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全日本鍼灸学会第73回学術大会宮城大会 鍼灸を医療連携でどう生かす

投稿日:2024年6月25日

 公益社団法人全日本鍼灸学会の第73回学術大会宮城大会が5月24日から3日間、仙台国際センター(仙台市太白区)で開催された。テーマは『つながり、通じ、いかす鍼灸―多様性の探求と連携医療への展開』。オンデマンドも合わせ1,500人以上の参加登録があった。

 

他職種をリスペクトし協力して患者をみる

高山 真氏

 会頭の高山真氏(東北大学大学院医学系研究科漢方・統合医療学共同研究講座特命教授)は大会テーマについて「伝統医学や鍼灸の良さを一般に普及したいが様々な問題がある。分断について討論をしたい」と話し、近年の大きな分断として東日本大震災を挙げた。その際高山氏は、石巻や女川の避難所を漢方や鍼灸で治療するチームで巡回診療したと話す。

 時間の経過や気候の変化により症状は変化し、はじめは感冒や咽頭痛が多かったが、2~4週間目は気候の上昇もあり土砂の舞い上がりによるアレルギー症状が増加、一カ月後は気分症状、不眠、倦怠感が増えたと報告した。活動での気づきとして、「当時10以上のグループが活動していたのに、横のつながりがなかったため知るのに時間がかかった」と伝え、ネットワークの構築、人材の適材適所の配置、効率化などの課題を述べた。

 もうひとつの大きな分断であったCOVID-19の際には、患者管理の電子化で人の移動なしに大学病院や県庁がつながれたと報告した。「それぞれが専門性を生かし医療連携するには、他職種とは行動原理が違うと理解し、お互いの職種をリスペクトすることが大事だった」と振り返った。

 

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