第51回日本伝統鍼灸学会学術大会 鍼灸界の新たな扉を開く契機に

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投稿日:2023.11.25

あはき学術・教育

 日本伝統鍼灸学会の第51回学術大会が10月28日、29日に広島市東区の区民文化センターで開かれた。大会テーマは『風は西から』。『第31回日本刺絡学会学術大会』も併催で参加者は約400人にのぼった。

女性鍼灸師がどう存在感を示すか

 会頭講演で清水尚道氏(日本刺絡学会会長)は、今大会の会頭に決まっていた南絵美子氏の急逝にふれ、「新しい風を吹かせたい」との思いに賛同し、日本刺絡学会の学術大会の併催と大会会頭代理を引き受けることを決めたと説明した。南氏が生前に作成したスライドをベースに、女性鍼灸師の活躍を願い、「私らしい」主体性をもって選択し歩む後押しをする活動に取り組んだことや、「癌サバイバー」となっても新しいチャレンジを模索し続けた姿を伝えた。また伝統鍼灸について、先生方に技術や知識を披露してもらい、経験できる機会を設けることが必要だと述べ「臨床の力になる学術大会になるよう願っている」と結んだ。

清水尚道氏

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