日本小児はり学会第19回学術集会 小児はりで親も子も元気に

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投稿日:2025.11.20

あはき学術・教育

 日本小児はり学会の第19回学術集会が11月2日にエル・おおさか(大阪市中央区)で開催された。テーマは『親と子と小児はり―こどもの症状と親への視点』。後援は大阪府、大阪市、公益社団法人東洋療法学校協会。

漢方医学の「母子同服」の考えを鍼灸にも

 特別講演『東洋医学からみた小児の診療―治療は家族全体の課題』では、医師の三谷和男氏(奈良県立医科大学大和漢方医学薬学センター特任教授)が、発達の問題などを指摘されている子どもにおいて「彼らの責任はどれほどか?」と疑問を呈し、「答えは一つではない。家庭環境や状況を私たちはしっかり見なければいけない」と話した。漢方医学においては「方証相対」という概念のもと、証から「古典の記述」「師の指導」「西洋医学」など、いわゆる「ブラックボックス」的なそれぞれの知見に基づき、方剤を決定する。診断(証の決定)は、西洋医学において、検査や複数医のカンファレンスと時間をかけるが、漢方医学では多くは一人で比較的短い時間で行う。しかし、これは最終決定ではなく、次の来院までが「診断」のプロセスであり、

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