日東医の第49回学術大会 エビデンス増加、鍼治療の現在地は

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投稿日:2024.03.25

あはき学術・教育

 日本東洋医学系物理療法学会(日東医)の第49回学術大会が3月2日、3日にオンラインで開催。テーマは『神経疾患・症状に対する鍼灸手技療法の新たなる展望―脳卒中後遺症・末梢性顔面神経麻痺に対する治療戦略を探る』で、2日間合計185人が参加した。

鍼灸を医学部卒前教育に、医科への浸透進む

 会長講演では山口智氏(埼玉医科大学医学部・客員教授)が『神経疾患に対する鍼灸手技療法の新たなる展望』と題して、脳卒中や顔面神経麻痺に対する鍼治療の有用性を解説した。脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕内の亜急性期以降の障害に対するリハビリテーション診療において、疼痛では肩手症候群に対する訓練と鍼治療の併用が推奨度A、脳卒中後うつは推奨度Cとされていると紹介。症例報告等の地道な活動が実り、確かな評価につながっているとした。同時に神経系の専門医には鍼灸の効果を認知している人も多く、彼らは医鍼連携にも積極的だと語った。

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