連載『医療再考』23 未来に向けて今から準備すべきこと

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投稿日:2021.01.08

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 未来の医療や鍼灸はどうなるのでしょう。これまで伝えてきたように、デジタル化されていくことは間違いありません。そして、情報という新しい通貨がやり取りされ、今まで考えることもできなかった新しい組み合わせが作られ、予想もしなかった健康や医療の形が提供されることになるでしょう。未来の医療、そして鍼灸は、今まで以上に様々な業種とコラボレーションし、エンターテインメント化していくものと思われます。我々は鍼灸治療の一連の過程をデジタル化に伴って分断化し、鍼灸師の持つ情報を細分化していく必要があると説明してきました。その際に最も大切なのは、たまたま何かと掛け合わされることで生まれる偶然な未来を選ぶよりも、鍼灸師が描きたい未来に近づけるために何と掛け合わせたいのかをデザインし、分断化し、データを取ることです。医療としての鍼灸か、健康増進としての鍼灸かの選択が迫られていますし、その選択によって集める情報も大きく異なってきます。

 高齢化率の増加やストレス疾患の増加など、現状を考えると医療という分野は一見未開拓の市場「ブルーオーシャン」にも見えます。しかし、

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