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あはき 連載

連載『中国医学情報』227 ☆アナトミートレイン理論と経筋理論による癌性疼痛の鍼灸治療

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☆アナトミートレイン理論と経筋理論による癌性疼痛の鍼灸治療

 『アナトミートレイン:徒手運動療法のための筋膜経線』(トーマス・W・メイヤーズ著、板場英行ら訳、第4版、医学書院、2022年)は、中国版(2016年)もあり経絡経筋との類似性に中国で注目されている。北京中医薬大学・李麗玲は、同大鍼灸腫瘤研究所・黄金昶(きんちょう)教授によるアナトミートレイン理論と経筋理論を結合した癌性疼痛の鍼灸治療法を紹介(中国鍼灸、2023年8期)。

<癌性疼痛の弁証>
 実性癌性疼痛=常に腫瘍の進展期に発生。疼痛部位の拒按(押されるのを嫌がる)/筋肉の痙攣/運動制限/多様な疼痛(刺痛・冷痛・灼熱痛)/疼痛激烈/筋膜反応点は常に癌病巣付近/触わると筋緊張増加/圧痛や牽引痛が明瞭。

 虚性癌性疼痛=多くは癌性悪液質段階に発生。疼痛は常に鈍痛、四方に拡散、定まった部位はなく原発部位から離れた部位にも発生。疼痛部位は喜按喜暖(押され温められるのを好む)/動作に力なく/動くと疼痛悪化/患者は常に「隠痛(持続性の微痛)・空痛(空虚感のある痛み)・墜痛(下腹部が重苦しく便意のあるような痛み)・酸痛(だるい痛み)があるが、その場所は分からない」と訴える/筋膜反応点が疼痛区域に沿ってあるいは通過する経筋に散在して分布。

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