『ちょっと、おじゃまします』 ~包帯にこだわりあり~ 大阪市西成区<くりもと鍼灸整骨院>
2019.12.25
万人向けに作られているサポーターよりも、個々の患者さんの状態に合わせてフィットさせられるからと、包帯を多用している柔整師の栗本秋先生。自身も敏感肌なので患者さんには肌が弱くないか必ず尋ね、かゆくなったりしないよう巻き方も工夫。熱感、腫脹がある時はテーピングだとかぶれやすいので、やはり包帯を使うといいます。
昨年他界した父親も開業柔整師で、院に併設した柔道場の主でもありました。当然のように、栗本先生も柔道一直線。大学まで続けました。道場では門下生のケガを父親が治療していましたが、我が子の軽い捻挫程度なら少し手当てをして「あとは自分でやっとき」と放任。父親の見よう見まねで包帯を巻いているうちに「楽しくなってきた」といいます。学校の柔道の部活でも、先輩や後輩の包帯の巻き直しをしていて好評だったとか。大学卒業後、柔整師を目指すのですが、意外なことに父親は大反対。「女性が開業するとなかなか結婚できません。父は古いタイプの人だったので……」と振り返ります。賛成してくれていた母親と、父親の友人たちの後押しもあって専門学校に入学。既に別の場所で開業していた兄の院をはじめ、複数の院で修業しました。
独立後、一時は東京で開業するも諸事情により帰阪。紆余曲折ありましたが、現在は専門学校の同級生で鍼灸師・柔整師の溝口有亮先生と共同で院を営んでいます。東京時代は社団のボランティアでマラソンの救護に当たったり、大阪に戻ってきてからは知人が帯同する柔道大会の救護に参加したりと、スポーツに関わる外傷を診るのが好きだという栗本先生。ただ、開業して間がない今は患者さんの多くは近所の高齢者とのことで、集患のプランを模索中です。
現在の整骨院は父親の院の跡地にあり、柔道場は兄が引き継いでいて健在。栗本先生も通ってくる子どもたちに柔道を教えています。
栗本 秋先生
平成14年明治東洋医学院専門学校柔整学科卒、同年柔整師免許取得。43歳



