日整 第13回大阪学術大会 5期目の工藤会長、成果と展望語る

  • TOP
  • 日整 第13回大阪学術大会 5期目の工藤会長、成果と展望語る

投稿日:2021.11.10

学術・教育柔道整復
「平成の大改革」と「匠の技」

 公益社団法人日本柔道整復師会(日整)の『第13回大阪学術大会』が10月16日、17日、大阪柔整会館(大阪市西区)で開催された。昨年、新型コロナウイルスの蔓延で中止となったことから2年ぶりに開かれ、オンライン配信によるハイブリッド開催で実施。大阪府柔道整復師会が主管した。

 基調講演は『柔道整復師の社会的存在価値を高める勝負の2年間』と題して、日整会長である工藤鉄男氏が登壇。工藤氏は平成25年6月より会長を務め、今夏の会長選を制し5期目を迎えており、ここまでの実績・成果に加え、今後の展望を語った。会長就任前の平成中期頃までは「個人柔整師の受領委任解禁」と「養成校の新設解禁」により「経済最優先理論」が業界を覆っていたと指摘した上で、これら見過ごされてきた問題に対し、“平成の大改革”として対策を講じてきたと説いた。各都道府県社団の「公益法人化」や「名称統一」、政治力の強化、厚労省や医師会との信頼関係構築等の取り組みを上げたほか、中でも「療養費」と「教育制度」における改革を成果として強調。前者では、受領委任を取り扱う上で施術所での実務経験を課した「施術管理者研修の導入」と、各都道府県に設置されている「柔整審査会の権限強化(面接確認の設置等)」を上げ、後者では、単位増加やカリキュラム改善を含む大幅な改正を上げ、「ともに長年手つかずであった分野を大きく動かした」と述べた。

5期目の展望を語る工藤会長

 今期の重点事業については、

こちらは有料記事です。デジタル版に登録すると続きをお読みいただけます。

学術・教育柔道整復

この記事をシェアする

広告 ×

開業したいけど何から始めればいいかわからない…。全国4,000名の柔道整復師に選ばれる全国柔整鍼灸協同組合がそんなお悩みを解決!さらに、融資のプロ、日本政策金融公庫の担当者が融資を徹底解説!

【全柔協】秋の開業セミナーOPEN