連載『柔道整復と超音波画像観察装置』228 上腕骨小頭の異なる箇所で発生したOCD、2症例のエコー画像を比較

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投稿日:2024.03.25

柔道整復連載

小野博道/八巻優汰(筋・骨格画像研究会)

 上腕骨小頭に発生する離断性骨軟骨炎(OCD)は、「外側型野球肘」として頻度は低いものの、評価や施術に難渋する代表的な疾患である。また、OCDは痛みもなく発症・進行するため、初期の発見が非常に重要で、検査として超音波観察が有効であることは知られている。

 OCDの大半は、10〜12歳で発生する。この時期は小頭の骨端核として存在して癒合を開始する頃に相当するため、投球動作の外反や体操での荷重などのストレスが継続的に加わることで上腕骨小頭の骨端核を栄養する1〜2本程度の小動脈が損傷され虚血性変化が起きる一つの要因となる可能性が高いと考えられている(1)。

 今回、上腕骨小頭の異なる箇所で発生したOCDの2症例をエコー画像にて比較することができたので報告する。

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柔道整復連載

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