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あはき 連載

連載『汗とウンコとオシッコと…』234 優しさ故ドライ

投稿日:2024年2月9日

 本格的な冬の到来だ。大寒前から日本海側で雪が降りだし、太平洋側では北に向けば常に鉛色の雲が覆い被さる。シベリア寒気団の影響で北風や北西の冷たい風が多く、身体を芯から冷やしてくるのだ。太平洋側は日本海側で雪を降らせた後の乾燥した冷たい風が吹き下ろされ、身体をむしばむのだ。

 また、機密性の高い部屋でのエアコンの温かい乾いた風も重なり、身体を乾燥させる。これが様々な変化を身体に引き起すのである。咽痛、唇の乾燥、目尻の荒れ等から始まり、夜に背中が痒くなったり、起床時に頸部が回らなかったり、便秘や切れ痔などの病、浮腫んでだるいなどの症状を多く見かけるようになる。

「先生、年末から右の背中が痛みだして、ここのところ、呼吸も苦しくて、肋骨のあたりが重く痛んで苦しいんです。医者は肋間神経痛だと痛み止めをくれたけれどぜんぜん効かなくて……」
と、はじめに譩譆から肝兪周囲を、続いて右不容から期門辺りをなでながらアラフィフの男性設計士・南さんが訴える。比較的大柄で、甘いものが好きだった彼を横転先生は運動で10㎏も落としてスレンダーにした経緯がある。

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