日本AT学会の第10回学術大会 「アスレティックトレーニング学の位置づけと貢献可能性」テーマに

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投稿日:2021.11.25

学術・教育柔道整復

 一般社団法人日本アスレティックトレーニング学会(広瀬統一代表理事)の第10回学術大会が、10月9日から30日までオンラインで開催された。「社会におけるアスレティックトレーニング学の位置づけと貢献可能性」を大会テーマに、競技現場でのトレーナー活動を交えた講演・セミナーや、スポーツ医科学の各論に関する研究発表などが行われた。

東京2020オリパラのAT活動を報告

左上から時計回りで佃氏、岩本氏、片寄氏、鈴木氏。クリックで拡大

 シンポジウム「TOKYOオリンピック・パラリンピックの経験から考える未来のアスレティックトレーニング」では、ホスト国として、IOC(国際オリンピック委員会)とIPC(国際パラリンピック委員会)と連携し、大会運営側の医療・コンディショニングサービスの提供に従事した3名が登壇。大会組織委員会の中で理学療法サービスを統括する立場にあった片寄正樹氏(札幌医科大学)は、国内で浸透しているトレーナー業務に携わる職種の考え方と、IOCのそれとは大きなキャップがあり、調整が求められたと振り返った。ロンドンとリオデジャネイロの直近2大会では理学療法士のほか、マッサージ師、カイロプラクター、オステオパシーにしか活動が許されておらず、

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