連載『先人に学ぶ柔道整復』四十六 三浦勤之助(後編)公認を果たした中央衛生会への働きかけ
2025.12.02
今回は、柔道整復術が公認された中央衛生会での三浦の重要な働きかけについてみてみたいと思います。
大正7(1918)年、内務省で柔道接骨術の公認案が出来上がります。翌年の大正8(1919)年に帝国議会を通過しますが、その後、中央衛生会(医学博士2名、有識者2名で構成。内務省に設置され、衛生行政の重要事項について内務大臣に意見を述べる諮問機関)で反対する声に直面します。
その理由は、明治39(1906)年に田代義徳の尽力により (さらに…)




