連載『織田聡の日本型統合医療“考”』213 「ジャパンクオリティー」の信頼高く 医療インバウンド増加見込み
2023.06.23
全国的に梅雨空が続いています。ジメジメとした気候かと思えば、真夏のような暑さで、訪問患者さんのお宅の部屋の温度も高く、熱中症が心配な日々です。先日も屋外の大きな食のイベントに参加しましたが、うっかり日焼け止めを忘れて皮膚が真っ赤になってしまいました。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』213 「ジャパンクオリティー」の信頼高く 医療インバウンド増加見込み
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』213 「ジャパンクオリティー」の信頼高く 医療インバウンド増加見込み
2023.06.23
全国的に梅雨空が続いています。ジメジメとした気候かと思えば、真夏のような暑さで、訪問患者さんのお宅の部屋の温度も高く、熱中症が心配な日々です。先日も屋外の大きな食のイベントに参加しましたが、うっかり日焼け止めを忘れて皮膚が真っ赤になってしまいました。 (さらに…)
人文書院から新刊 医学と儒学 近世東アジアの医の交流
人文書院から新刊 医学と儒学 近世東アジアの医の交流
2023.06.23
株式会社人文書院から新刊『医学と儒学―近世東アジアの医の交流』が刊行された。著者は立命館大学助教の向静静(こう・せいせい)氏。四六判、344頁、5,720円(税込)。
現代医療における主流は間違いなく近代西洋医学である。しかし、前近代においては各文化圏において、それぞれに発達した伝統医学がそこで暮らす人々の健康を支えていたのは言うまでもない。
本書では、第一部で後藤艮山、香川修庵、山脇東洋、吉益東洞の古方派(江戸時代の漢方医学流派のひとつ)四大家が取り組んだ「復古」について詳細に調査・考察しており、また、彼らと儒学の密接な関係にも言及している。第二部では東アジアにおける医の交流について後漢末期の医学古典『傷寒論』を軸に考察する。
古方派医家が実践した「復古」の多様性を解き明かすとともに、彼らが生きた当時の東アジア学術思潮から伝統医学が近世日本でどのように展開したのかを追う。
(さらに…)
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』219 肘関節内側側副靭帯前斜走線維(AOL)損傷の一例
連載『柔道整復と超音波画像観察装置』219 肘関節内側側副靭帯前斜走線維(AOL)損傷の一例
2023.06.23
塚田 悟司(筋・骨格画像研究会)
【症例】
24歳 男性 バドミントン選手
【主訴】
肘関節全体の痛み
【現病歴】
1年以上前にバドミントンの試合中に右肘に違和感があり、整形外科を受診。画像所見では大きな異常がないためリハビリを行っていたが、痛みが改善しないままプレーを継続していた。日常生活で痛みを感じない時間もあるが、バドミントンをすると右肘の痛み、痺れ、脱力感が生じるため来院した。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 ローラー針を使用した施術は保険請求が認められるか
Q&A『上田がお答えいたします』 ローラー針を使用した施術は保険請求が認められるか
2023.06.23
Q.
神経痛の同意書のある患者さんにローラー針のみを用いた施術を実施しました。穿刺による鍼施術は行いませんでしたが、ローラー針のみでも療養費の保険請求が認められますか? (さらに…)
柔整療養費 都道府県別支給状況 厚生労働省『令和4年度 療養費頻度調査』から
柔整療養費 都道府県別支給状況 厚生労働省『令和4年度 療養費頻度調査』から
2023.06.23
調査は令和4年10月の1カ月間に行われた施術に係る療養費支給申請書が対象。支給申請書のうち、全国健康保険協会管掌健康保険で30分の1、国民健康保険で60分の1、後期高齢者医療制度で50分の1の割合で抽出している。1件当たりの平均支給額は約6,697円(昨年度より25円減)。32都府県で支給額が減少するなか、長崎、秋田、大阪など5府県で10%以上の増加がみられた。 (さらに…)
連載『食養生の物語』121 『菌活のすすめ』
連載『食養生の物語』121 『菌活のすすめ』
2023.06.23
乳酸菌が免疫力を高めると話題になっています。摂取して腸内環境を整えると、インフルエンザなどの感染率が低下すると実験でも明らかになりました。中でも植物性乳酸菌が免疫力を活性化するとも分かってきたようです。 (さらに…)
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』56 素問・十八 『平人気象論』
連載『あはき師・絵本作家 かしはらたまみ やわらか東洋医学』56 素問・十八 『平人気象論』
2023.06.23
「平人」の意味は、日本語では普通の人を指しますが、中国語では健康な人という意味もあります。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 専門用語はいらない。 必要なのは「ゆるめる」こと 兵庫県芦屋市<天佑鍼灸院>
『ちょっと、おじゃまします』 専門用語はいらない。 必要なのは「ゆるめる」こと 兵庫県芦屋市<天佑鍼灸院>
2023.06.23
「築50年の家の配管はどうなっている?」と体の状態を身近なものに置き換え説明する伊坂弘一郎先生。「難しい専門用語を理解しても良くならない。リラックスして筋肉をゆるめ、老廃物を流すことが根本」と話します。 (さらに…)
今日の一冊 世界はシンプルなほど正しい 「オッカムの剃刀」はいかに今日の科学をつくったか
今日の一冊 世界はシンプルなほど正しい 「オッカムの剃刀」はいかに今日の科学をつくったか
2023.06.23
世界はシンプルなほど正しい 「オッカムの剃刀」はいかに今日の科学をつくったか
ジョンジョー・マクファデン 著 水谷 淳 訳
光文社 2,860円
オッカムの剃刀は「不必要に要素を増やしてはならない」という意味の言葉として知られている。提唱者は14世紀の神学者ウィリアムで、オッカムは出身地にちなむ。
当時、難解な出来事は神や霊魂の領域で、宗教と政権は密接につながっていた。真理の追究は権力を脅かす一大事であったが、オッカムの剃刀はそれらしがらみを切り離す思考を根付かせ現代文明の発展に寄与した。
さて、「単純に考える」この理論がどうして正しいのか? ――それは世界の根底に宇宙の究極の法則が横たわっているからだという。
編集後記
編集後記
2023.06.23
▽飼っている猫が最近トイレをきちんとできなくなり困っています。犯行現場は押さえられず、気づけばトイレの周りがびしゃびしゃに。注意するならその時にというので、捕まえて目を見て「ここにトイレだめ」と言うと、目を細めたり顔を背けたりと見た目には反省している様子。でも翌日また繰り返す。
そんなある日、普段はそれほど食に貪欲でない猫が食卓の魚をつまみ食いしました。それを見た中学生の長男が「さては反抗期やな!」と抱き上げてにらみつけると、猫は太い声で「ニャーオ」と鳴いて鼻にガブッと噛みつきました。相手により態度を変えているようです。
そもそも兄弟代わりにと迎えた猫。思惑どおり共に切磋琢磨して育ってくれるのはうれしいのですが「W反抗期」は勘弁してほしい……。(中)
2022年度の鍼灸受療率5.7%、前年度より微増
2022年度の鍼灸受療率5.7%、前年度より微増
2023.06.15
2022年度の鍼灸の年間受療率が5.7%であることが分かった。明治国際医療大学学長・矢野忠氏を班長とする調査研究班らが実施した。
鍼灸受療率は前年度より1.3ポイント上昇し、2019年度以来の5%台となったが、依然として低迷が続いているといえる。一方、あん摩マッサージ指圧の受療率は15.5%で、前年度比1.5ポイントの減少だった。研究班は「なぜ両者の年間受療率の変化に違いが生じたのか、本調査では明らかにできなかったが、COVID-19の及ぼす影響の違いが考えられる」としている。回答数は1,221人。
詳細は、今後弊紙で取り上げる予定。
過誤調整での清算、改めて無効 橿原市の過誤調整をめぐる住民訴訟
過誤調整での清算、改めて無効 橿原市の過誤調整をめぐる住民訴訟
2023.06.09
市の控訴棄却、住民・柔整師側が勝訴
奈良県橿原市が柔整療養費の審査・支払業務で行う「過誤調整(相殺処理)」をめぐり、同市に住む柔整師が原告となって、その業務処理に正当性がないと訴えた住民訴訟の控訴審判決が5月17日、大阪高裁(太田晃詳裁判官)で言い渡された。 (さらに…)
全柔協が新体制 新理事長に上田氏、岸野氏は会長へ
全柔協が新体制 新理事長に上田氏、岸野氏は会長へ
2023.06.09
全国柔整鍼灸協同組合(全柔協)が5月28日、令和5年度通常総代会を開催し、その後の理事会で今年度より新体制で臨むことを決めた。
新理事長には上田孝之氏が選出された。前理事長を務めた岸野雅方氏は会長に就任した。専務理事には、前事務局長の塚原康夫氏が選ばれた。
『医療は国民のために』368 奈良県橿原市は療養費をきちんと勉強し柔整師への偏見を捨て猛省すべきだ
『医療は国民のために』368 奈良県橿原市は療養費をきちんと勉強し柔整師への偏見を捨て猛省すべきだ
2023.06.09
橿原市が「療養費」と「療養の給付」をいつまで経っても混同して考えていることから、同市在住の4名の柔整師がその是正を求めて起こした住民訴訟で、1審の奈良地裁判決に続き、橿原市が控訴した2審判決(5月17日言い渡し)でも原告側が勝訴した。今回の住民訴訟を含め、過誤調整の名の下に行われる相殺処理に関連する裁判は、当方全柔協が原告側を支援してきたので、今一度ここで解説したい。 (さらに…)
海外でも活躍する美容鍼灸師 知識やテクニックを紹介 大阪府鍼灸師会令和5年度第一回学術講習会
海外でも活躍する美容鍼灸師 知識やテクニックを紹介 大阪府鍼灸師会令和5年度第一回学術講習会
2023.06.09
美容鍼灸の今とこれから
大阪府鍼灸師会の第一回学術講習会が5月14日に大阪府鍼灸師会館(大阪市北区)とウェブで開かれ199人が受講した。 (さらに…)
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』62 第18回日本レーザーリプロダクション学会学術集会 in 愛媛 その2
連載『不妊鍼灸は一日にして成らず』62 第18回日本レーザーリプロダクション学会学術集会 in 愛媛 その2
2023.06.09
前回の続きです。標記学会は生殖医療における光治療の活用を中心に発表する学会なのですが、7年前に私が呼ばれて以来鍼灸は毎年発表の定位置を確保するようになりました。そして今後は鍼灸に限らず、統合医療全体を視野に入れた運営に舵を切ることになりそうです。 (さらに…)
柔整・兵庫社団と神戸市 高齢者見守りに関する協定を締結
柔整・兵庫社団と神戸市 高齢者見守りに関する協定を締結
2023.06.09
施術所で、往療先で 地域包括ケアの一環
公益社団法人兵庫県柔道整復師会が4月26日、同県神戸市と高齢者の見守りに関する協定を締結した。同協定は神戸市が平成23年度より開始した「協力事業者による高齢者見守り事業」に基づいたもので、同市のあんしんすこやかセンター(地域包括支援センター)が兵庫社団のほか、多くの団体と連携することで高齢者の地域見守り活動を全市的に展開している。 (さらに…)
『治療院に介護予防事業をプラスした総合事業の展望』 第2回 基準緩和型通所介護の開業準備とは?
『治療院に介護予防事業をプラスした総合事業の展望』 第2回 基準緩和型通所介護の開業準備とは?
2023.06.09
前回、総合事業の全体的な概要をお伝えし、イメージをつかんでもらったと思います。では今回、どのように総合事業の「基準緩和型通所介護」(通所型サービスA)の開設に向け、準備をすればよいかを説明します。 (さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』212 「健康ガイドライン」策定へ、エビデンス構築にテコ入れを
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』212 「健康ガイドライン」策定へ、エビデンス構築にテコ入れを
2023.06.09
あっという間に5月の爽やかな季節が終わりを告げ、西日本では早々に梅雨入り宣言がなされました。今年はエルニーニョ現象の影響があるらしく、冷夏になるかと思いきや、ラニーニャ現象の影響で、猛暑になるかもしれないのだそうです。極端なのはやめて欲しいですね。 (さらに…)
羊土社から新刊 軟部組織の障害と理学療法 解剖と病態の理解に基づく評価と治療
羊土社から新刊 軟部組織の障害と理学療法 解剖と病態の理解に基づく評価と治療
2023.06.09
株式会社羊土社から新刊『臨床の疑問に答える軟部組織の障害と理学療法―解剖と病態の理解に基づく評価と治療』が発刊。編集はともに理学療法士の坂雅之氏と大路駿介氏。B5判、277項、6820円(税込)。
臨床で遭遇する「困った」を解決! 軟部組織に焦点を当て、カラー画像やイラストとともに解剖や病態を解説する。本書は総論、頸胸部、肩、肘、手、腰殿部、股関節前方、膝、大腿下腿部、足と10章で構成され、章の内容は①解剖、②病態、③評価、④治療の流れで展開する。例えば腰殿部では「腰殿部軟部組織障害と機能解剖」、「軟部機能障害部位の特定と機能評価」、「組織特性を考慮した理学療法プログラムの要点」、「徒手療法・物理療法・運動療法の選択」の4項目、項目内はQ&A形式で知識を整理できるように工夫している。
誌面とリンクする動画もあり。目の前の悩む患者さんを救うヒント盛りだくさんの一冊。
(さらに…)