あはき・柔整等の広告検討会、3年ぶりに再開
2023.02.07
コロナ禍などの影響で開催が見送られていた「あはき師・柔整師等の広告に関する検討会」が約3年ぶり再開される。2月13日に9回目となる会議を開催すると、厚労省がホームページで公表した。
これまでの8回の会議で、広告ガイドラインの骨子案は示されているが、「治療」「整骨院」といった文言の使用可否などでは意見がまとまっていない。ガイドラインの施行に向けてはこれら争点がどう決着するのか注目される。
あはき・柔整等の広告検討会、3年ぶりに再開
あはき・柔整等の広告検討会、3年ぶりに再開
2023.02.07
コロナ禍などの影響で開催が見送られていた「あはき師・柔整師等の広告に関する検討会」が約3年ぶり再開される。2月13日に9回目となる会議を開催すると、厚労省がホームページで公表した。
これまでの8回の会議で、広告ガイドラインの骨子案は示されているが、「治療」「整骨院」といった文言の使用可否などでは意見がまとまっていない。ガイドラインの施行に向けてはこれら争点がどう決着するのか注目される。
柔整国試問題漏えい 元理事2人に有罪判決
柔整国試問題漏えい 元理事2人に有罪判決
2023.02.03
昨年実施された柔整師の国家試験問題に関する内容を外部に漏洩した罪に問われていた公益財団法人柔道整復研修試験財団の元理事ら2人に対し、東京地裁は2月1日、有罪判決を言い渡した。当日、新聞やテレビ、ネット等が一斉に報じた。
それらによると、財団元理事の三橋裕之被告が懲役10カ月、問題作成を担当していた試験委員の黒田剛生被告が懲役1年とした。両被告とも罪を認めて反省しているとし、いずれも3年の執行猶予がついたという。三橋被告が所属していた業団は同日付でホームページにお詫びのコメントを公表していた。
【無料レポート】現代に求められるセルフケアと統合医療について考える 日本統合医療学会第26回学術大会
【無料レポート】現代に求められるセルフケアと統合医療について考える 日本統合医療学会第26回学術大会
2023.02.01
日本統合医療学会(IMJ)の第26回学術大会が昨年12月17日、18日、オンラインで開催された。テーマは「セルフケアと統合医療-With/Afterコロナの時代に考える」。
死に向き合って始まる「生き直す」という本当の自分探し
柳田邦男氏(ノンフィクション作家)の講演『セルフケアとしての「自己表現の営み」』では、死に向き合う困難に自分がどう立ちまわるかを「生き直す」と表現すると紹介。
ハンセン病や進行がんなど病苦に向き合い、最後に「ありがとう」と感謝の言葉を残し亡くなった人のエピソードや闘病記を挙げ、「外形的に絶望に立たされても精神的に気高く崇高に生きることができる」と話した。そして、「生き直す」道を自分なりに築き直し、歩み、精神的に全うするための、広い視野で統合医療とするならば、心のセルフケアが重要であると説明した。
70年~80年代には、人々の死生観が変化し「闘病記の時代」に入ったと述べた。これまで死は暗く恐ろしく、医学的に敗北を意味するものだったが、終末期ケアが組織的に行われ、生と死を考える場も増え、闘病記も多くなったと語った。書くことは、言葉で表現する行為により、心の混沌を整理できることで、どう生きるかという精神性の世界で理性を新しく築き直すことに繋がると話した。
また傾聴の効果にも触れ、目の前に聞き手がいる空間の中で話すことが孤独・疎外感からの解放を、自分の人生を物語として見直し納得することが自己肯定感をもたらすと述べた。そして自己肯定感が「生き直す」力になり、残された人生を自分なりにどう過ごすかを追求する「真の人生」に繋がると説いた。
続いて『セルフケアと統合医療―セルフケアの意味から考える』のテーマで講演した岡美智代氏(群馬大学大学院保健学研究科)は、その人らしい生活を送るセルフマネジメントのための「EASE (イーズ)プログラム®(自主的な自己涵養促進プログラム)」と「じっくりEASEプログラム」を紹介。「じっくりEASEプログラム」では「聞き手」に自身のことを語ってもらい、冊子にまとめる自分史づくりにより、「自分はこれで良い」という穏やかな自信と、周囲に対する信頼を持てるように支援していると話した。
With/Afterコロナの時代のセルフケアと統合医療
齋藤繁氏(群馬大学医学部附属病院病院長)は『感染症に負けない体づくりのための健康登山塾』のテーマで、新型コロナウイルス感染症には様々な対症療法やワクチンで対応しているが、一番大切なのは日頃の生活習慣病対策と免疫力と述べた。
歳とともに健康に関心が高まるが、具体的に何をすべきか分からない人も多い中、豊かな自然や温泉がある群馬には健康増進のために多くの人が訪れていると報告。自身の経験もふまえ中高年の登山において、心配されるのが遭難で、転倒などによる傷害や既往症の悪化、認知障害による道迷いなどを挙げた。
また「バテる」とは、心拍数が許容範囲を超え高い状態が続いた場合や呼吸筋が疲れ大きな呼吸がつらい状態だと解説。いかに効率よく呼吸するかが楽に登山するポイントとし、肺の下まで空気を入れることを意識した腹式呼吸の練習などをアドバイスした。登山後すぐの入浴による脱水、坂道での急な心拍数の上昇などにも注意を促した。
コロナ禍を受けた、今後の医療体制の変化やデジタルトランスフォーメーションなどについての伊藤壽記氏(IMJ理事長)の講演や、住み慣れた地域で患者が最後まで自分らしく生きるために病院と診療所、介護事業所が連携する安中市医師会独自のシステム「情熱ライン」などについての須藤英仁氏(群馬県医師会会長/須藤病院理事長)の講演も行われた。
「灸に関する実態調査」つくば国際鍼灸研究所が実施
「灸に関する実態調査」つくば国際鍼灸研究所が実施
2023.01.31
臨床の場における灸の現状を明らかにするため、つくば国際鍼灸研究所(形井秀一所長)が「日本における灸療法の実態調査」と題したウェブアンケート調査を行っている。回答は、「きゅう師」を有する施術者を対象とし、広く協力を求めている。2月24日(金)まで。
日本では古くから灸が治療や養生のために利用されてきたが、近年では注目度が低下し、灸臨床の実態も不明な点が多い実情にある。形井氏は「治療院で鍼のみでなく灸治療を行うことで臨床上大きな意味があるがなかなか活かされていないようです。まずは現況を把握するため、調査を実施しました。灸が治療やヘルスケアに活用され、発展することに繋げたい」と話す。
調査は専用フォーム(Googleフォーム)で行い、設問数は30問ほど。結果は灸の普及と学術上の発展に活用できるよう学術誌等で報告する予定。
No.7(1/27)
No.7(1/27)
2023.01.30
No.7(1/27)
秉風(へいふう):SI12
肩甲部、棘上窩、肩甲棘中点の上方
翳風(えいふう):TE17
前頸部、耳垂後方、乳様突起下端前方の陥凹部
風府(ふうふ):GV16
後頸部、後正中線上、外後頭隆起の直下、左右の僧帽筋間の陥凹部
風門(ふうもん):BL12
上背部、第2胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1.5寸
【求人紹介】鍼灸師急募 慶生会グループの高齢者施設への訪問
【求人紹介】鍼灸師急募 慶生会グループの高齢者施設への訪問
2023.01.27
経験不問、施術管理者優遇
大阪市・大東市・豊中市・吹田市への訪問[エリア選択可]
【募集職種】
鍼灸師
【月給】
20~30万円(経験など考慮の上)
各種保険完備、交通費支給
【労働時間規定】
9:00~17:30(実働7.5時間)
【休日規定】
4週8休、日曜、年末年始(12月30日~1月3日)
【問い合わせ先】
大今里和み鍼灸院
〒537-0013 大阪市東成区大今里南1-3-1
大今里リハビリテーションセンター 5F
TEL 080-8924-1305(担当:小林)
【物件紹介】駅近商業施設の正面玄関そば好立地! 院長体調不良のため譲渡します
【物件紹介】駅近商業施設の正面玄関そば好立地! 院長体調不良のため譲渡します
2023.01.27
京阪守口市駅から徒歩1分!歩道橋直結で雨に濡れません!
10数年の実績で患者さんも定着しています。
【住所】
大阪府守口市河原町10-15 トークティ守口A棟229
【面積】
64.36㎡
【賃料】
月17万円+共益費
【設備・その他】
角地で間口も広々!
【問い合わせ先】
TEL 090-7951-8547
担当:林
施術所での「マイナ保険証」利用 令和6年4月めどに開始
施術所での「マイナ保険証」利用 令和6年4月めどに開始
2023.01.25
柔整・あはきの施術所で、マイナンバーを使って患者の保険資格を確認する仕組み(オンライン資格確認)が令和6年4月をめどに開始される見通しとなった。
昨年12月末に開かれた中央社会保険医療協議会(中医協)総会の提出資料で示された。 (さらに…)
柔整療養費 オンライン請求に向けWGを開催
柔整療養費 オンライン請求に向けWGを開催
2023.01.25
柔整療養費のオンライン請求導入に向け、多岐にわたる課題を検討するワーキンググループ(WG)が、厚労省保険局長の主導で設置されたことが分かった。
昨年12月28日に第1回会議がオンラインで開催され、参加者の自由な意見交換を確保するため、原則、会議は非公開とされている。
WGは、今後オンライン請求を実施するに当たり、審査・支払等の事務フローや法令(制度)といったソフト面の課題と、システム等の開発における技術的・実務的なハード面での課題など、整理・解決をしなければならない事項が多数で広範囲にわたっていることから設置された。
今後、会議を重ねて意見や提言などをとりまとめ、社会保障審議会部会の柔整療養費検討専門委員会に適宜報告を行っていくようだ。
本紙の取材によれば、 (さらに…)
『医療は国民のために』359 柔整での電子カルテの検討は始まるのか?
『医療は国民のために』359 柔整での電子カルテの検討は始まるのか?
2023.01.25
医科では、患者がより質の高い医療サービスを受けられるよう、厚労省が電子カルテについてのガイドラインを発出し、様々な必要様式を策定している。
一方、柔整師の施術に係る電子施術録(電子カルテ)の検討は全く進んでいないように感じる。 (さらに…)
身体、心、環境など ヒトを全体的に診る重要性 第17回 日本鍼灸師会全国大会 in 愛知
身体、心、環境など ヒトを全体的に診る重要性 第17回 日本鍼灸師会全国大会 in 愛知
2023.01.25
第17回公益社団法人日本鍼灸師会全国大会in愛知『ヒトを診る―東洋医学の全体観』が昨年12月3日、4日に名古屋市内のウインクあいちで開催された。開会式では来賓として愛知県知事の大村秀章氏も祝辞を述べた。 (さらに…)
第25回ケアマネジャー試験 あはき師169人、柔整師159人が合格
第25回ケアマネジャー試験 あはき師169人、柔整師159人が合格
2023.01.25
厚労省がこのほど、第25回介護支援専門員実務研修受講試験の合格者数を公表した。
受験者5万4,406人のうち、1万328人(前年比2,334人減)が合格、合格率は19.0%だった。
「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」の合格者数は169人(同40人減)で構成比1.6%、「柔道整復師」は159人(同23人減)で構成比1.5%となった。下記は、これまでの全25回の職種別合格者数の合計と構成比。
【レポート】理教連創立70周年 これからの視覚障害者の理療教育の発展に向けて
【レポート】理教連創立70周年 これからの視覚障害者の理療教育の発展に向けて
2023.01.25
軌跡振り返り、理教連の役割を確認
日本理療科教員連盟(工藤滋会長、理教連)の創立70周年記念式典・祝賀会が昨年12月18日、東京都千代田区のアルカディア市ケ谷私学会館で開かれました。オンラインも含め会員約90名が参加しました。 (さらに…)
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』24 機能訓練で得られた効果を 維持・向上させるために②
連載『介護予防研究会による柔整師・鍼灸師のための介護保険講座』24 機能訓練で得られた効果を 維持・向上させるために②
2023.01.25
機能訓練を実施し、得られた効果から、利用者の目標が達成された際の喜びは、機能訓練指導員としての醍醐味ですね。しかし、その効果を維持もしくは向上させ、日常生活に定着させるにはもう一工夫必要だと私は考えます。今回は、生活習慣の変容と定着のために、行動心理学的視点から行動療法・行動変容技法を取り入れたアプローチを紹介したいと思います。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』203 博学篤志
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』203 博学篤志
2023.01.25
博学篤志とは、広く学んで熱心に志すことを意味します。「論語」の子張篇で、学問する者の心構えについて述べた四字熟語です。30年ほど前に恩師が初学者の私に送ってくれた言葉です。前回、リスキリングの話題で、学び直しのことを書きましたが、今回は、私がどうしているのかを少し書いてみようと思います。 (さらに…)
幻冬舎メディアコンサルティングから新刊 鍼灸 治効原論 自然治癒力向上で改善する
幻冬舎メディアコンサルティングから新刊 鍼灸 治効原論 自然治癒力向上で改善する
2023.01.25
株式会社幻冬舎メディアコンサルティングから新刊『鍼灸 治効原論―自然治癒力向上で改善する』が刊行された。著者は東京都府中市、東洋堂院長の遠藤景護氏。344頁、1650円(税込)。
著者は生体エネルギーの「気」、血液循環の「血」、リンパ液や体液の「水」が身体を巡り、三位一体に調和することで健康が増進するとし、一方で「冷え・瘀血・捻れ」がその調和を崩し、病気や体調不良の原因になると説明。
また、東西統合医学にも触れ、東洋医学により自然治癒力を引き出すことで、西洋医学的治療の際に発生する副作用を抑えることができると述べている。
本書は「再現性の高い施術法」を提示する解説書で、腰痛や婦人科系疾患、リウマチなどの代表的疾患はもちろん、歯周病や便秘などの日常的疾患についても著者自身の見解を交えて施術方法や自宅での療養法を提案。
後半には主要な経絡ごとに、効用が見込まれる疾患や具体的な効用が一覧で紹介されており、経穴の運用・選定の指針となる治療家必携の一冊。
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』214 野球肘による内側上顆骨端線離開後に骨片を固定したK銅線経皮ピニングによって起こった腕橈骨筋二次的損傷の症例報告
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』214 野球肘による内側上顆骨端線離開後に骨片を固定したK銅線経皮ピニングによって起こった腕橈骨筋二次的損傷の症例報告
2023.01.25
小野 博道(筋・骨格画像研究会)
患者:中学1年生 投手
野球肘の経過:
投球時リリース期に右肘内側部に激痛が生じ、その後投げることが出来なくなった。受傷後すぐに当院受診され、内側上顆(後上方から)の限局性圧痛が著明、腫脹、屈伸運動の可動域制限、軽度の外反変形、内側上顆骨端核が遠位に転位されていることが触診で認められた。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 支給基準の記載は要件を確認するだけでなく、 文中の「接続詞」にも十分に注意を払うこと
Q&A『上田がお答えいたします』 支給基準の記載は要件を確認するだけでなく、 文中の「接続詞」にも十分に注意を払うこと
2023.01.25
Q.
あはき療養費の施術報告書交付料は、同意有効期間の最終月に交付した場合において前5カ月の期間に係る療養費の支給で施術報告書交付料が支給されていない場合に支給するものということでいいのですか。 (さらに…)
がん患者に鍼灸でできること 長野県針灸師会 第 66回信州大学医学部学術講習会
がん患者に鍼灸でできること 長野県針灸師会 第 66回信州大学医学部学術講習会
2023.01.25
長野県針灸師会の第66回信州大学医学部学術講習会が、昨年11月20日にオンラインで開催された。テーマは、『緩和ケアと鍼灸治療』。 (さらに…)
連載『食養生の物語』116 『つながる勝負メシ』
連載『食養生の物語』116 『つながる勝負メシ』
2023.01.25
昨年は、サッカーW杯で盛り上がりました。日本代表選手たちの活躍を支えてきた「勝負メシ」として、試合の前々日の夕食は銀ダラの西京焼き、前日はウナギの蒲焼きが用意されたと話題になりました。 (さらに…)