第二回医療功夫学術集会 治療家が功夫を学ぶ意義とは
2025.08.06
投稿日:2025.08.05
湖北省の武漢市中医病院脳病科・王非らは、罹患期間2カ月以上の難治性の末梢性顔面神経麻痺患者で、標穴には水平刺法(原文「排針平刺」)、本穴には円皮鍼法(原文「撳針」)を用いた結果を報告(中国鍼灸、2024年9期)。
対象=同院の32例。男14例・女18例、年齢26~70(平均46±10)歳、罹患期間2カ月~2.5年(平均4.7±3.8カ月)。
治療法=治療は毎週3回(水・金・日曜日)、1クール5回で計4クール(20回)治療。
<水平刺法>
①取穴―いずれも患側。1)陽白と左右1cm各1穴、2)四白と左右1cm各1穴、3)巨髎と左右1cm各1穴、4)頬車と左右1cm各1穴。
②操作―仰臥位。0.16×13mmのディスポ鍼使用。上記穴で鍼尖を足の方向に向け皮膚から15度の角度で斜刺(快速進鍼)し、その後鍼尖を患者の人体正中線方向に向け、皮下の浅い筋膜に平行に約10mm刺入。毎穴捻転手法を約1分間行い、得気後に置鍼30分間。
<円皮鍼法>
①取穴―足三里(左右)・関元。いずれも補益強壮の要穴で、気虚症状を改善できる。
②操作―0.25×1.3mmの円皮鍼を刺入貼付し、患者に弱くから強めに、
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