連載『中国医学情報』200 脳卒中後の嚥下障害の刺絡・鍼治療効果(上海鍼灸雑誌)ほか

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投稿日:2021.11.10

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今回の内容
・脳卒中後の嚥下障害の刺絡・鍼治療効果―介入時期によるランダム化比較(鍼灸臨床雑誌)
・うつ病の鍼治療効果―抗うつ薬とランダム化比較(鍼灸臨床雑誌)

☆脳卒中後の嚥下障害の刺絡・鍼治療効果―介入時期によるランダム化比較

 南京医科大学付属江蘇盛沢病院・沈旭らは、脳卒中後の嚥下障害84例で、介入時期による刺絡・鍼治療効果を比較(鍼灸臨床雑誌、2021年5期)。

 対象=入院患者84例。男58例・女26例、平均約62歳(42~77歳)、入院時の脳卒中神経学的重症度評価:NIHSS(正常0点、最高42点)は平均約22点。これをランダムに、A・B・C群各28例に分けた。刺絡・鍼治療開始は、A群が入院後3日目、B群が同7日目、C群が同10日目。

 治療法=3群とも毎日1回、連続6日で1日休止、計3週間治療。
<鍼治療>①取穴―合谷・曲池・崑崙・足三里。②操作―0.35×50mmの鍼で置鍼毎穴30分間。
<刺絡治療>①取穴―金津・玉液。②操作―同上鍼で点刺出血(置鍼はなし)。

 観察指標=①包括的評価:SSA(Standardized Swallowing Assessment)、②栄養評価:MNA(Mini Nutritional Assessment)、③水飲みテスト(窪田式)、④生活の質:QOL。

 結果=

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