサルティングから新刊 鍼灸 治効原論 自然治癒力向上で改善する
幻冬舎メディアコンサルティングから新刊 鍼灸 治効原論 自然治癒力向上で改善する
2023.01.25
株式会社幻冬舎メディアコンサルティングから新刊『鍼灸 治効原論―自然治癒力向上で改善する』が刊行された。著者は東京都府中市、東洋堂院長の遠藤景護氏。344頁、1650円(税込)。
著者は生体エネルギーの「気」、血液循環の「血」、リンパ液や体液の「水」が身体を巡り、三位一体に調和することで健康が増進するとし、一方で「冷え・瘀血・捻れ」がその調和を崩し、病気や体調不良の原因になると説明。
また、東西統合医学にも触れ、東洋医学により自然治癒力を引き出すことで、西洋医学的治療の際に発生する副作用を抑えることができると述べている。
本書は「再現性の高い施術法」を提示する解説書で、腰痛や婦人科系疾患、リウマチなどの代表的疾患はもちろん、歯周病や便秘などの日常的疾患についても著者自身の見解を交えて施術方法や自宅での療養法を提案。
後半には主要な経絡ごとに、効用が見込まれる疾患や具体的な効用が一覧で紹介されており、経穴の運用・選定の指針となる治療家必携の一冊。
Q&A『上田がお答えいたします』 支給基準の記載は要件を確認するだけでなく、 文中の「接続詞」にも十分に注意を払うこと
Q&A『上田がお答えいたします』 支給基準の記載は要件を確認するだけでなく、 文中の「接続詞」にも十分に注意を払うこと
2023.01.25
Q.
あはき療養費の施術報告書交付料は、同意有効期間の最終月に交付した場合において前5カ月の期間に係る療養費の支給で施術報告書交付料が支給されていない場合に支給するものということでいいのですか。 (さらに…)
がん患者に鍼灸でできること 長野県針灸師会 第 66回信州大学医学部学術講習会
がん患者に鍼灸でできること 長野県針灸師会 第 66回信州大学医学部学術講習会
2023.01.25
長野県針灸師会の第66回信州大学医学部学術講習会が、昨年11月20日にオンラインで開催された。テーマは、『緩和ケアと鍼灸治療』。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』51 素問・十三 『移精変気論』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』51 素問・十三 『移精変気論』
2023.01.25
私たちから見れば王様は昔の人ですが、歴史はもっと以前からつながっています。王様の時代の前を近古、その前を中古、その前の聖人がいた時代を上古、さらに昔を往古といいます。 (さらに…)
【無料レポート】日本鍼灸史学会「第30回学術大会」
【無料レポート】日本鍼灸史学会「第30回学術大会」
2023.01.17
日本鍼灸史学会「第30回学術大会」が昨年11月26日、27日に京都教育文化センター(京都府京都市)とオンラインのハイブリッドで開催された。
真柳誠氏(茨城大学名誉教授)の特別講演「『黄帝医籍』について」では、黄帝医籍とは書名に黄帝を冠する中国医学古典籍で、漢代の『素問』『九巻(針経・霊枢)』『難経』、初唐までに編纂された『明堂』『甲乙経』『太素』を総称した氏自身の造語であると説明。各文献の関係性、他の文献に登場する際の内容の相違、誤字や文章自体の疑問など、典籍の内容を研究する真柳氏の専門分野、書誌学では解決できない問題があると話した。素問は一世紀初頭に編纂され全元起注本、王冰次注本を経て亡失。その後、注本に新校正注などを加えたものが度々刊行されたが、これらの多くは内容の相違が著しく解釈も困難なものである。そのような中でも、素問の字句をよく残していたのが1969年発刊の北宋の煕寧本であったとし、その内容をよく引き継いでいるものとして、明の顧従徳本を挙げた。
時代を経て内容が変わってしまう問題にも言及し、誤写や版木の亡失などのほか、政府の手による大きな改変があると話した。時の政権が良い教科書を作るなどの名目で都合の良い内容に改変する場合や、その時の判断で内容の切り捨てや要約、書き換えが加えられていると推察。「元の本に辿りつく手がかりは、文や文字の誤りや修正の跡に気付くことから始まる」と述べ、修正の経緯をさかのぼることで出版順や参照元が明らかにできると語った。
一般講演は「日本の鍼灸」3部、「中国の鍼灸」3部、「書誌・版本」1部の7部構成で、中川俊之氏の講演「本間祥白『鍼灸病證学』の価値について」、澤谷直子氏の講演「『脈経』巻第五の扁鵲脈法について第3報」、水溜亮一氏の講演「『察病指南』五山版と古活字版との比較」など22人の演者が研究成果を発表。質疑応答が交わされた。
次回「第31回学術大会」は同会場にて令和5年11月25日、26日に開催予定。
『医療は国民のために』358 柔整師やあはき師の資格・試験は昔から「国家資格・国家試験」だった
『医療は国民のために』358 柔整師やあはき師の資格・試験は昔から「国家資格・国家試験」だった
2023.01.10
柔整・あはきの業界関係者、特に団体幹部も務められるような者から、施術者免許が「都道府県の認定資格から国家資格に格上げされた」といった弁をよく聞くことがある。最近でも、「柔整師の資格が1990年に都道府県知事免許から厚生大臣免許の国家資格となり、県知事資格が国家資格に昇格した」との旨の文言をある刊行物で目にしたところだ。 (さらに…)
長野県はり灸マッサージ師会 創立100周年記念式典・祝賀会
長野県はり灸マッサージ師会 創立100周年記念式典・祝賀会
2023.01.10
100年の節目、コロナ禍越え開催
長野県はり灸マッサージ師会(臼井武文理事長、県師会)の創立100周年記念式典・祝賀会が昨年11月27日、長野県松本市のホテルモンターニュ松本で開かれた。 (さらに…)
「美容鍼実践ガイドブック」安全で効果的な美容鍼のための教科書
「美容鍼実践ガイドブック」安全で効果的な美容鍼のための教科書
2023.01.10
医学的知識に基づく美容鍼実践ガイドブック
日本メディカル美容鍼協会(JMCAA) 7,700円
鍼灸師や医師が編集・執筆する美容鍼の指南書『医学的知識に基づく美容鍼実践ガイドブック』が発刊された。 (さらに…)
治療器やヘルスケア商材が多数 『からだケアEXPO大阪’22 第2回健康施術産業展』開催
治療器やヘルスケア商材が多数 『からだケアEXPO大阪’22 第2回健康施術産業展』開催
2023.01.10
接骨院・鍼灸院など施術業界の商品やサービスを集めた展示会『からだケアEXPO大阪'22 第2回健康施術産業展』が昨年11月30日から3日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれた。主催はブティックス株式会社(東京都港区)。
高周波温熱機器や電子カルテ、40以上の企業
40以上の企業・団体等が出展し、施術所向けの治療機器・用具、物販商品、自費メニュープログラム、経営効率化のためのシステムなどが披露されたほか、計12の専門セミナーも用意された。3日間の来場者数は「介護」をテーマとした併催展を含めて延べ5528人に上った。
インディバ・ジャパン(東京都目黒区)は、スペイン発の高周波温熱治療器『インディバ®アクティブ』を紹介。0・448MHzの高周波を体内に通電させ、細胞分子の振動・摩擦運動により発生するジュール熱で組織再生などを促す。深層と浅層に作用する2モードを搭載し、手技療法との併用も可能で急性から慢性までの幅広い疾患に対応できる。同社は美容分野のシェアが6割といい、販路拡大を目的に今回初めて出展したという。
鍼メーカーのセイリン(静岡市清水区)は、電子カルテ・WEB予約・サイト集客の機能が揃ったオンラインサービス『鍼灸つながるカルテ』を訴求。スマートフォン・タブレット上で、経穴や筋肉を記した人体図を直接タップしていくカルテは、直感的な操作で施術情報を手間なく記録できる。予診票との連携や写真で患者ごとの経時的変化を追える機能も搭載。3日間を通じて商談予約も入り、ブースに足を運ぶ鍼灸師のほとんどは「前々から知っていて興味を持たれていた先生」だったと担当者。月額3300円で利用可能で、会期中の成約もあったと話す。
ダイヤ工業(岡山市南区)は、腰の状態やライフスタイルなどに合わせてパーツの組み替えが可能なコルセット「bonbone Adjust(ボンボーンアジャスト) 腰」を (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』57 DOHaDと妊婦の運動
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』57 DOHaDと妊婦の運動
2023.01.10
今回はDOHaD(Development Origins of Health and Disease)仮説の最終回として、妊婦の運動が子どもの体質形成にどのように関与するか、というお話です。妊娠中の食生活や栄養状態が、生まれてくる子どもに影響し、それは生後に取り返しのつかない体質として定着してしまう。これがいわゆるDOHaD仮説です。 (さらに…)