『ちょっと、おじゃまします』 ~困っている人を助けたい~ 大阪府堺市<みき訪問マッサージ・はり・きゅう院>
2019.07.25
1101号(2019年7月25日号)、ちょっと、おじゃまします、
「困っている人を助けたい」。その一心で仕事に臨んでいるという、柔整師・あはき師の三木秀輝先生。往療専門の治療院を立ち上げておよそ半年、地域の高齢者のコミュニティーに足しげく通ったり、近隣の介護事業所へあいさつ回りをするなどした結果、「おかげさまで、今では1日10人ぐらいの患者さんがいます」とのことです。
高校一年生の時、治療家だった父親が癌で他界。多くの患者さんが弔問に訪れ、別れを惜しんだといいます。大学へ進学して体育教師を目指していましたが、その時のことが忘れられず、父と同じ道へ。ある時、勤め先の鍼灸整骨院の患者さんがぱったりと来なくなったそうです。ご家族によると、足の骨折で入院したのがきっかけで認知症になり、一人で出歩くのもままならなくなったとのこと。そういう人の助けになりたいと、往療専門を標榜して独立しました。新規の患者さんの主治医はもちろんのこと、ケアマネジャーや訪問介護・看護など、患者さんを取り巻く医療・介護・福祉関係者へのあいさつは欠かさないという三木先生。同意書を得るのはほとんどが主治医からだとか。まれに首を縦に振らないドクターもおり、患者さんがどうしても鍼灸マッサージの施術を受けたいという場合に限って、自費の施術を勧めているそうです。患者さんのご家族や介護施設の職員に請われて彼らのケアをすることも少なくないといい、「困っているのは患者さんだけではありません」と指摘しました。
地域の同業者と折あるごとに集まり、情報交換や仕事の悩みを打ち明け合っているとのこと。今後は、患者さんを開業したての同業者へ委託したり、より多くの患者さんの助けになるよう、そういった同業者たちの組織化も視野に入れていると、三木先生は語ってくれました。
三木秀輝先生
平成27年関西医療学園専門学校柔道整復学科卒、同年柔整師免許取得。平成30年同東洋医療学科卒、同年あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師免許取得。29歳
▲治療道具一式。体温計と血圧計、セイリンの「ピコリナ」も携行