『医療は国民のために』241 医療保険財政基盤としてのマクロ的到達点の受け皿は「民間保険」だ
2018.02.10
我が国の今後の医療保険における財政政策をマクロ(巨視)的な視点で見た場合、到達点目標を達成するための方向性は、大きく二つに分けることができる。 (さらに…)
『医療は国民のために』241 医療保険財政基盤としてのマクロ的到達点の受け皿は「民間保険」だ
『医療は国民のために』241 医療保険財政基盤としてのマクロ的到達点の受け皿は「民間保険」だ
2018.02.10
我が国の今後の医療保険における財政政策をマクロ(巨視)的な視点で見た場合、到達点目標を達成するための方向性は、大きく二つに分けることができる。 (さらに…)
第18回あはき療養費検討専門委員会 受領委任導入前の論戦続く
第18回あはき療養費検討専門委員会 受領委任導入前の論戦続く
2018.02.10
往療距離加算の廃止と再同意の文書化、行き過ぎ?
1月31日、都内で開かれた『第18回あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会』では、受領委任導入の前に先行実施される不正対策について、これまでの議論をまとめた厚労省案が示された。「往療内訳書」や、医師に再同意の判断を求める際に送付する「施術報告書」、患者に施術内容を確認してもらうために交付する「一時負担金明細書」といった文書の新たな作成が盛り込まれたほか、往療料や再同意の在り方を巡っては問題ごとに二つの案(下記参照)が提案されたが、業界側と保険者側の間で意見に大きな隔たりがあった。 (さらに…)
刺鍼で長胸神経麻痺「まずあり得ない」 尾﨑朋文氏、日本臨床鍼灸懇話会で解説
刺鍼で長胸神経麻痺「まずあり得ない」 尾﨑朋文氏、日本臨床鍼灸懇話会で解説
2018.02.10
日本臨床鍼灸懇話会の定例会が昨年12月10日、大阪市東成区の森ノ宮医療学園専門学校で開催された。 (さらに…)
あマ指師課程新設非認定処分取消裁判・大阪 第7回口頭弁論
あマ指師課程新設非認定処分取消裁判・大阪 第7回口頭弁論
2018.02.10
学園側「全国一律で新設規制は不可解」
19条制定前のあはき審議会では地域性に着目?
学校法人平成医療学園らが、晴眼者のあん摩マッサージ指圧師養成課程の新設申請を認めなかった国に対し、処分取消を求めて提訴した裁判で、1月19日、第7回口頭弁論が大阪地裁であった。あはき法19条1項が職業選択の自由を制限している(憲法22条違反)と訴える原告側が、全国一律で新設を規制していることや視覚障害者を巡る経済環境が改善されているとの側面から従来の主張を補足する文書を提出した。 (さらに…)
文科省発表 柔整・鍼灸「専門職大学」4校申請
文科省発表 柔整・鍼灸「専門職大学」4校申請
2018.02.10
秋までに開設の可否を判断
文部科学省が昨年12月21日に発表した平成31年度開設予定の開設申請があった「専門職大学」13校の中に、柔道整復・鍼灸の課程を持つ学校が4校あることが分かった。
【専門職大学】
平成31年度より創設される新たな高等教育機関。卒業すれば大学と同様に学士の学位を得ることができる。既存の大学と比べて、専任教員数のおよそ4割以上を実務経験者とし、適切な指導体制の確保された企業内実習を単位に含むなど、より実践的な職業教育に重点を置く。
(さらに…)
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』85 国民の意識改革から健康保険の利用の仕方を変えるべき
連載『織田聡の日本型統合医療“考”』85 国民の意識改革から健康保険の利用の仕方を変えるべき
2018.02.10
2018年度の診療報酬・介護報酬改定のテーマは、地域包括ケアシステムの実現のための、かかりつけ医やかかりつけ薬剤師などの各職種の職域拡大に加え、多職種連携とその連携のための遠隔診療にあるようです。
改定が抜本的にならないのは仕方がないにせよ、大きな流れとしては負担の分散や連携による効率化に焦点が当たっているのは間違いありません。一方、今まで地域包括ケアシステムの実現のために過大評価されていたサービスからいつはしごが外されるかは、皆が不安に思っているところでしょう。 (さらに…)
連載『中国医学情報』155 谷田伸治
連載『中国医学情報』155 谷田伸治
2018.02.10
☆潰瘍性大腸炎には章門穴の棒灸併用
広東省の仏山市第一人民病院・羅廷威らは、難病の潰瘍性大腸炎(UC: Ulcerative colitis)患者で、薬物単独治療(Mesalazine服用)と棒灸併用治療との効果を比べ報告した(上海鍼灸雑誌、17年10期)。 (さらに…)
平成出版から新刊2冊 『統合医療の哲学』『医の智の会話』
平成出版から新刊2冊 『統合医療の哲学』『医の智の会話』
2018.02.10
『統合医療の哲学』『医の智の会話』
ジャングルカンファレンス理論編・実践編
平成出版から新刊『統合医療の哲学 ジャングルカンファレンス理論編』と『医の智の会話ジャングルカンファレンス実践編』が発行された。理論編の著者は一般社団法人統合医療カンファレンス協会代表理事の小池弘人氏で、実践編は小池氏と同協会理事の山本広高氏、群馬大学多職種連携教育研究研修センターの松井弘樹氏との共著。四六判で理論編は271頁、実践編は185頁。本体価格はいずれも1,800円。
様々な治療家、医療従事者が集い、同じ患者にそれぞれのアプローチや見解を共有する場、「ジャングルカンファレンス」。理論編はジャングルカンファレンスの背景となる思想である多元主義とプラグマティズムについて解説。実践編は実際のカンファレンスで取り上げられた症例や会話を紹介する。
(さらに…)
JATI第12回トレーニング指導者研修・交流会 筋温維持でパフォーマンス向上
JATI第12回トレーニング指導者研修・交流会 筋温維持でパフォーマンス向上
2018.02.10
ウオームアップ後から競技直前まで
特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会(JATI)の「第12回トレーニング指導者研修・交流会」が昨年12月17日、帝京平成大学の中野キャンパス(東京都中野区)で開催された。
海外講師招聘講演はオーストラリアストレングス&コンディショニング協会のChris Gaviglio氏と英国ストレングス&コンディショニング協会のPaul J. Read氏が登壇した。 (さらに…)
Q&A『上田がお答えいたします』 保健所は広告に関して指導はできても命令する権限は無い
Q&A『上田がお答えいたします』 保健所は広告に関して指導はできても命令する権限は無い
2018.02.10
Q.
柔整療養費検討専門委員会などでは、不適正な広告を掲げている施術所への保健所による指導の徹底が求められていると聞きました。指導されたら必ず従わなければならなくなるということでしょうか。
A.
保健所が行えるのは指導だけであって、命令権限はありません。 (さらに…)
連載『汗とウンコとオシッコと…』162 春はあけぼの、やうやう青く上がりなん……
連載『汗とウンコとオシッコと…』162 春はあけぼの、やうやう青く上がりなん……
2018.02.10
大寒を過ぎてから、急激に冷えてきた。人の日常を脅かすほどの雪が降り、風は肌を刺すように冷たいものの、日差しだけに目を凝らせば、既に春のようだ。大寒前はもう「三寒四温」の到来かと思えたが、やはり、母なる地球は立春に向けてちゃんと帳尻を合わせてくる。人の身体はと言えば、この冷え込みで四肢末梢血管が急速に収縮して体幹部に血を集める。おのずと血圧が上がり、循環器に問題がある人は特に大変だ。
「先生、年末からなんですけど、だんだんと右腕が痺れてきて、力が入りにくいんです。頸を斜め後ろに倒すと、ビンと響いて……」
と訴える女性が来院した。40台前半の少し小太りの体格で未婚。職業は看護師、週に2回の夜勤。性格はなかなかどうして看護師らしからぬチャキチャキ系で、「白衣の天使」のイメージとは正反対といったところか……。 (さらに…)
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』13 子どもの価値観を変える~子どもの健康教育を考える~
連載『未来の鍼灸師のために今やるべきこと』13 子どもの価値観を変える~子どもの健康教育を考える~
2018.02.10
「子どもは親の鏡」といわれるように、子どもには親の考え方や習慣が反映されていくものです。健康に対する捉え方も例外ではなく、病気や健康に対する価値観は子どもの頃に形成されます。子どもの頃に病気にどのように対処していたかが、その後の人生に大きな影響を与えていくという話には以前も触れましたね。昔のように家庭で病気を予防するという習慣が薄れ、「何かあったら病院で解決する方が早い」という価値観が生まれているのも事実です。その意味で、子どもたちの健康に対する価値観をどのように形成していくのかを真剣に考えなければ、医療費の削減はありません。そこで、幼稚園、小・中学校の義務教育において特別講師として保健の授業で行っている試みを紹介します。 (さらに…)
『ちょっと、おじゃまします』 ~産後のママさんを支える~ 大阪市北区<とよさき整骨院>
『ちょっと、おじゃまします』 ~産後のママさんを支える~ 大阪市北区<とよさき整骨院>
2018.02.10
骨盤の歪みや肩こり、腰痛、坐骨神経痛、自律神経失調症といった産後の諸症状をメインに治療する「とよさき整骨院」。院長の川村淳先生はあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師の国家資格の持ち主です。3児の父でもある川村先生は、奥様の出産から社会復帰までを見ていく過程で世のお母さんたちの大変な思いを知り、「産後専門」を目指すようになったといいます。 (さらに…)
今日の一冊 食事のせいで、死なないために[食材別編]
今日の一冊 食事のせいで、死なないために[食材別編]
2018.02.10
食事のせいで、死なないために[食材別編]
マイケル・グレガー 著
NHK出版 1,944円
1日当たりの豆類の摂取量が20㌘増えるごとに早死にのリスクが8%下がる。毎日の食事に緑色野菜を1品目増やすごとに心臓発作や脳卒中のリスクが20%下がる。豆腐を食べることで胃癌のリスクが50%下がる――。「私たちを死に至らしめるのは、運命ではなく毎日の食事だ!」と断言する著者は、医学博士で栄養、食の安全の専門家。エビデンスに基づいて健康に良いとされる食材を品目別に解説し、美味しい食べ方も紹介する。「筋肉痛を野菜や果物で治す」「食生活を改善すると外見も良くなる」といった話題も。
編集後記
編集後記
2018.02.10
▽「義理チョコをやめよう」。有名チョコレートメーカーのゴディバが、日経新聞にそんな意見広告を出して話題になりました。「そもそもバレンタインは、純粋に気持ちを伝える日。社内の人間関係を調整する日ではない」そうで、男性側にも「義理チョコ、ムリしないで」という呼びかけを求めています。インターネット上の反応を見てみると、「本命チョコに選ばれるメーカーだからそんなことが言える」という男性がいる一方で、「義理チョコの定番が声を上げてくれた意味は大きい」と評価する女性の声も……。うーん、世界の縮図。そもそも義理も本命もチョコレート会社の発案な気もしますが。どちらにも縁のない身としては、15日に値引きされるチョコレートのラインナップが気になるばかりです。(平)
柔整療養費 施術管理者の要件追加、厚労省が通知 実務経験と研修受講、4月より
柔整療養費 施術管理者の要件追加、厚労省が通知 実務経験と研修受講、4月より
2018.01.25
新卒者は特例あり、既卒者は扱い示されず
柔整師が療養費の受領委任を取り扱う施術管理者になる場合の要件として、4月1日以降、実務経験と研修の受講が義務付けられることになった。1月16日付の厚労省通知で協定・契約が一部改正された。 (さらに…)
柔整療養費の「施術管理者の新要件」に関する通知等(要旨)
柔整療養費の「施術管理者の新要件」に関する通知等(要旨)
2018.01.25
柔整療養費の受領委任を取り扱う施術管理者に関する要件が、1月16日付の厚労省通知等により一部改正された。4月1日より適用。改正内容の要旨は次の通り。(前ページ参照) (さらに…)
『医療は国民のために』240 「施術管理者」にならなくとも柔整療養費を代理受領?
『医療は国民のために』240 「施術管理者」にならなくとも柔整療養費を代理受領?
2018.01.25
柔整療養費の適正化と銘打って、保険請求できる柔整師を大幅に抑制するために、「実務経験」と「研修の受講」を施術管理者になるための要件に加えるとする厚労省通知が発出された。当然、この2つの新要件をクリアできなければ受領委任の取り扱いができず、私から見れば、単に柔整療養費の抑制を狙った方策としか考えられない。しかし、受領委任の取り扱いについて詳細に検討してみると、必ずしも施術管理者にならなくとも「代理受領」で従来通り保険請求できると考えられなくもない。 (さらに…)
平成27年度の療養費推計値 柔整3,789億円、4年連続減
平成27年度の療養費推計値 柔整3,789億円、4年連続減
2018.01.25
鍼灸394億円、マッサージ700億円
厚生労働省はこのほど、平成27年度の柔道整復、はり・きゅう、マッサージの療養費推計値(医療保険分)を公表した。 (さらに…)
第19回日本スポーツ整復療法学会大会 シンポジウム『スポーツ整復療法学の明日』
第19回日本スポーツ整復療法学会大会 シンポジウム『スポーツ整復療法学の明日』
2018.01.25
谷口氏「保険に頼らない柔整師像を」
伊藤氏「鍼灸師の役割はコンディショニング」
日本スポーツ整復療法学会の第19回大会が昨年12月9日、10日、明治東洋医学院専門学校(大阪府吹田市)で開催された。
大会特別シンポジウム『スポーツ整復療法学の明日』では、学校法人明治東洋医学院理事長の谷口和彦氏が「教育」、明治国際医療大学鍼灸学部教授の伊藤和憲氏が「鍼灸」、同大学保健医療学部救急救命学科准教授の植田広樹氏が「救急」と、三つの立場から講演が行われた。 (さらに…)