連載『中国医学情報』233 痙直型脳性麻痺児への下肢CPM装置と鍼の併用治療―ランダム化比較 ほか

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投稿日:2024.08.09

あはき連載
☆痙直型脳性麻痺児への下肢CPM装置と鍼の併用治療―ランダム化比較

 福建省泉州市の解放軍910病院・夏美玲らは、脳性麻痺児の70%以上とされる痙直型で、下肢CPM(持続的他動運動)装置と鍼の併用治療を行い、CPM単独群と比較(上海鍼灸雑誌、2024年5期)。

 対象=

同院中医リハビリ科100例(男50例・女50例、2020年5月~2022年6月)、平均4±1歳(2~6歳)、分類は四肢麻痺14例・両麻痺86例。これらをランダムに、併用群52例・CPM単独群48例に分けた。

 治療法=

毎日1回、連続3カ月間。

<鍼治療>

①取穴―主穴:百会・通天・曲鬢・前神聡(奇穴で百会の前1寸)。配穴:上肢(曲池・合谷)・下肢(太衝・足三里)・背部(夾脊穴)
②操作―0.25×40mmの毫鍼使用。頭部は後方に透刺し、得気後に置鍼1時間。上下肢背部へは、浅刺(原文「半刺法」)で得気後に置鍼30分間(半刺法は一般に速抜)

<下肢CPM>南翔宇医療設備社製の装置を使用。毎日1回・毎回30分間。

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