連載『先人に学ぶ柔道整復』四十五 三浦勤之助(中編)医師として柔道接骨術公認に尽力
2025.09.04
今回は、三浦が柔道接骨術公認期成会において講習会活動の主導的立場で尽力したことについてみてみたいと思います。
大正2(1913)年、天神真楊流柔術家であり、柔道家の萩原七郎を中心としたメンバーで「柔道接骨術公認期成会」が設立されました。
その当時、柔道の町道場では、大半の師範が按摩業者か、「従来接骨業」の門下に入って患者を施術していました。萩原自身も従来接骨業の戸沢正徳のもとで施術を行っています。しかし、接骨治療は取り締りが厳しく、 (さらに…)