連載『汗とウンコとオシッコと…』249 気化冷却

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投稿日:2025.05.10

連載あはき

 季節のめぐりが早い。ソメイヨシノとモクレンが散ると、八重桜とハナミズキがトレースするが、ハナミズキも開花してすぐに新緑が現れ、トコロンテンが押し出されるが如き目まぐるしさだ。太陽光線が当たる所は熱いほどではあるが、影に入ると寒く、風も冷たい。寒熱の差が激しい時、調整不良を引き起こすのは決まって少陽経や肝経である。

 「肝は風をつかさどる」とはよく言ったものだ。これは、肝は外気による気化に対し内部環境を、血管を拡張収縮しながら調整する働きを担うということである。これが上手くいかないと必ず筋は引きつり、けいれんする。真逆の場合は弛緩するが、風が冷たいために筋には引きつりを生じることが多い。運気論で厥陰肝木が司天に入っているためであろう。

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連載あはき

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