連載『中国医学情報』239 慢性非特異的腰痛136例での常軌鍼法と経筋排鍼法―超音波画像でランダム化比較 ほか

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投稿日:2025.02.05

連載あはき

慢性非特異的腰痛136例での常軌鍼法と経筋排鍼法―超音波画像でランダム化比較

 上海中医薬大学付属普陀病院・周立晨らは、腰痛(LBP)のうち慢性非特異的腰痛(CNSLBP)患者で、超音波画像を利用し常軌鍼法群と経筋排鍼法群を比較(上海鍼灸雑誌、2024年6期)。

 対象=同院リハビリ科の136例。男60例・女76例。これをランダムに常軌群・経筋群各68例に分けた。

 常軌群は、男32例・女36例、平均55±12歳、罹患期間6.50月。経筋群は、男28例・女40例、平均55±13歳、罹患期間6.00月。

 治療法=両群とも毎週3回、計4週間治療。

<常軌群>梁繁栄ら『針灸学』(中国中医葯出版社、2021年)の腰痛処方。①取穴―左右の腎兪・大腸兪・委中、阿是穴。②操作―腹臥位で快速直刺0.8~1.2寸、得気後に提挿捻転手法、平補平瀉、置鍼20分間。

<経筋群>「経筋排鍼法」は経筋の走行に沿って「痛を以って腧とする」刺鍼法。①取穴―腰背部の太陽経筋に密集刺鍼、L1~5の腰痛棘突起下の傍ら左右1.5寸の三焦兪・腎兪・気海兪・大腸兪・関元兪から選択。②操作―腹臥位で快速直刺0.8~1.2寸、得気後に提挿捻転手法、平補平瀉、置鍼20分間。

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連載あはき

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