Q&A『上田がお答えいたします』 早まるなかれ、個人での被災地ボランティア活動

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投稿日:2024.01.25

あはき柔道整復連載

Q.

 令和6年元旦に石川県の能登半島で大きな地震が発生しました。現地報道にいても立ってもいられず、積極的にボランティア活動に行きたいのですが……。

A.

 新年早々、未曽有の大地震が起き、被災された皆さまとそのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。新聞やテレビ、インターネット等であれだけの惨劇が伝えられ、医療に携わる柔整師、あはき師の先生方が「現地に直接赴いて被災者の支援をしたい」とお考えになるのももっともです。ただ少し落ち着いてもらいたいです。

 まず、現状(1月上旬時点)では被災地の自治体から民間ボランティアの事前受付は行っていても、その受け入れ態勢が整ってはいません。いまだに余震も続き、そのようなところへボランティアを送り込むのは難しいのが現状です。また、道路が寸断されているところもまだまだ多く、被災地への経路は少なく、1台でも多く救援物資を送り込みたいところに、善意とはいえ民間の車が押し寄せるのはどうでしょうか。過去の大災害で著名人やユーチューバーが被災地に乗り込み、現地で食料を調達したり、救援物資に手を付けたりして非難されたケースもあり、そんな事態は避けなければいけません。

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