連載『中国医学情報』248 乳癌患者の抗癌剤による末梢神経障害に対する鍼治療の予防効果 ほか

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投稿日:2025.11.05

連載あはき

☆乳癌患者の抗癌剤による末梢神経障害に対する鍼治療の予防効果―ランダム化比較

 南京中医薬大学付属病院乳腺外科・姚瑶らは、手足のしびれ、痛み、感覚鈍麻、灼熱感、ピリピリ感などの症状が現れる抗癌剤によるCIPN(化学療法誘発性末梢神経障害)に対する鍼治療の予防効果を報告(中国鍼灸、2024年12期)。

 対象=乳癌でタキサン系抗癌剤を基本とした標準治療中の52例。これまでCIPNがなくその薬物治療経験なし、また3カ月以内に鍼治療経験なしで、遠位の転移癌もなし。ランダムに常軌ケア群・鍼群各26例に分けたが、脱落者4例、最終的に常軌群25例・鍼群23例。常軌群は平均50±9歳、ステージⅠ:9例・Ⅱ:10例・Ⅲ:6例。鍼群は平均51±10歳、ステージⅠ:10例・Ⅱ:11例・Ⅲ:2例。

 治療法=両群とも治療は12週間で終了するが、評価は試験前・終了直後と24週間後。

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