連載『織田聡の日本型統合医療“考”』234 フレイル進行の原因は

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投稿日:2024.05.10

あはき柔道整復連載

 ゴールデンウィークも終わりました。今年はコロナの行動抑制の話を耳にすることはなく、むしろ、あちこちでオーバーツーリズムの話が聞かれ、どこもかしこもとても混雑していたようですが、いかがお過ごしでしたでしょうか?

 訪問診療を続けていると、かつては健脚だった方が衰えていく様子を目の当たりにします。一人暮らしの患者さん宅へ訪問する際、インターホンを押してから反応するまでの時間が段々と長くなり、中で倒れてるのではないかと不安になるぐらい室内での移動にも時間がかかるようになります。連休中の訪問診療でも、約2分……留守かなと思うほど返事をもらうのに時間がかかりました。

 フレイルは「虚弱」という意味で、過去も話題にしたことがあります。東京都医師会によると、「人は年を取ると段々と体の力が弱くなり、外出する機会が減り、病気にならないまでも手助けや介護が必要となってきます。このように心と体の働きが弱くなってきた状態をフレイル(虚弱)と呼びます」と定義しています。

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あはき柔道整復連載

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