あマ指師課程新設をめぐる裁判・東京控訴審 いきなり結審、判決12月8日に
2020.10.09
投稿日:2022.02.10
今回の内容
・産後うつ病に鍼+知熱灸治療―抗うつ薬とのランダム化比較(中国鍼灸、2021年12期)
・うつ病患者の鍼治療―臨床効果と脳波への影響(鍼灸臨床雑誌、2021年6期)
広西中医薬大学・林媛媛らは、産後うつ病(PPD)患者で、抗うつ薬群より鍼灸群の効果が良かったと報告(中国鍼灸、2021年12期)。
対象=PPDと診断された60例、平均30±5歳(21~40歳)、平均罹患期間約2.5週間(2~4週間)、ハミルトンうつ病評価尺度(HAMD)で軽度・中等度のうつ病、最近2週間以内に抗うつ薬治療なし。これをランダムに、薬物群・鍼灸群各30例に分けた。
治療法=両群とも毎週1回30分間の心理療法を併用、連続8週間。
<薬物療法>セルトラリン塩酸塩錠(sertraline hydrochloride)50mg、毎日1回、連続8週間。
<鍼治療>①取穴―気海・足三里・血海・合谷・三陰交・太渓・百会・印堂・膻中・天枢・外関・太衝。②操作―0.25×25mmの鍼で、百会には後方に水平刺10~15mm。印堂・膻中には下方に水平刺5~10mm。その他穴は直刺10~15mm。得気後に、合谷・三陰交には捻転補法(毎分100回)、その他穴には平補平瀉捻転法(毎分150回)、いずれも行鍼1回(毎回毎穴5秒間)、置鍼30分間。2日1回、毎週3回、連続8週間。
<知熱灸治療>①取穴―心兪・脾兪・肝兪・腎兪。②操作―モグサを直径2mm高さ3mmの円錐形にし、パラフィン油を塗ったツボに置き点火。患者が局部に灼痛感を自覚したらモグサを取り去る。毎穴3壮、2日1回、毎週3回、連続8週間。
観察指標=治療前・後と終了3カ月後。①HAMD、②エジンバラ産後うつ病自己評価票(EPDS)、③QOL尺度(WHOQOL-BREF)。
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