一枝のゆめフェスタ2019 第2回あん摩マッサージ指圧コンテスト
2019.10.25
9月21日に東京都江東区の東京有明医療大学で開催された『一枝のゆめフェスタ2019』において、日本全国のあん摩マッサージ指圧師が集い、手技とホスピタリティーを兼ね備えた「日本一」を競う、第2回あん摩マッサージ指圧コンテストが開催された。主催は一般財団法人一枝のゆめ財団(矢野忠理事長)。
コンテストの参加者は26人。審査は、15分による施術(ベッド、背腰部)を2人の評価者が採点するプロ審査、10分間の施術を3人の評価者が採点する一般参加者の審査に分けて行われた。プロ審査の採点項目は実技(軽擦、揉捏、指圧、叩打法)のほか、身だしなみやコミュニケーション、主訴の聞き取りなど計14項目。一般審査は、マナー・接遇、手技の満足度、リピート希望の3項目。
前チャンピオン「5回、10回続いて」
審査委員長「『リピーター増』へ研鑽を」
審査の結果、最優秀賞・日本盲人会連合会会長賞に輝いた東京都の鈴木健造氏(健康堂グループ)は、「17歳の時に整骨院の受付から始まり、日々患者さんの健康と笑顔と元気のために頑張ってきた成果だと思います」と優勝の喜びを語った。
初代チャンピオンで、今回はプロ審査員を務めた太田一郎氏(東海医療学園専門学校付属総合臨床センター長)は、「第2回があることをずっと祈って今日を迎えることができました。5回、10回と賞が続き、それを通じてあん摩マッサージ指圧師という仕事の素晴らしさがもっと広まっていけば良いなと思います」と祝辞を述べた。
また、一般審査で審査委員長を務めた香川邦夫氏は大会を振り返り、「『この人にもう一度診てもらいたい』、リピーターになりたいかという視点を最も重視して採点していた。また、出場者の方も、リピーターを増やしたいという思いから出場を決意した方は多いのではないかと思う。いずれも大変素晴らしい技能を持った方々だったが、患者に求められるかどうかは、常に青天井。これからも研鑽を続けてほしい」と呼びかけた。
フェスタでは特別講演として『呼吸と健康』(本間生夫氏・東京有明医療大学学長)、『皮膚科学からみたスキンケアとその実践』(柳原智子氏・前高崎商科短大特任講師)の2題、呼吸筋ストレッチ体操、血管年齢・肺機能測定、耳つぼジュエリー体験、ベッドサイド英会話教室といったイベントが行われた。



