連載『汗とウンコとオシッコと…』192 腫れと乾き

  • TOP
  • 連載『汗とウンコとオシッコと…』192 腫れと乾き

投稿日:2020.08.07

連載

 経験が無いくらい、今年の梅雨は長い。例年なら7月末、祇園祭が終わる頃にはうだるような暑さとセミの声で起こされる朝があったものだが、今年はうすら寒く、夕方はヒグラシが鳴き、時折見せる青空には筋雲が浮かんでいる。秋を思わせるような気候だ……。
 長期にわたる気圧の低さは、地上にいながらエコノミー症候群のような症状を引き起こす。高張性脱水を形成して下肢の浮腫みや転筋などを生じ、コロナ騒動でのマスク着用で頭だけのぼせて、眼に負担を強い、視力、特に老眼が悪化し、更にはマスクで熱中症のようになる。事実、救急車の搬送数は10倍だとか……。
 
「先生、今日は二人で来ました~」
 来院したのはアラフィフ二人組の女性。細身のやや色の黒い寄木さんと、ちょっとぽっちゃり色白の竹上さんだ。

こちらは有料記事です。デジタル版に登録すると続きをお読みいただけます。

連載

この記事をシェアする

広告 ×

本研究会は、日本で最大数の臨床実績をもつ「塩川カイロプラクティック」が主催されている内容で、現場で即活かせる”哲学×科学×技術”を総合的に学ぶ絶好の機会となります!

全柔協 R7年度 カイロ&オステ研究会OPEN